岡田准一×坂口健太郎×MIYAVI、男たちが織りなす3つ巴の"複雑な関係"にフォーカス 映画『ヘルドッグス』特別映像「3人の男編」
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映画『ヘルドッグス』 (C)2022「ヘルドッグス」製作委員会
公開中の映画『ヘルドッグス』から、特別映像「3人の男編」が到着した。
『ヘルドッグス』は、深町秋生氏の小説『ヘルドッグス 地獄の犬たち』(角川文庫/KADOKAWA刊)を実写映画化するもの。『関ヶ原』『検察側の罪人』『燃えよ剣』などの原田眞人監督が脚本も手がける作品だ。
主演をつとめるのは、『関ヶ原』、『燃えよ剣』に続いて本作で原田監督と3作目のタッグを組むことなる岡田准一。岡田は、腕っぷし一つでヤクザ組織に潜入し、のし上がる元警官・兼高昭吾を演じる。兼高は、愛する人を殺される事件を止められなかったためにトラウマを抱え、正義も感情も捨てて復讐することにのみ生きていた男で、その“狂犬”ぶりに目をつけた警察組織から、ヤクザ組織への潜入ミッションを強要されるという役どころ。原田監督は、主演に岡田をイメージしながら脚本を執筆。岡田は技闘デザイン(アクション振り付け)も担当している。また、兼高が潜入を強いられるヤクザ組織の一員・室岡秀喜役で坂口健太郎が共演。坂口演じる室岡は、死刑囚の息子ゆえに心の奥底に深い闇を抱え、組織内でも誰も手が付けられない制御不能な存在。満腹中枢が壊れており、常に空腹で何かを食べている人物だ。感情を抑えられない性格の室岡だが、警察のデータ分析によると、兼高との相性は98%。警察は兼高に、室岡に喧嘩を売り、それをきっかけに組織へ潜入するよう指示を出し、二人は最強の“狂犬コンビ”として組織を上り詰めていく。
また、松岡茉優が兼高と室岡が所属する東鞘会・神津組ボスの愛人で兼高とも関係を持つ吉佐恵美裏を、北村一輝が東鞘会最高幹部で東鞘会三羽烏の一人で組長・土岐勉を、東鞘会への恨みを抱える潜入捜査員の連絡係・衣笠典子を大竹しのぶが演じている。そして、異例の人事で東鞘会会長の座に就任したインテリヤクザ・十朱義孝役でMIYAVIが出演している。
公開された映像は、兼高と室岡、そして2人が護衛に付く十朱にフォーカスしたもの。「お前とは一生の付き合いだ」「今度は俺を選んでくれ」「お前がいるからここまでこれた」などと、3人が織り成す複雑な関係を象徴するような言葉が本編から切り取られている。真実を隠し続け、誰よりも信頼を置くはずの室岡を欺く兼高。何も知らず、狂気と紙一重の純粋な想いで兼高を慕う室岡。信頼か、疑いか、兼高に執着し、常に鋭い目線を向け続ける十朱。男たちの三つ巴の関係は、どのような結末を迎えるのか。
(C)2022「ヘルドッグス」製作委員会
兼高を演じた岡田は、MIYAVIとの初共演や兼高と十朱の関係について「同世代で共演させてもらうのを楽しみにしていたし、ある意味、(兼高と十朱は)愛の関係なんですよね」とコメント。MIYAVIは「十朱が兼高を見る目線、兼高が十朱を見る目線。そこに2人の感情っていうのがすごく込められたのかなと思います」と語っている。また、坂口は「兼高という一人の男としての生き様がすごくセクシーで、室岡もどこかそこに羨望があるのかなと。そこに十朱だったり、関わってくる人たちがいて。その姿がとても色っぽいんです。すごくセクシーな映画だと思います」と明かしている。
『ヘルドッグス』は公開中。