綾野剛が“絶対に歌がうまくならなければならない”ヤクザに 監督・山下敦弘×脚本・野木亜紀子の映画『カラオケ行こ!』キャストを発表
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左から、齋藤潤、綾野剛 (C)2023「カラオケ行こ!」製作委員会
映画『カラオケ行こ!』で綾野剛が主演を務めることがわかった。また、オーディションで選ばれた齋藤潤が出演することが発表されている。
原作原作 (C)和山やま/KADOKAWA
『カラオケ行こ!』は、和山やま氏の同名漫画を映画化するもの。合唱部部長をつとめる中学生が、ある日突然ヤクザにカラオケに誘われ、歌唱指導を行う姿を描いた作品だ。『リンダ リンダ リンダ』『味園ユニバース』などの山下敦弘監督がメガホンをとり、ドラマ『アンナチュラル』『MIU404』『逃げるは恥だが役に立つ』、映画『罪の声』などの野木亜紀子氏が脚本を手がける。
原作の成田狂児 (C)和山やま/KADOKAWA
主演の綾野剛は、“絶対に歌がうまくならなければならない”ヤクザ・成田狂児を演じることに。狂児は四代目祭林組の若頭補佐で、X JAPANの「紅」をカラオケの十八番とする人物。中学生の岡聡実に歌の指導を頼む。
原作の岡聡実 (C)和山やま/KADOKAWA
また、合唱部部長の中学生・岡聡実役は、オーディションを勝ち抜いた新人・齋藤潤に決定。聡実は真面目だが毒舌、変声期に悩む合唱部部長の中学生という役どころ。齋藤は現在レッスンを受けながら役作りに励んでいるとのこと。なお、本作は11月から撮影がスタートし、2023年の公開を予定しているという。
主演の綾野、齋藤、山下監督、原作者・和山氏のコメントは以下のとおり。
綾野剛
お話を頂いた時は、とても嬉しかったです。大好きな作品、魅力的な狂児を体感できる喜び、なにより和山やまさんの世界を、山下敦弘監督、野木亜紀子さん、信頼するチーム、スタッフ、そして聡実くん役として出会った齋藤潤くんと一緒に創作できるという色々様々な喜びが渋滞してます。映画を通して『カラオケ行こ!』の新しい魅力をさらに見つける事ができたらと、原作に敬意を抱きながら、映画としての表現を最後まで諦めず、皆さんにとって魅力的な作品になるよう努めて参ります。よろしくお願いします。
齋藤潤
初めまして。この度、『カラオケ行こ!』で岡聡実を演じさせていただくことになりました。齋藤潤、15歳です。オーディションに合格した時は正直本当に信じられなくて、今は本当に嬉しいです。最終オーディションで初めて綾野さんにお会いしたのですが、本当にかっこいい方です。これからも頼らせていただきたいと思います!変声期という悩みを抱えている聡実くんですが、狂児さんとの出会いややり取りを通じて少しずつ気持ちが変わっていく…そんな変化をスクリーンから伝えられるような聡実くんを目指したいと思います。
山下敦弘(監督)
綾野くんとは何度か面識はあるが、一緒に映画を作るのは初めて。ストイックな印象のある綾野くんが、どんな〝狂児〟をイメージし、撮影までに仕上げてくるのか?監督として、楽しみでしょうがない。
オーディションで選ばれた齋藤潤くんも、もちろん一緒に映画を作るのは初めて。様々なハードルがある〝聡実〟という役を演じるのはかなり大変だとは思うが、良い意味でまだ未完成な齋藤くんが、綾野くんの演じる”狂児”をどう感じて、どんな影響を受け、”聡実”を演じきるのか?たぶん、この映画の肝はそこにかかっていると思う。
和山やま
綾野さんに狂児を演じてもらえるのはとても光栄に思います。どの役も魂を込めて演じられているお芝居に心を打たれていたので、狂児という役を安心してお任せできると思いました。
齋藤さんを拝見したときは、なんてバランスのいい方なんだ…と驚きました。きっとどんな役もこなしていかれる役者さんだと思い、そんな齋藤さんの聡実くんはスクリーンでどう輝くのでしょう。
映画化がますます楽しみになりました。
『カラオケ行こ!』は2023年公開。