ロイヤル・バレエ『くるみ割り人形』ピーター・ライト版が上映 『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2022/23』
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(C)2018 ROH. Photograph by Alastair Muir
『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2022/23』のロイヤル・バレエ『くるみ割り人形』が2月24日(金)より映画館で上映される。
『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン』は、英国ロイヤル・オペラ・ハウスで上演されたバレエとオペラの舞台を、特別映像を交えてスクリーンで上映するプログラム。現在『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2022/23』が2022年12月9日(金)から2023年9月28日(木)までの期間中、全13演目が各1週間限定で全国公開中だ。
(C)2018 ROH. Photograph by Alastair Muir
(C)2018 ROH. Photograph by Alastair Muir
英国ロイヤル・バレエのピーター・ライト版『くるみ割り人形』は、クリスマスの時期に世界中で上演され、決定版とも言われている。チャイコフスキーの旋律に乗せ、魔法のように大きくなるクリスマス・ツリー、ねずみたちとの戦い、美しい雪の精たち、お菓子の国で繰り広げられる華やかな宴と心温まる幕切れなど見どころ満載で、ロイヤル・バレエで500回以上上演されてきた本作が、フルバージョンで3年ぶりに復活する。
(C)2018 ROH. Photograph by Alastair Muir
手品師で発明家のドロッセルマイヤーは、王室でねずみをやっつける罠を発明したが、ねずみの女王は復讐のために彼の甥ハンス・ピーターに呪いをかけ、くるみ割り人形の姿に変えてしまった。呪いを解くためには、くるみ割り人形がねずみの王様を倒し、そして外見に関わらず彼を愛してくれる娘が現れなければならない。シュタルバウム家のクリスマス・パーティに招かれたドロッセルマイヤーは、この家の娘クララにくるみ割り人形を贈る。夜中に目覚めたクララは、ドロッセルマイヤーによって魔法の世界に招かれ、ねずみの王様とおもちゃの兵隊たちの戦いを目撃する。クララの助けによりねずみの王様が倒され、くるみ割り人形の魔法が解かれてハンス・ピーターの姿に戻る。クララとハンス・ピーターは雪の王国へと旅し、さらにドロッセルマイヤーに導かれてお菓子の国へ行き、金平糖の精や王子に出会う。クララの勇敢さによって救われたとハンス・ピーターは金平糖の精に伝え、ドロッセルマイヤーはお礼として美しく賑やかな祝宴を二人に贈る。
(C)2018 ROH. Photograph by Alastair Muir
金平糖の精役は、金子扶生。王子役には、昨シーズン『白鳥の湖』のシネマ上映に主演してプリンシパルに昇進し、映画版『ロミオとジュリエット』にも主演したウィリアム・ブレイスウェル。2014年ローザンヌ国際バレエコンクール2位の前田紗江がクララを演じている。くるみ割り人形とハンス・ピーターを演じるのはジョセフ・シセンズ。花のワルツのソリストで佐々木万璃子、魔術師ドロッセルマイヤーのアシスタントで中尾太亮ら日本出身のダンサーも登場する。
(C)2018 ROH. Photograph by Alastair Muir
幕間映像では、金子扶生とブレイスウェルをダーシー・バッセルが指導する様子や、前田紗江らのリハーサルシーンやインタビューも公開。舞台装置や衣装の裏話などの秘蔵映像やトークも収められている。
ロイヤル・バレエ『くるみ割り人形』は2月24日(金)より TOHOシネマズ 日本橋ほか全国公開。