広瀬すず、26歳ワケありOL役に「ここまでクールで、感情が掴みにくい役は初めて」 主演映画『水は海に向かって流れる』公開が決定

2022.11.17
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(C)2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会(C)田島列島/講談社

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映画『水は海に向かって流れる』が2023年6月に公開されることが決定した。

『水は海に向かって流れる』は、『子供はわかってあげない』などで知られる田島列島氏の同名漫画を実写映画化するもの。『そして、バトンは渡された』『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』などの前田哲監督の最新作だ。主演をつとめるのは、広瀬すず。過去の出来事から心を閉ざしてしまい、日々を淡々と過ごす26歳のOL・榊千紗を演じる。

原作/田島列島「水は海に向かって流れる」(講談社「少年マガジンKCDX」刊) (C)田島列島/講談社

高校への通学のため、叔父の家に居候することになった直達。だが最寄りの駅に迎えにきたのは不機嫌そうな顔をする見知らぬ大人の女性、榊さんだった。案内された家の住人は、親に黙って脱サラしたマンガ家(叔父)、女装の占い師、海外を放浪する大学教授、そしてどこか冷めていて笑わない26歳のOL榊さん……と、いずれも曲者揃い。そこに高校1年生の直達を加えて、男女5人ひとつ屋根の下、奇妙なシェアハウス生活が始まった。共同生活を送るうち、日々を淡々と過ごす榊さんに淡い思いを抱き始める直達だったが、「恋愛はしない」と宣言する彼女と自分との間には思いも寄らぬ因縁があった。

 
 

解禁された超特報映像は、本作でも重要なシーンのひとつだという「ある雨の日の思いがけない出会い」が切り取られたもの。広瀬演じる榊さんの、不機嫌そうな声と表情で直達を迎える様子や、海で美しく映し出される横顔が公開されている。

広瀬、前田監督、原作者・田島氏のコメントは以下のとおり。

 

広瀬すず(榊 千紗 役)

お話を頂いたとき、「どうして、私なんだろう?」というのが率直な感想でした。

ここまでクールで、感情がつかみにくい役も初めてでしたが、いつか、やってみたいと思っていた役でもありました。実際に撮影に参加させて頂いて、すごく楽しかったです。

私自身も我慢するタイプなので、彼女の気持ちを理解できる部分は多くありました。

ある過去の出来事をきっかけに人に期待し過ぎず、自分の中にちゃんと信念を持ち、そして、とても優しい榊さんは年上ですが、寄り添ってあげたくなる人です。

そんな彼女が、信じたいと思える人に出会い、固く結ばれた糸がほぐれていくように変化していく様を大切に演じました。

作品の中での感情が波のように流れていったり、静かになったりする感覚が好きだなと思っていました。

人との向き合い方、その大事な部分が繊細に描かれている優しい作品です。

観る人それぞれに、感じてもらえることがきっとあると思っています。

 

前田 哲(監督)

田島列島さんの原作が持つ魅力溢れる独特のリズムとユーモアとキャラクターたちを、

映画としてどのように表現できるのか・・・。

その不安とプレッシャーは、主人公の榊千紗を広瀬すずさんが演じてくれることになり、

希望とワクワクに変わりました。

今まで見たことのない広瀬すずを見せてくれるのではないかという確信めいた思いがあったからです。

撮影現場では案の定というよりも予想を超えて、感情のヒダを繊細かつ大胆に出し切ってくれた、すずさんの表現に私たちスタッフは心が鷲掴みにされることが何度もありました。

堰き止められていた川の流れが少しづつ解き放たれて、水が海に向かって流れていくように、彼女の封印していた心が、寄り添ってくれる他者との交流の中で解放されていくさまは、誰にとっても心当たりのある「自分の物語」として感じてもらえると思っています。

続報を楽しみにお待ちください。

 

田島列島(原作者)

今回映画化のお話を頂いて、主演を広瀬すずさんにオファーしてると聞き、榊さんより年下の広瀬さんですが、すげえ女優なので何の心配もなく任せられると思いましたし、というか、えっあのフィルムに愛された女優広瀬すずですか!?とイチ邦画ファンとしちゃ普通に観たい…と思いました。

出来上がった映画は…かわいかった!

色調、猫、少年少女、おじさんたち(直達父含む)のかわいさ、そして広瀬すずの美しさを堪能出来る映画となっております!

印象に残ったのはラストシーンで、脚本を読んだ段階ではわからなかった、音楽も合わさって生まれる映像ならではのエモさ、コレ、漫画じゃ出来ねんだよなあーと思いました。

 

『水は海に向かって流れる』は2023年6月TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。

作品情報

映画『水は海に向かって流れる』
広瀬すず 
監督:前田哲『そして、バトンは渡された』
原作:田島列島「水は海に向かって流れる」(講談社「少年マガジンKCDX」刊)
脚本:大島里美 音楽:羽毛田丈史
製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ 製作プロダクション:スタジオブルー
製作:映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 
(C)2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会(C)田島列島/講談社
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