オリジナルストーリーで謎解き！シャドーハウス×QLEAR QUESTオンライン謎解きゲーム「不思議な本の謎」体験レポ

7月より2nd Seasonが放送中のTVアニメ『シャドーハウス』のオンライン謎解きが開催中。早速、「シャドーハウス×QLEAR QUEST　オンライン謎解きゲーム『不思議な本の謎』」のキットをゲットして謎解き体験をしてみた。

原作は週刊ヤングジャンプにて連載中、漫画家ユニット「ソウマトウ」による累計170万部突破の漫画『シャドーハウス』。2021年4月から7月にTVアニメ第1期が放送された。舞台は断崖に佇む大きな館・シャドーハウス。そこには貴族の真似事をする顔のない一族、「シャドー」が暮らしている。シャドーには自身の“顔”となる世話係の「生き人形」が仕えており、ある日、シャドーの少女・ケイトのもとに生き人形のエミリコが訪れる。

第2期では、成人になるための試験“お披露目”を終えたケイトとエミリコたちが新しい生活を始めるところからスタート。ケイトとエミリコはこどもたちの棟で発生した新たな事件の犯人と思われる謎の影の正体を追うこととなり、シャドー一族と生き人形たちの不思議な日常が再び始まっているーー。

謎解きは“お披露目”前の時系列でのオリジナルストーリーで展開するため、アニメを観ている人、原作を読んでいる人、謎解きには興味があるけれどアニメや原作はチェックしたことない人など、さまざまな人が次に何が起きるのか、ストーリーにワクワクしながら挑める内容となっている。筆者は本アニメを最新話まで視聴済み（謎解き挑戦時には第2期2話まで視聴済み）、原作はコミックスで10巻まで（謎解き挑戦時には最新刊11巻まで発売済み）読んでいる。謎解きゲームに関しては、基本的には手軽に参加できるもの、好きな作品のゲームには挑戦するという、初心者程度のレベル。小説、映画、漫画、アニメなどは、ミステリー、サスペンスジャンルを好んで選ぶため、謎解きには普段から割と多めに触れているほうだと思っている。

作品の内容も頭に入っている『シャドーハウス』ということで、ワクワクしながらチャレンジした。『シャドーハウス』自体が謎を解いていく物語なので、トライしたことのあるシリーズでもちょっとハードルが上がる気がしたことと、難易度・所要時間の想定は30分から1時間30分という記載があったので、目標は1時間で挑んでみた。

オリジナルストーリーなので『シャドーハウス』に初めて触れる人にも、入りやすいものとなっているが、独特の世界観で『シャドーハウス』ならではの用語もあるので、問題文をすんなり読み進めるためには、「キャラクター・用語解説」は1度と言わず、2度ほど読むことをおすすめする。「キャラクター・用語解説」で登場人物、関係性、ポイントとなる用語をチェックしたら「プロローグ」へ。基本的にはシャドーと生き人形が二人一組のパートナーとなり問題を解いていくが、生き人形同士の情報交換が、本謎解きを解く重要な鍵となっている。

プロローグにあるQRコードを読み取る、または記載のURLにアクセスして特設サイトへ進む。QLEAR QUESTオンライン謎解きゲーム経験者なので、与えられたキットをどのように使うのか、ざっくり想定しながら進むことができた。序盤は『シャドーハウス』の世界観を知らなくても、謎解きに慣れていればそれぞれ5〜10分程度で答えを導き出せる。今回面白かったのは、ただ与えられた謎を解くだけではなく、自分の持つ情報を思い返して謎に挑む必要があること。この手の謎解きに慣れている、または作品の世界観を知っていると、「理由は分からないけれど、答えはなんとなく出せる」こともしばしばある。ただ、答えの導き出し方を曖昧なままにしておくと、後半の謎解きに影響が出てくるので、ひとつひとつきちんと解き明かすように誘導してもらえるのはありがたいと感じた。

STEP4が個人的には一番難しかったが、ヒントは別にページが用意されていて、解答欄のところからすぐアクセスできるようになっており、ヒントもいくつかの段階に分かれているのもうれしい。STEP4で苦戦し20分ほどグルグルとさまよった（まさに、問題の内容と同じように、行ったり来たりしていた…）。STEP5、EXTRA STEPは順調に5分程度で答えを導き出すことができた。今回は合計50分程度でゲームクリア。目標時間内に謎解きが完了したものの、STEP4での苦戦には若干の悔しさが残っている。ゲームクリア後には、ネタバレ“厳禁”で謎解きの感想をツイートし、本謎解きゲームの魅力をたくさんの人に伝えてみよう！

謎解きキットは購入後、特設サイトから好きなタイミングで開始でき、さらに制限時間もないため気軽に謎解きに挑戦できるのが魅力。謎解きが好きな方も、作品が好きな方も、頭の運動がてら、「シャドーハウス×QLEAR QUEST オンライン謎解きゲーム『不思議な本の謎』」にチャレンジしてみてはいかがだろうか。

取材・文=タナカシノブ