BLACKPINK、リナ・サワヤマのニューアルバム、アン・マリーのコラボ曲などーー『speakeasy podcast』今週注目の洋楽5曲

●「Shut Down」／BLACKPINK

BLACKPINKがセカンド・アルバム『BORN PINK』をリリースしました。スタジオアルバムとしては2020年のファースト・アルバム『THE ALBUM』以来です。先行公開された「Pink Venom」は米ビルボード、Spotify、YouTube、英オフィシャルなど、各種音楽チャートで最上位圏を席巻し、最高・最多記録を再び更新。「Shut Down」はクラシックとヒップホップが交差する構成で、パガニーニの「ラ・カンパネラ」をサンプリングしています。グループのアイデンティティを込めた全8曲が収録されており、メンバーたちは「今回のアルバムを通じて、より一層濃くなった私たちの『趣』を見せたいと思う」と話しています。10月15日（土）からは韓国・ソウルを皮切りに超大型ワールドツアーを開始し、北米、欧州、アジア、オセアニアの各国で約150万人の観客と会う予定です。

●「PSYCHO」／アン・マリー、エイチ

アン・マリーがUKマンチェスターのラッパー、エイチとのコラボ新曲「PSYCHO」をリリースしました。6月にTikTokで新曲の一部を公開し、8月にブダペストで開催された『シゲット・フェスティバル』で初めてこの曲を演奏し、話題となっていました。1999年にルー・ベガがリリースした「Mambo No. 5 (A Little Bit Of...)」の一部分が楽曲中に使われています。。9月9日にリリースされる予定でしたが、女王陛下の逝去によりリリースが延期となっていました。10月には約3年ぶりとなる来日公演も決定しています。

Fred again.. - Danielle (smile on my face) [Visualiser]

Wizkid - Bad To Me (Official Audio)

ウィズキッドの新曲「Bad To Me」がリリースされました。ウィズキッドは2020年10月にリリースした4枚目のアルバム『Made In Lagos』が世界的にヒットし、ビルボード・ワールド・アルバム・チャートで1位を獲得しグラミー賞2022のグローバル・ミュージック・アルバム賞にもノミネート、昨年ジャスティン・ビーバーとテムスを迎えた「Essence」でも大きく話題となりました。2022年最初のリリースとなる今作は、P2Jがプロデュースしたアマピアノを取り入れた楽曲です。ウィズキッドは今年ニューアムバム『More Love Less Ego』をリリースすることが報道されています。

●「Hurricanes」／リナ・サワヤマ

リナ・サワヤマがニューアルバム『Hold The Girl』をリリースしました。2020年のデビューアルバム『SAWAYAMA』以来約2年半ぶりとなるセカンド・アルバムで、先月開催された『サマーソニック2022』でも披露された「Hold The Girl」「Catch Me In The Air」「This Hell」など全14曲が収録されています。前作に引き続きクラレンス・クラリティと再びチームを組み、海外メディアでも多くの好評を博しています。10月からはワールド・ツアーを開催、2023年1月には来日も決定しています。Spotifyの『New Music Friday UK』ではカバーを飾っています。

9月16日（金）配信の『speakeasy podcast』（#205）では、ほかにも今週の様々な音楽ニュースを取り上げていますので、お時間ある時に聴いてみてください。

文＝竹内琢也