ストームジーのニューアルバム、ジョングクのW杯公式ソングなどーー『speakeasy podcast』今週注目の洋楽5曲
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海外音楽情報専門podcast『speakeasy podcast』とSPICEの連動企画。毎週金曜日に海外でニューリリースになった楽曲やアルバムの中から、Spotifyの『New Music Friday』のプレイリストやイギリスの『Official UK Charts』などでピックアップされているリストを独自に集計し、MCを務める竹内琢也が特にオススメしたい5曲を紹介。SPICEではニュースが中心のpodcastでは紹介しきれない、楽曲をより深掘りしたコラムをお届けしていく。今週の5組はストームジー、ジョングク、アヴリル・ラヴィーン、マシン・ガン・ケリー、サム・ハント。リリースまでの背景やアーティストの情報まで網羅できるので、洋楽好きはもちろん、洋楽が気になっている人も要チェック。
今週の気になるニューミュージック5選
●「This Is What I Mean」/ストームジー
This Is What I Mean
ストームジーのニューアルバム『This Is What I Mean』がリリースになりました。イギリスのオシー島での音楽キャンプで楽曲を制作したという今作。2017年にリリースされたファースト・アルバム『Gang Signs & Prayer』、2019年にリリースされたセカンド・アルバム『Heavy Is the Head』は共にUKアルバムチャート1位を獲得しており、デビュー作から3枚連続のUKチャート制覇が期待されます。先行で配信されていた「Hide & Seek」(UKシングルチャート最高7位を獲得)や「Firebabe」など全12曲が収録されており、トラック名にクレジットはないものの、インディア・アリー、ウィズキッドの新作にも参加したナイジェリアのアイラ・スター、ジェイコブ・コリアー、サンファ、ネイオなどが客演参加しています。
●「Dreamers【Music from the FIFA World Cup Qatar 2022 Official Soundtrack】」/ジョングク
정국 Jung Kook (of BTS) featuring Fahad Al Kubaisi - Dreamers | FIFA World Cup 2022 Soundtrack
BTSのジョングクが新曲「Dreamers」をリリースしました。今作は『FIFAワールドカップ2022』の公式ソング。ジョングクは現地時間の20日午後に開催された開会式にも登場し、同曲をパフォーマンスして会場を盛り上げていました。開会式ではジョングクの他にも米国の俳優モーガン・フリーマンが参加し、スピーチをおこなっています。11月20日(日)にリリースされ、Spotifyではいきなりグローバルチャートの2位にランクイン、国際サッカー連盟(FIFA)がYouTubeの公式チャンネルで公開したパフォーマンス動画は、11月25日金曜午前時点で2200万回を突破しています。
●「Mercury In Retrograde」/アヴリル・ラヴィーン
Avril Lavigne - Mercury In Retrogade (Official Audio)
アヴリル・ラヴィーンがアルバム『Love Sux(Deluxe)』をリリースしました。今作は今年2月にリリースされたアヴリル・ラヴィーンのアルバム『Love Sux』のデラックス・バージョンで、オリジナル盤に収録されていた12曲に加え、今回フォーカストラックとして多くのSpotify『New Music Friday』にリストインしている「Mercury In Retrograde」、「Bite Me」のアコースティック・バージョン、「Bois Lie(feat.マシン・ガン・ケリー)」のアコースティック・バージョン、「Love It When You Hate Me(feat.ブラックベアー)」のアコースティック・バージョン、今月頭にリリースされたヤングブラッドとの「I'm a Mess」、「Pity Party」の6曲が追加されています。
●「Taurus(feat.ナオミ・ワイルド)」/マシン・ガン・ケリー
Machine Gun Kelly - Taurus (Feat. Naomi Wild) [From the Motion Picture Taurus]
マシン・ガン・ケリーが新曲「Taurus(feat.ナオミ・ワイルド)」をリリースしました。今作はマシン・ガン・ケリーが本名コルソン・ベイカーとして出演する映画『Taurus』からの楽曲です。『Taurus』は今年のベルリン国際映画祭で初公開され、11月18日から全米で限定劇場公開されています。人気急上昇中だが問題を抱えたミュージシャンが楽曲を制作するためのインスピレーションを探し求め、孤独の中に深く自分を追い込んでいき、名声、中毒、芸術的プロセス、音楽業界を探求する作品になっており、まるでマシン・ガン・ケリー自身の音楽活動を想起させる様な、半自伝的映画となっています。マシン・ガン・ケリーの妻であるミーガン・フォックスも出演しています。
●「Start Nowhere」/サム・ハント
Sam Hunt - Start Nowhere (Official Music Video)
サム・ハントが新曲「Start Nowhere」をリリースしました。サム・ハントは2014年のデビュー・アルバム『Montevallo』がUSアルバムチャート3位、2020年のセカンド・アルバム『Southside』がUSアルバムチャート5位になったアメリカのシンガーソングライターです。サム・ハントは「若い青年が世界を見るために故郷を離れ、そしてその故郷に帰ってくる、感謝する物語」とこの曲について語っています。USで注目度が高くSpotify USの『New Music Friday』では上位にリストインしています。
11月25日(金)配信の『speakeasy podcast』(#217)では、ほかにも今週の様々な音楽ニュースを取り上げていますので、お時間ある時に聴いてみてください。
文=竹内琢也