YUKI、Saucy Dog、女王蜂、スガシカオの新曲、Chilli Beans.とVaundyのコラボソングなど、今週注目の新作11曲を『New Music Wednesday』が紹介

話題の新曲を最速で知れる、Spotifyの人気プレイリスト『New Music Wednesday』を、ナビゲーターの竹内琢也が深掘りするポッドキャスト『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』。SPICEでは、同番組で紹介されている、プレイリストだけでは知ることのできないエピソードや、Spotifyのエディター（プレイリストを構成している人たち）のこだわりをピックアップして掲載。今週は、YUKIがソロデビュー20周年イヤーのラストを飾るニューアルバム『パレードが続くなら』をリリースしてカバーに！　さらにSaucy Dogの新曲や『RADAR：Early Noise 2023』に選出されたLANA、れんの新曲も。Chilli Beans.とVaundyのコラボソング、女王蜂やスガシカオのニューアルバムも到着。海外からはサム・スミスのニューアルバムなど、今週注目の新作11曲を紹介！　また紹介アーティストが出演するライブやフェス情報も掲載しているので要チェック。番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを！

YUKI「私の瞳は黒い色」

YUKIがニューアルバム『パレードが続くなら』をリリースしました。2022年にリリースした2作のEP収録曲に加え、6曲の新曲が収録されたアルバムで、YUKIのソロデビュー20周年イヤーのラストを飾る作品です。Spotifyでは本人による全曲解説が聞ける『Liner Voice +』が公開されています。

その他アルバムには銀杏BOYZの峯田和伸が作詞・作曲を務めた「Dreamin’」も収録。（YUKIは銀杏BOYZの「駆け抜けて性春」にゲストボーカルで参加、「漂流教室」のカバーもしています）『New Music Wednesday』には「私の瞳は黒い色」がリストイン。楽曲は「両親からもらったもの」について描かれており、「家族はいつからか自立していって、一緒に暮らすことがなくなる。そうなると、もうあの小さい家族ではないというか。そういうことはずっと思っていて、いつか描きたいと思っていたんです」とコメントしています。

（20周年というのもあり、YUKIさんの色んな部分というのが出ているアルバムだなと思います。サウンドもそういうロックな面、ダンスな面、ポップミュージック。歌詞もYUKIさんらしい表現が詰まってるんですけど、例えば「My Vision」には「ああできるのなら裸の瞳で小さな文字を読ませて」「ドラッグストアのサプリメント ボトルの成分が読めない」みたいな歌詞があったり、今のYUKIさんだからかける歌詞ですよね。しかもそれを「幻のような人生ならば 霞んでも ぼやけてもいい」と昇華させるところがYUKIさんらしいですね）

Saucy Dog「怪物たちよ」

Saucy Dogの新曲「怪物たちよ」がリリースになりました。2月3日（金）公開の映画『スクロール』の主題歌として使用されている楽曲です。（歌詞が結構強めで、非常に印象的でした。昨年末にSaucy Dogの石原さんにインタビューした際にこの曲のことについてちょっと話されていて、「今までにない様なドギつい歌詞、今自分たちが思っていることを書いた」とおっしゃってました！）

メンバーの石原慎也は「現代社会にフォーカスを当てた作品で、これは俺の物語か？ と錯覚するほど広く誰にでも当てはまり心に突き刺してくれる映画だと感じました」とコメントしています。Spotifyでは日本のティーンエイジャーに聴かれている話題曲を集めたプレイリスト『Teen Culture』のカバーを飾っています。『New Music Wednesday M+T Edition』では年明けにSaucy Dog石原慎也のスペシャルインタビューも公開していますので、こちらもお聞きください。

LANA「TURN IT UP（feat. Candee & ZOT on the WAVE）』

LANAの新曲「TURN IT UP(feat.Candee & ZOT on the WAVE)」がリリースになりました。LANAは神奈川県湘南生まれのラッパーで、LEXの実の妹。Spotifyが2023年に躍進を期待する次世代アーティスト『RADAR：Early Noise 2023』にも選出されています。

そして、SpotifyとTikTokが共同でアーティストを応援するプログラムBuzz Trackerの2月度のマンスリーアーティストにも決定しました。今作はプロデューサーとしてZOT on the WAVE、客演にCandeeが参加。ティーンの無敵感を詰め込んだLANAのリリックと高揚感溢れるシンセビートが響く楽曲となっています。

れん「緋寒桜」

れんの新曲「緋寒桜」がリリースになりました。れんは2003年生まれで、2019年からギターの弾き語りを始め、TikTokを中心としたSNSを軸に活動しているZ世代を代表する19歳のシンガーソングライター。Spotifyが2023年に躍進を期待する次世代アーティスト『RADAR：Early Noise 2023』にも選出されています。

今作は自分に苛立ちや葛藤がありながらも次に進もうという心の移り変わりを表現したラブソングで、Spotifyではプレイリスト『RADAR:Early Noise』のカバーも飾っています。

（なんといってもこの声の素晴らしさ。この時代にピタリとハマる声。どんどん流れていくTikTokの中でも、手をとめてしまう様な声。そしてTikTokでの活躍のイメージが強いですが、単純にソングライティング能力もすごい！）

ザ・キッド・ラロイ「Love Again」

ザ・キッド・ラロイが新曲「Love Again」をリリースしました。1月19日にリリースされた「I Can't Go Back To The Way It Was(Intro)」に続く2週連続となるシングルリリースです。「Love Again」は、昨年10月にザ・キッド・ラロイのTikTok上で公開され、ファンの間で新しいザ・キッド・ラロイの幕開けとして期待が高まっていた楽曲。TikTok動画は250万回以上再生されていました。

ザ・キッド・ラロイは大人気ゲーム『Fortnite』とのコラボレーション『The Kid LAROI's Wild Dream Island』の配信がスターロ。過去にはアリアナ・グランデ、トラヴィス・スコット、マシュメロ、J・バルヴィンらがバーチャルライブを行うなどポップミュージックとも親和性が高い『Fortnite』。今回発表された『The Kid LAROI's Wild Dream Island』はデビューから世界的スーパースターになるまでの道のりを表現した音楽体験に没入ができるコンテンツで、この新曲「Love Again」がゲーム内でフィーチャーされるほか、まだ発表されていない3つの楽曲も流れることが発表されています。

また「Love Again」のMVでは更なる新曲「Kids are Growing Up Pt.1」も発表されており、近日発売予定のデビュー・アルバム『The First Time』に収録される模様です。

サム・スミス「I'm Not Here To Make Friends (feat. Calvin harris, Jessie Reyez)」

サム・スミスのニューアルバム『Gloria』がリリースになりました。『New Music Friday Japan』のカバーを飾り、プレイリスト内でダントツで多く聴かれ、『New Music Wednesday』にリストイン。そのほか各国の『New Music Friday』はもちろん『Today’s Top Hits』、『GLOW』のカバーなども飾っています。2020年のアルバム『Love Goes』に続く4枚目のアルバムで、UK&USを含む世界中の国で1位を獲得した「Unholy（feat.キム・ペトラス）」などの先行シングルを含む全13曲が収録されています。

客演にはキム・ペトラスの他に先行シングル「Gimme」に参加したコフィーやジェシー・レイエズ、そしてエド・シーランやカルヴィン・ハリスらが名を連ねています。共同作業者としては過去の作品でもお馴染みのジミー・ネイプスやスターゲイトに加え、人気プロデューサーのマックス・マーティンらがクレジットされています。サウンドではサム・スミスの代名詞とも言えるピアノバラード的なムードは少なくなっており、キャリア初期にリリースされたディスクロージャーとの「Latch」、ノーティー・ボーイとの「La La La」を彷彿とさせる様な「Lose You」や、デュア・リパの楽曲などを思い起こさせるポップ・ディスコ的楽曲「I'm Not Here To Make Friends」などダンスミュージック的要素が強いのが特徴です。そして「Unholy」に垣間見られる様な、セックス、情熱といった表現も特徴。フォーカス・トラック「I'm Not Here To Make Friends」のヴィジュアルで使用されているゴージャスなピンクのドレスは日本人デザイナーのTomo Koizumiが担当しています。

Chilli Beans.「rose feat. Vaundy」

Chilli Beans.のニューEP「mixtape」がリリースになりました。『New Music Wednesday』にリストインしたのは、Vaundyが参加した「rose - feat.Vaundy」。ゲストボーカルでの参加だけでなく作詞作曲アレンジも全て共作しています。Chilli Beans.のバンドサウンドに男女の掛け合いボーカルが印象的なサウンドです。Spotifyではプレイリスト『She Rocks』のカバーを飾っています。

女王蜂「回春」

女王蜂がニューアルバム『十二次元』をリリースしました。約3年ぶりとなるアルバムで、『チェンソーマン』エンディングテーマ曲の「バイオレンス」など先行でリリースされていた楽曲に加え、新曲7曲を含む計12曲が収録されています。『New Music Wednesday』には「回春」がリストイン、日本のロックシーンの話題曲を集めたプレイリスト『J-Rock Now』のカバーも飾っています。2月2日はの日本テレビ系「スッキリ」に生出演し、「バイオレンス」を披露することも発表されています。

DJ CHARI, DJ SHINTARO「UZUMAKI（feat. ゆるふわギャング, OZworld & Masayoshi Iimori）」

DJ CHARIとDJ SHINTAROがタッグを組んだ新曲「UZUMAKI feat. ゆるふわギャング, OZworld & Masayoshi Iimori」がリリースになりました。2020年のフロア大ヒット「GOKU VIBES feat. Tohji, Elle Teresa, UNEDUCATED KID & Futuristic Swaver」でも知られるDJ CHARIと『RedBull Thre3Style』の世界王者であるDJ SHINTAROのコラボソングで、ゆるふわギャング、OZworld、そしてプロデューサー・Masayoshi Iimoriが参加しています。Spotifyではヒップホッププレイリスト『+81 Connect』のカバーを飾っています。

(sic)boy, Only U, KM「Resonance」

(sic)boyの新曲「Resonance」がリリースになりました。（Spotifyでは「Afraid」が結構聞かれて、ロングヒット！）ライブでは既に披露されていた楽曲で、「Kill this」でもコラボしたOnly Uが参加し、プロデューサーは『CHAOS TAPE』を共同制作し、前作『Vanitas』でもほとんどの楽曲に参加した盟友KMが務めています。トラップスタイルにレイジとジャージーの要素をミックスした骨太なトラックに仕上がっています。

スガ シカオ「さよならサンセット」

スガシカオのニューアルバム『イノセント』がリリースになりました。2022年2月にデビュー25周年を迎えたスガシカオが3年の歳月をかけて完成させた25周年を締めくくるアルバムです。このアルバムタイトルは、昨年特設サイトにて一般公募され、約5000通を超える応募の中から選ばれています。

ライブで大反響を呼んだ「バニラ」や、海外トラックメーカーらと共同作業し、友人との別れを歌った「さよならサンセット」、関東電気保安協会のCMソング「灯火」らが収録されています。『New Music Wednesday』には「さよならサンセット」がリストインしています。デビュー記念日にあたる2月26日に、弾き語りライブ「Hitori Sugar」の特別版『26th Anniversary Live Hitori Sugar VS ファンクザウルス』を東京・中野サンプラザホールで開催することも発表されています。Spotifyでは日本のシンガーソングライターの楽曲を特集するプレイリスト『ブルーにこんがらがって』のカバーも飾っています。

文＝竹内琢也、Y.SHOGO

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『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』とは……

毎週水曜日に、その週リリースされた注目の新曲を中心に更新される、Spotifyのプレイリスト『New Music Wednesday』をさらに深掘りするSpotify公式ポッドキャスト。この番組をチェックすると話題の新曲をいち早く、そして詳しく知ることができて、今の音楽シーンがまるわかりに。あなたの通勤、通学、スキマ時間に無料で聴くことができるので是非チェックを。また番組では、Spotifyアプリの「Q&A」からメッセージやリクエストも募集中。あなたのオススメ曲や思い出ソングが紹介されるかも！？　番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを！！

メッセージテーマは「1月リリースのベストソングは？」