サモ・ハンやジョニー・トー監督らのオムニバス、木竜麻生・藤原季節共演の青春映画など 『新宿東口映画祭2022』新作&企画上映を発表

2022.5.12
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『七人樂隊/Septet:The Story of Hong Kong(原題)』 (C)2021 Media Asia Film Production Limited All Rights Reserved

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5月27日(金)から6月9日(木)の期間に東京・武蔵野館とシネマカリテにて開催される『新宿東口映画祭2022』の新作と企画上映作品とスケジュールが発表された。

『わたし達はおとな』 (C)2022『わたし達はおとな』製作委員会

新作では、サモ・ハン、アン・ホイ、パトリック・タム、ユエン・ウーピン、ジョニー・トー、リンゴ・ラム、ツイ・ハークの7監督によるオムニバス映画『七人樂隊/Septet:The Story of Hong Kong(原題)』のほか、木竜麻生・藤原季節共演の青春映画『わたし達はおとな』、スタントマンの生き様を描く『狼 LONE WOLF』の三本を上映。『狼 LONE WOLF』では、監督と俳優による上映後のトークショーが行われることも決定している。

『狼 LONEWOLF』 (C)2022「狼 LONEWOLF」製作委員会

企画上映では、実写とアニメーションの無声映画がラインナップ。『カリガリ博士』では、今回の上映会場である武蔵野館でかつて弁士として活躍していた徳川夢声と福地悟朗の音声を復元して上映が行われる。『陽気な巴里っ子』は、徳川夢声のお気に入りの作品。今回の上映では弁士の第一人者・澤登翠氏が作品を説明する。

『カリガリ博士』 写真提供:マツダ映画社

『陽気な巴里っ子』 写真提供:喜劇映画研究会

アニメーションでは、「日本アニメの青春時代」と題し、1920年から1930年代の短編無声アニメーション6本を上映。1932年(昭和7年)に約50年後の1980年の世界を空想して製作された『大当たり空の円タク』などが上映される。

『大当たり空の円タク』 写真提供:マツダ映画社

『漫畫 魚の國』 写真提供:国立映画アーカイブ

『百年後の或る日』 写真提供:国立映画アーカイブ

『塙団右衛門化物退治の巻』(證城寺の狸囃子) 写真提供:マツダ映画社

『瘤取り』 写真提供:マツダ映画社

『心の力』  写真提供:国立映画アーカイブ

なお、会期の前半である5月27日から6月2日までは、シネマカリテでアニメーション作品を上映。後半は、武蔵野館に会場を移して実写映画の上映と提携企画の「第二回カツベン映画祭」が開催される。詳細は、映画祭公式サイトを確認しよう。

 

イベント情報

新宿東口映画祭2022 
期間:2022年5月27日(金)~6月9日(木)14日間
会場:
武蔵野館(〒160-0022 東京都新宿区新宿3-27-10 武蔵野ビル3F)
シネマカリテ(〒160-0022 東京都新宿区新宿3-37-12 新宿NOWAビルB1F) 
後援:新宿区/公益財団法人 新宿未来創造財団/一般社団法人 新宿観光振興協会
協力:新宿東口商店街振興組合/国立映画アーカイブ
Twitter:@shinjuku_f_fest
 
上映作品
<新作>
『七人樂隊/Septet:The Story of Hong Kong (原題)』
(2021年/香港/111分/DCP武蔵野エンタテインメント)
監督(物語順):サモ・ハン、アン・ホイ、パトリック・タム、ユエン・ウーピン、ジョニー・トー、リンゴ・ラム、ツイ・ハーク
製作:ジョニー・トー
出演(登場順):ティミー・ハン、フランシス・ン、ジェニファー・ユー、ユン・ワー、ン・ウィンシー、サイモン・ヤム、チョン・タッミン
配給:武蔵野エンタテインメント
(C)2021 Media Asia Film Production Limited All Rights Reserved
 
映画『わたし達はおとな』
(2022年/日本/109分/DCP)
監督 脚本:加藤拓也
出演:木竜麻生、藤原季節、菅野莉央、清水くるみ、森田想、桜田通、山崎紘菜、片岡礼子、石田ひかり、佐戸井けん太
配給:ラビットハウス
(C)2022『わたし達はおとな』製作委員会
 
映画『狼 LONEWOLF』
(2022年/日本/86分/DCP)
監督・脚本:六車俊治
出演:南翔太、石黒賢、石田卓也、池上季実子、髙橋昌志
配給:武蔵野エンタテインメント
 
<トークショー>
1回目
日時:2022年6月5日(日)17:35の回本編上映終了後
出演:南翔太、石黒賢、髙橋昌志、六車俊治(監督)
 
2回目
日時:2022年6月8日(水)12:20の回本編上映終了後
出演:髙橋昌志、粟野如月、六車俊治(監督)
(C)2022「狼 LONEWOLF」製作委員会
 
<徳川夢声リスペクト企画>
『カリガリ博士』
(1919年/ドイツ/56分/BD)
監督:ロベルト・ヴィーネ
出演:ヴェルナー・クラウス、コンラート・ファイト、リル・ダゴファー、フリードリヒ・フェーヘル
作品提供:マツダ映画社
 
弁士:徳川夢声、福地悟朗
※かつて武蔵野館で弁士を務めていた徳川夢声と福地悟朗の貴重な音声素材を復元し上映致します(前半を福地悟朗、後半を徳川夢声)。
写真提供:マツダ映画社
 
『陽気な巴里っ子』
(1926年/アメリカ/81分/BD)
監督:エルンスト・ルビッチ
出演:モンテ・ブルー、パッツィ・ルース・ミラー、ジョージ・ベランジャー、リリヤン・タッシュマン
作品提供:喜劇映画研究会
弁士:澤登翠
演奏:カラード・モノトーン・デュオ
写真提供:喜劇映画研究会
 
<無声アニメーション‐日本アニメの青春時代‐>
『大当たり空の円タク』
(1932年/日本/10分/BD)
作画監督:加藤禎三
撮影・操作:西倉喜代次
製作:協力映画社
作品提供:マツダ映画社
弁士:山内菜々子
写真提供:マツダ映画社
 
『漫畫 魚の國』
(1928年/日本/15分/BD)
作画監督:木村白山                       
製作:文部省
国立映画アーカイブ所蔵作品
弁士:樗澤賢一
写真提供:国立映画アーカイブ
 
『百年後の或る日』
(1933年/日本/10分)
作画監督:荻野茂二
製作:SSO
国立映画アーカイブ所蔵作品
弁士:山城秀之
写真提供:国立映画アーカイブ
 
『塙団右衛門化物退治の巻』(證城寺の狸囃子)
(1935年/日本/9分/BD)
脚色、監督:魔須多和弘
作画監督:片岡芳太郎
製作:日本マンガフィルム研究所/作品提供:マツダ映画社
弁士:澤登翠
写真提供:マツダ映画社
『瘤取り』
(1929年/日本/11分/BD)
原案・脚色:青地忠三
作画監督:村田安司
製作:横浜シネマ商会
作品提供:マツダ映画社
弁士:澤登翠
写真提供:マツダ映画社
 
『心の力』 
(1931年/日本/12分/BD)
作画監督:大藤信郎
製作:千代紙映画社 文部省委託
国立映画アーカイブ所蔵作品
弁士:澤登翠
写真提供:国立映画アーカイブ
 
演奏:カラード・モノトーン・デュオ 湯浅ジョウイチ(ギター、三味線) 鈴木真紀子(フルート)
※日本アニメの青春時代は6本立て上映になります。
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