リアーナの6年ぶりの新曲、シザの新曲などーー『speakeasy podcast』今週注目の洋楽5曲

Rihanna - Lift Me Up (Visualizer)

リアーナの新曲「Lift Me Up」がリリースになりました。客演での参加はあるものの、ここ数年自身のオリジナル楽曲をリリースしていなかったリアーナ。2016年のアルバム『ANTI』以来、6年ぶりの新曲となります。本作は映画『ブラックパンサー』の続編『ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー』（11月11日（金）日米同時公開）のサウンドトラックとして制作されたものです。今週マーベルスタジオはSNSのアカウントで作品のティーザー映像を公開、『ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー』のタイトルの一部「Forever」のRの文字が浮かび上がり、その後「10.28.22」と記された映像で、ファンの間では、この「R」がリアーナを意味するのではないかと話題になっていました。「Lift Me Up」はシリーズ1作目の『ブラックパンサー』でブラックパンサーことティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンに捧げる楽曲でテムズ、ルドウィグ・ゴランソン（チャイルディッシュ・ガンビーノの共同作業者としても有名）、リアーナ、そして『ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー』の監督のライアン・クーグラーが共作しています。リアーナは来年2月12日（日）のスーパーボウルのハーフタイムショーに出演することが決定しており、新作のリリースが噂されていました。

シザの新曲「Shirt」がリリースになりました。2020年のデビューアルバム『Ctrl』以来アルバムを出しておらず、セカンド・アルバムのリリースが待たれているシザ。今年は『Ctrl』のリリースから5周年となるのを記念したデラックス・バージョンをリリースしていましたが、久々に自身名義のシングルをリリースしました。先週リリース前に曲がリークし、ファンの間で話題になっていました。現地時間2022年10月17日（月）に米LAX空港で米TMXから新作について質問されたシザは、「この5年の多くの時間を新曲のレコーディングに費やしてきた」「自分でも実際にはわからないけれど、全部で100曲ぐらいレコーディングした」「アルバムはいつリリースされてもおかしくない」と語っています。

●「Clara(the night is dark)」／フレッド・アゲイン

フレッド・アゲインがニューアルバム『Actual Life3(January 1- September 9 2022)』をリリースしました。フレッド・アゲインはエド・シーランの「I Don't Care(with ジャスティン・ビーバー)」、「Shivers」、「Bad Habits」、BTSの「Make It Right」、ジャックス・ジョーンズの「Breathe」など数々のアーティストの楽曲を手がけているUKのDJ、プロデューサーです。今作は自身のソロ名義での作品で、デビューアルバムから続く『Actual Life』シリーズの3作目。自身でこのシリーズを「極めてパーソナルな日記的アルバム作品」と語っており、友人からのボイスメッセージやインスタグラムをスクロールしている中で見つけた映像、自身の人生において重要な記録をサンプリングするなどして構成されています。フレッド・アゲインは今年、スウェディッシュ・ハウス・マフィアとフューチャーを迎えた「Turn On The Lights again..」やThe XXのロミーとロンドンのアーティストHAAiを迎えた「Lights Out」などのシングルもリリースしていますが、今作はそういった楽曲は収められず、客演なしの13トラックが収められています。アルバムに向けてリリースされたシングルは全てSpotifyの『New Music Friday UK』で上位にリストインしており、今週も​の『New Music Friday UK』でも上位にリストインしているなど特にUKで注目されています。

●「In My Head」/ジュース・ワールド

文＝竹内琢也