MORISAKI WIN(森崎ウィン)『MORISAKI WIN -Dancing Charter Flight-』開催 会場全体を巻き込んだ熱いパフォーマンスで観客を魅了

2022.5.9
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『MORISAKI WIN -Dancing Charter Flight-』

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MORISAKI WINが、2022年5月5日(木・祝)に東京・昭和女子大学人見記念講堂にて、東阪ライブツアー『MORISAKI WIN -Dancing Charter Flight-』の東京公演を行った。

2008年からダンスヴォーカルグループやミュージカル、映画、ドラマなど、様々なフィールドで活躍してきた森崎ウィンは、2020年7月にアジアから世界へ発信するエンターテイナー・MORISAKI WINとしてメジャーデビュー。

国内だけでなく、海外を視野に入れた音楽活動に積極的に取り組み、同年5月にリリースした1stアルバム『Flight』は5つの音楽配信サービスで1位を獲得。飛行機好きを公言し、自身を“CAPTAIN”、ファンを“CREW”、ライブを“FLIGHT”と呼ぶWINは、2021年9月に恵比寿ザ・ガーデンホールで初の有観客ワンマンライブ『MORISAKI WIN FIRST FLIGHT』を行い、同年12月にはZepp Hanedaで追加公演『MORISAKI WIN FIRST FLIGHT〜Transit〜』を開催。約5ヶ月ぶりとなる本公演は<Dancing Charter Flight>と題し “ダンスで魅せる”ライブツアーとなっていた。

東京公演は昼夜2公演が行われ、<Day Flight>と名付けられた昼公演のフライトは予定時刻から5分ほど遅れて出発。場内が暗転すると、飛行機のエンジン音が鳴り響く中で、CAのようなキャリーバッグを持った女性4人によるCrumple Dancersと宮野弦士(Gt,Key)、武宮優馬(Ba)、油布郁(Dr)からなるCrumple Bandが姿を見せた。

やがて、ステージ上段にバックライトに照らされたWINのシルエットが浮かび、「Live in the Moment」のサビをアカペラで歌い出し、観客の心をふわりと浮き上がらせた後、「Fly with me」に突入し、ここではないどこかへと連れていってくれるフライトのようなライブはスタートした。

WINがダンサーとともにキレのあるパフォーマンスを繰り広げると、観客は自然と立ち上がって盛大なクラップを沸き起こし、続く「Be Free」では会場中が一体となってジャンプを連発。さらに、「What U Wanna Do」では手をあげて前後に揺らし、WINが曲中に「みなさん、いいですね。やべー。めっちゃ楽しいんだけど。あはははは」と大きな盛り上がりをみせた。

「最後の最後までMORISAKI WINに酔いしれて帰ってください」という挨拶を挟み、ミステリアスでダークな英語歌詞のR&B「Blind Mind」から、熱気に満ちていた場内のムードは一転し、しっとりと聴き入る雰囲気へと変わった。

スラップベースが鳴り響くファンクナンバー「UNBORKEN WORLD」は、スタンドマイクで軽やかなステップを踏みながら世界平和を祈るように歌唱し、「d.t.s.m.」では女性ダンサーと同じフリのダンスを何度も踊りながらも、ファンク、ディスコ、R&Bとサウンドの変化に合わせて、二人がさまざまな距離感をとることでストーリーを展開。

「Wonderland」では再び一変させ、両手を広げて伸びやかな歌声を響かせ、バンドとのアンサンブルで世界観をダイナミックに拡大させていったが、飛行機で言えば、機内の照明が消え、乗客の多くが毛布を被って眠る中で、小さな機内モニターに映る映像をぼんやりと眺めながら過去を振り返っているような内省的な時間となっていた。

MORISAKI WIN(森崎ウィン)

ダンサーによるダンストラックとバンドのソロ回しを経て、ミックスボイスやファルセット、ウィスパーやオートチューンなど、WINの多彩な歌声の魅力が発揮された「JUST GO」からは目の前に夜の空の風景が一気に広がっていった。

シンガーソングライターのTHE CHARM PARKが提供した全編英語詞のADM(アコースティックダンスミュージック)となっている「anymore」では階段で座って歌唱しながら、もやもやした気持ちを夜空に解き放ち、「Midnight」では月に孤独を打ち明け、ステージの前方に座って歌ったR&Bバラード「Love in the Stars -星が巡り会う夜に」では母国ミャンマーへの思いを見えない時も輝く星に重ねて歌い上げると観客からは感動を表す温かい拍手が沸き起こった。

ここで、5月2日に配信されたばかりの新曲「My Place, Your Place」を大阪公演で初披露した際の話になり、「結構、評判が良くて。記録に残したいという声が多かったんだよね」と明かし、この曲のみで動画や写真の撮影を許可。

驚きの声を上げた観客がスマホの準備をする間に「気持ちの中では思っていても口に出していうのはためらったりとか、長い付き合いの人だからこそ余計に言えないこともあると思う。でも、音楽だと、楽曲に背中を押されるように素直に言えるんですよね。僕はこの曲に乗せて、皆さんに思いを届けさせください」と語り、ファンへの気持ちも込めたストレートなラブソングを歌唱。メロラップやアカペラも含むミドルナンバーで、<僕を信じて>とパワフルな歌声でアピール。ファンクポップ「Me, Myself and I」では観客も一緒に踊り、空に虹をかけるように観客全員で大きく手を左右に振った「パレード - PARADE」で楽しく明るい空気と笑顔に満ち満ちた中で本編の幕は閉じた。

大きな拍手を受けてステージに戻ってきたWINは、「今、みんな、俺と目が合ったよな。これで、お前らと縁ができたな」と語り、スーパー戦隊シリーズの第46作目となる最新作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のOP主題歌「俺こそオンリーワン」とEDテーマ「Don’t Boo! ドンブラザーズ」を2曲続けてパフォーマンス。 WINのパンチの効いた歌唱に対し、観客は声を出せない代わりにオリジナルグッズとして発売されたシェイカーなどを振ってお祭りのように盛り上がった。

ここで、WINは、スーパー戦隊シリーズの主題歌のオファーを受けた際の心境について振り返り、「すごくプレッシャーがあったんですけど、MORISAKI WINに対する愛や理解もすごく感じたんです。歴史のあるシリーズに参加できて本当に光栄ですし、ライブで歌えてめちゃくちゃ楽しかったです。『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』は1年間続くので、この楽曲たちがどう変化し、成長していくのかも楽しみです」と語った。

そして、最後に海外作家によるファンキーなダンスナンバー「Live in the Moment」をダンサーともに軽快に歌い踊り、ステージを後にしたが、拍手が鳴り止まずに、ダブルアンコールが実現。ミャンマーのドラマの劇中で歌唱するために2017年に作った自作曲で、鯉のぼりが泳ぐ空をはじめとした日本の四季折々が描かれている「おばあちゃんの言葉」をアコースティックギターの弾き語りで歌唱。「小さい頃は、おばあちゃんやお母さんの言葉にうるさいなと思うこともたくさんありました。でも、大人になって、自立して、いろんな仲間やCREWの皆さんと出会って。今、こうして一緒に人生を歩んで行くときに、昔に言われたおばあちゃんの言葉がすごく身に染みています。みんなの胸の中にもそれぞれ、そういう言葉があると思います。自分のルーツを忘れずに生きてほしいというのが1番のメッセージです」と観客に向かってまっすぐに語りかけ、「この瞬間、このスペースで、こんなにも楽しい時間を作れたことは、僕の人生の中で宝となりました。この宝を抱きしめて、これからも精進していきます。一緒に最高の景色を見に行けたらなと思いますので、末長くよろしくお願いします」と深々とお辞儀をし、「Dancing Charter Flight」の旅は新たな決意表明をもって締め括られた。

◆セットリスト

1.Fly with me

2.Be Free

3.What U Wanna Do

4.Blind Mind

5.UNBROKEN WORLD

6.d.s.t.m.

7.WonderLand

8.JUST GO

9.anymore

10.Midnight

11.Love in the Stars - 星が巡り逢う夜に -

12.My Place, Your Place

13.Me, Myself and I

14.パレード - PARADE

EN1.俺こそオンリーワン

EN2.Don't Boo!ドンブラザーズ

EN3.Live in the Moment

W EN1.おばあちゃんの言葉

リリース情報

  • イープラス
  • 森崎ウィン
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