月刊「根本宗子」、俳優・安川まりとタッグを組み「新しい試み」を開始
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月刊「根本宗子」新しい試み『Progress1』
さまざまな演劇の可能性を潜ってきた根本宗子が、2022年6月より俳優の安川まりとタッグを組み「新しい試み」を始める。
第1回目は『Progress1』と題し、根本が描いた30分間の新作戯曲を安川とクリエーションした作品がKAAT神奈川芸術劇場小スタジオにて公演される。
ワーク・イン・プログレスの要素も含んだこの公演は、30分間の上演のあとに根本と安川による30分前後のディスカッションも観客へ公開されるとのこと。さらに、キービジュアルと舞台美術は画家のharuneが担当する。
この「新しい試み」は、同じ戯曲を時期を分けさまざまな場所で上演を重ねていく試みで、上演を重ねるたびに美術の絵も書き足されていき、根本の戯曲も演出も安川の芝居も変わっていくというタイトル通り新しい試みだ。
毎回新しい挑戦を繰り広げる根本の演劇へのストイックな姿勢を目撃しに、この企画の原型となる『Progress1』から足を運んでみていただきたい。(『Progress1』の公演期間は毎日基本同じものが上演される)
根本宗子コメント
俳優、安川まりとはかれこれ10年くらいの付き合いになります。お互い30代になり、自分の人生と演劇との距離をきっと考えているんだろうなと思っています。
コロナ以降様々な形態で演劇をやってきた中で、1つの作品を時間をかけてお客様に創作過程を見てもらいながら、何度も上演を重ね、その度書き換えたり、加えたり、演出しなおしたりしていくワークインプログレスの要素もあることを安川さんとやってみようと思い立ち、そこに大好きな絵描きのharuneさんに声をかけたら快く参加してくださったので、3人で1つの作品を持って演劇の旅に出てみようと思います。
どうなることやら、楽しみしかありません。是非、まだ作品タイトルも決まっていない『Progress1』から見届けていただけたら。
安川まりコメント
この新たな挑戦に、ドキドキしています。このドキドキは、楽しみなことばかりではありません。だけど大事なものと向き合うときは、いつもそうでした。この作品がどこへ向かっていくのか、私にも分かりません。それでいいのだと思います。生きていると、自分には想像し得ないことが起きる。根本さんとharuneさんと一緒に、色々な場所、お客さま、人と出会いながら、作品がどのように育っていくのか。うーん、やっぱり楽しみです!根本さんと出会って10年。このような形で創作ができること、本当に幸せです。ここから、また。新しい試み、の第一歩目を、ぜひ一緒に目撃してください!