糸あやつり人形一糸座『少女仮面』(作・唐十郎)二度の延期を経てついに上演へ~天野天街、江戸伝内、結城一糸、丸山厚人、永野宗典に聞く

2023.3.11
インタビュー
舞台

前列左から四代目結城一糸、天野天街、江戸伝内(三代目結城一糸)。後列左から丸山厚人、永野宗典。

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唐十郎の戯曲『少女仮面』が、糸あやつり人形一糸座により、2023年3月17日(金)~21日(祝)、赤坂レッドシアターで上演される。当初は2020年5月に上演される予定だったが、コロナ禍等の理由により二度の延期を経て、ついに上演に漕ぎつけることとなった。

『少女仮面』は、唐が早稲田小劇場のために書き下ろした戯曲だ。鈴木忠志の演出で1969年10月初演。翌70年に岸田戯曲賞受賞。71年には唐自身の演出で状況劇場で上演された(86年再演)。74年、一糸座のルーツである結城座において佐藤信(当時・68/71黒色テント)の演出により人間と糸あやつり人形の作品として上演。こちらも76年、81年と再演を重ねた。

42年ぶりの、糸あやつり人形と人間による新プロダクションでは、奇才・天野天街の演出のもと、400年の技を受け継ぐ糸あやつり人形一糸座(江戸伝内、四代目結城一糸ら)と、元・唐組の丸山厚人、唐組の前身である状況劇場出身の大久保鷹、田村泰二郎、さらにヨーロッパ企画の永野宗典、少年王者舘の夕沈が共演する。音楽担当は坂本弘道。劇中歌作曲は、小室等。

SPICEでは、本作が当初上演される予定だった2020年4月にも天野、伝内(当時三代目結城一糸)、丸山にインタビューを行った。今回は一糸と永野も加わった座談会となる。前回の記事も併せてお読みいただくことをお勧めする( https://spice.eplus.jp/articles/266860 )。


■「一言一句変えずにやります」(天野天街)

── 天野天街さんが、唐十郎さんの戯曲を演出するのはこれが初めてですね。唐作品は一字一句言葉を変えずに上演を、という不文律があるとか。2020年のインタビューの際、天野さんはそれを守り演出すると言ってました。

天野:一言一句変えずにやります。言葉は変えません。(台詞の)くり返しはするけれど。

丸山:何も変えず余計な入れ事もなく、その上で天野さんがこれまでやってこられた手法で演出をされていますね。天野さんにしたら、本当は非常にやりづらいはず。でも、そこも楽しんで。唐さんと天野さんの魅力が打ち消しあっては意味がありません。ギリギリを狙ってどう融合するか。

演出の天野天街。

── かつて唐さんから直接教えを受けた丸山さんのことを、天野さんは“秘密警察”とか“唐警察”と称していました(笑)。その丸山さんのお墨付きを得られているのは心強いですね。

天野:彼は唐十郎の補助線が乱れないよう見てくれています。演出助手として。唐十郎原理主義者として(笑)。

── ほぼドラマトゥルクといってもいい役割ですね。

丸山:“唐警察”よりは、響きがいいかも(笑)。僕自身15年ぶりに唐十郎さんの作品をやることになり、あらためて感じたことがあります。それは読めば読むほど(戯曲の一言一句を)「変えられない」ということでした。作家への敬意や礼儀はもちろんですが、そもそも変える必要性を感じないんです。語尾や句読点、一個でも無視すると途端におかしくなって分からなくなる。唐さんはよく「人体に例えると、戯曲は背骨」だとおっしゃっていました。たしかに背骨って、どこか1ピースでもダメになると曲がったり折れたり真っ直ぐに立てなくなる。唐さんの本には、それくらいの強度があります。

丸山厚人。喫茶「肉体」のボーイ主任を演じる。

永野:(大きく頷き)たとえば、台本の中で、腹話術師の一人称は“僕”“俺”“私”が入り乱れています。稽古の時に「ここは“俺”と書かれているけれど、文脈上さすがに“僕”じゃないでしょうかね」なんて話をしたんです。でも、いざ“僕”で台詞を口にしたところ、途端に「違いますね」「“俺”に戻しましょう」となった。感覚的なことだけでなく、戯曲の中に確固たるものがあり、その文脈で台本を読み直すと、たしかに“俺”なんだなって。

永野宗典。糸あやつり人形を相手に、腹話術師役をつとめる。


■「勢いではなく、冷静に春日野八千代を作りたい」(江戸伝内)

── 江戸伝内さんに伺います。1974年4月、伝内さんの長兄さんが座長だった結城座で『少女仮面』を上演された時、伝内さんも参加されたそうですね。

伝内:私はボーイ主任を人形でやりました。親父の雪斎(十代目結城孫三郎)が春日野八千代役をつとめました。

江戸伝内。春日野八千代を糸あやつり人形で演じる。

天野:当時「三大アングラ劇団」と呼ばれた、紅テントと早稲小と黒テントががっつり絡んだ芝居なんですよね。鈴木忠志が主宰する早稲田小劇場のために、赤テントの唐十郎が書き下ろした『少女仮面』を、黒テントの佐藤信が結城座で人形劇とやったのだから。

丸山:『少女仮面』を人形に置き換えんとした、伝内さんのお父様と佐藤信さんの慧眼。やっぱりすごいですよね。

天野:その時に、唐さんが雪斎さんの手を舐めたんでしょう?

伝内:人形劇の『少女仮面』初演をみて、唐さんは大変上機嫌になって親父の手を「この手か! この手がやったのか!」とベロベロっと(笑)。

天野:代々唐さんに舐めてもらわないとね(笑)。

伝内:あの時はアングラ演劇のブームにのって勢いでやったところもありました。だからこそ今、雰囲気や勢いではなく、あらためて冷静に春日野を作ってみたいと思い、今回の上演を決めました。親父の時は、春日野の台詞を黒テントの新井純さんが担当されましたが、今回は私が台詞もやります。

── 春日野は、男装の麗人ではじまり、次第に少女のように変化します。

伝内:古典には、たとえば歌舞伎の坂東玉三郎さんのような「女形」という一つの演劇的なアプローチがあります。糸あやつりの古典にもそれがあるので、古典をやっていて良かったと思います。また僕の好きなアントナン・アルトーは、「男性、中性、女性」を使い分けている人です。その辺りとも繋がるものがあるかな、と考えて、様々に試しているところです。

貝は、別冊「少女フレンド」を抱えた老婆とともにやってくる。

── 次は四代目(一糸)に伺います。2022年、お父さまである江戸伝内(三代目結城一糸)さんが50年名乗のられた名前を襲名されましたが、これまでは、古典を中心に修行を積んでこられたのですか。

一糸:メインは古典ですが、新作もやってきました。

── ご自身は今回のような演目にも関心はありましたか?

一糸:はい。10代の頃、父は結城座にいて、そこで上演した『アンチェイン・マイ・ハート』(作:可能涼介、演出:芥正彦、音楽:灰野敬二、1999年シアタートラム )を観ました。アングラというか前衛というか……それが印象に強く残っていて「演劇ってこういうものなんだな」と、自分のベースになったところもあります。だから古典以外の演目にも関心はあるんです。でも、いざ自分でそれを今やれるかというとハードルが高くて。『少女仮面』も最初は「正直よく分からない」と思いました(笑)。でも読んでいくうちに、最初の解釈とは違ったことも感じられて「すごいな」と。

四代目結城一糸。少女・貝と腹話術人形の2役を演じる。

── 一糸さんは今回、少女・貝を演じるのですね。

天野:貝の他に、腹話術人形も担当していただきます。

── 三代目からみて、四代目の奮闘ぶりはいかがでしょう。

伝内:基本はもう出来ているように見えます。楽しんでやっているようにも見えます。

一糸:いやいやいや。悩むことばかりです。どうしたら状況劇場や唐組の感じを出せるのか。ただ、作品自体は本当に楽しい。辛くはないのですが、上手くいかないんですよね。

── 一糸座では、人形の台詞を人形遣いが自分で言います。難しさを感じるのは技術的な部分でしょうか。それとも役作りなど?

伝内:人形を動かすことと人間がしゃべることって、別の作業のようですが結構引きずられるものなんです。人形遣いが自分で喋るから、仮に人形が動かなくても、お客さんからはさほど不自然には見えない。でもそれでは成立しない。両者は組み合い、組み合いながらまた離れていく。そこを上手く出せるかどうか。

一糸:唐さんの戯曲なので、特にそこは意識しています。貝をやるときには、どうも感傷的になりがちで、丸山さんからは「もっと溌剌としていいんだよ」と言われています。

アトリエを兼ねた稽古場では、人形制作も進んでいた。

── 貝は、伝説のタカラジェンヌ春日野八千代に憧れ、喫茶「肉体」にやってくる少女ですね。

伝内:貝の16歳という若さは残酷なものですね。春日野をやっていて、それを感じます。

丸山:貝は決してハイソな雰囲気の“山の手のお嬢様”ではないんですよね。唐さんの戯曲に出てくる少女像の一つ。東急目蒲線の辺りに住居を構える下町のレディーです。

永野:(京都が拠点の僕には)土地勘がないのだけれど、セリフにある目蒲線ってどういうイメージ? 目黒、蒲田……。

── 「目蒲線」という“具体語”は宝塚の世界では決して口にしてはいけない(笑)。

天野:たしかに「めかません」という音は、宝塚には出てこない。

永野:ああ、その響きからも想像できますね(笑)。

丸山:いわゆる下町、唐さんが生まれ育った町のようなイメージ。『少女仮面』には、貝が16歳で目蒲線周辺でおばあちゃんと暮らし、宝塚に憧れているといった端的な情報があるので、そこから膨らませて作っていくのだと思う。


■「人形は余計なことをしない」(丸山)、「演劇に出会い直した感覚」(永野)

── 物語の舞台は春日野の営む地下喫茶店《肉体》。そのボーイ主任を演じるのが丸山さんです。一糸座の人形と共演するのは『ゴーレム』(2017年)『おんにょろ盛衰記』(2020年)に続く三作目ですね。

丸山:人形と生身の人間で対峙する怖さは、ある程度分かってきたつもりです。先日稽古に合流された大久保(鷹)さんが「役者ごときが人形にかなうわけないんだよ」と早速おっしゃていました。その通りなんですよね。うまく伝えられないのですが、人形は余計なことをしない。そこが難しいところです。

稽古が始まる頃、大久保鷹も到着。状況劇場時代にも演じた甘粕大尉役で出演する。

丸山:唐さんにも、よく「お前、余計なことをして自分で自分をやりづらそうにしている」と怒られていました。頭で何も考えていないのはダメ。考えているつもりで余計なことを考えてるのもダメ。ずっとやりづらくていい。やりづらさを抱えながら、やりやすさを求め続けて稽古して、舞台でお客様を前にした時に、ふとやりやすさに変わる瞬間がある。

永野:それを言われると、僕は余計なことばかりをしていたのかもしれません。この作品で「肉体」って1つのキーワードですよね。だから自分の台本に「肉体を酷使して」とメモっていたんです。でも動くところ、あがくところが露骨だった、と反省しています。昨日あたりから、天野さんと「腹話術師はどういう人間なんだろうね」ってリアルに考え直す作業をしています。

「気になることがあればすぐに止めましょう」と天野。各々の目線から理知的なアイデアが次々と。

── 一糸座の公演に初めて参加する永野さんの腹話術師です。状況劇場で根津甚八が演じた役ですが……。

永野:震えます。

天野:永野くんは、僕が昔から大好きな役者です。人形っぽいところもある方なので、人形劇と人間で上演する『少女仮面』の腹話術師という設定からピンときて、ぜひ永野くんにと。2020年にやろうとした時も、実は最初に声をかけたのが永野くんでした。

「人形が日々生々しく、可愛らしく思えてくるんです」と永野。

永野:その時はどうしても予定がつかず、同じヨーロッパ企画の中川晴樹が出ることになったんです。でも公演が延期となり、今回は僕が出られることに。一度中川に渡したバトンが自分に戻ってきた感じですね。

天野:中川くんと僕の仲が悪いとか、そういうことではありません。

一同:(笑)

── 永野さんは昔、ご自身のプロデュース公演(永野宗典不条理劇場『劇野郎が来る!』2012)で人形劇をやられましたね。

永野:「役者が演じるとは」みたいな問いからメタを含む演劇を考えていたんです。役者が演じることに照れがあるんですよね。そこを人形に託そうと考え、マリオネットを使った公演をしました。手応えはあったのですが、劇団内から「永野は不条理な世界の深みにはまっていってるんじゃないか」と。そこで一度自分の創作は封印してしまったんです。そんな中、今回、憧れ続けていた天野さんの演出で人形劇に関われることになり、「ぜひ」と。

ひとつの舞台で、俳優、糸あやつり人形、人形遣いが共生する。

── 永野さんは、これまでに唐十郎作品との接点はありましたか?

永野:ほとんどありませんでした。ずいぶん昔に『少女仮面』の戯曲を買って読みかけたのですが、まるで訳が分からず「無理!」って読むのをやめてしまった。今回あらためて戯曲と向き合ったのですが、やっぱり笑っちゃうほど分からない(笑)。でも腹話術師にフォーカスして読み進めるうちに、何とか手触りを感じられるようになりました。物語の構造も、実ははっきりしているんですね。『ジャガーの眼』の舞台映像をみて、「そういうことか」と掴めたところもあり。……と最初は分からなさばかりを強調してしまいましたが、わけが分からないまま面白いんです。僕が演劇を始めた頃に憧れた、演劇のダイナミズムが詰まっています。演劇に出会い直したような感覚です。

水飲み男を演じる田村泰二郎も到着。


■「本当は観客の1人として観たい」(結城一糸)

── 今回の演出の中で一番の見どころは?

天街:ネタバレにならないように説明するのが難しいのだけれど、たとえば腹話術師のシーンでは、原作どおりの構造ではじまりながら、その人形を糸あやつりならではのやり方でメタ化して見せるところがあります。まず1メタ目してから2メタ、3メタ、4メタして、メタメタにして……。

文楽人形と違い、人形と遣い手の間に距離がある。「糸の長さの分だけ俯瞰で芝居ができる」と伝内はいう。

丸山:それでいうと、春日野を侵食していく貝は、父である三代目を乗り越えていかんとする四代目のメタにも感じられますよ。春日野と貝のどちらの目線で捉えるかで、見える景色がまるで変わるでしょうね。

── と言われていますが、四代目一糸さん、自信のほどは?

一糸:もう……やるしかないんですよね(ぼやき)。

一同:(笑)

天野から「人形に優越感をもたせて」と言われ、「そうか」とつぶやく一糸。次の瞬間、人形にたしかな“ドヤ感”が出ていた。

丸山:四代目は少し口下手なんです(笑)。

天野:記事では「やるしかない」を「殺るしかない」と変換していただくと、やる気が出てみえるんじゃない?

永野:それ使っちゃいけない漢字だったりしませんか? 大丈夫ですか?

一同:(笑)

「もう一回やっていい?」と大久保。「やりましょう」と天野。人間にも人形にも分け隔てなく演出がつく。

── 最後に一言づつ、メッセージをお願いします。

一糸:今まで色々な団体が『少女仮面』を上演してきましたが、そのどれとも違う、新たな『少女仮面』をお見せできると思います。今回私は演じる側ですが、本当は観客の1人として観たい!と思える作品です。

丸山:天野天街が初めて唐十郎の世界に挑みます。そこに大久保鷹や田村泰二郎など状況劇場の生き証人が、伝統ある糸あやつりの人形と共演します。稀有な組み合わせだと思います。「見逃したらたぶん後悔しますよ」と皆さんに申し上げたいです。

永野:分かりやすいものが受け入れられやすい風潮があります。実際、僕はかつて『少女仮面』を一度は拒絶しました。でもやっぱり面白さに出会えました。理解を超えたところにある、演劇の持つ劇的な感動に出会っていただきたいです。天野さんの演出が、きっとそこへ連れて行ってくれます。

天野:『少女仮面』は、唐さんを知ってる人も知らない人も、(唐さんの)根本でありながら、すごく分かりやすい芝居だと思います。構えたり、考えたりする必要はありません。普通に面白い演劇です。

伝内:天野さんって、ディティールにすごくこだわる人です。でも細かいところだけでなく俯瞰する眼もお持ちでいらっしゃいます。その両義性が独特で素晴らしい。そのうえで今回、多様な役者さんに集まっていただき、人形と一緒に『少女仮面』をやる。これは絶対に面白いと思います。

── 2度の公演延期を乗り越えての開幕。楽しみにしています。

糸あやつり人形 一糸座の『少女仮面』は、2023年3月17日(金)から3月21日(火祝)まで、東京・赤坂レッドシアターにて上演。

聞き手:安藤光夫(SPICE編集部) 取材・文・写真=塚田史香

公演情報

糸あやつり人形 一糸座『少女仮面』(作・唐十郎)

■公演期間:2023年3月17日(金)~3月21日(火祝)
■会場:赤坂レッドシアター
 
■作:唐十郎
■演出:天野天街
 
■出演(配役):
<人形>
・春日野八千代 江戸伝内
・貝 結城一糸
・老婆 結城民子
・ボーイ1 結城まりな
・ボーイ2 眞野トウヨウ
・看護婦 結城まりな
・防空頭巾の女 眞野トウヨウ
土屋渚紗
成田路実
<俳優>
・ボーイ主任 丸山厚人
・腹話術人形 夕沈 /  結城一糸
・腹話術師 永野宗典
・水飲み男 田村泰二郎
・甘粕大尉 大久保鷹

 
■スタッフ
・劇中歌作曲:小室等
・音楽:坂本弘道
・舞台美術:伊藤雅子
・舞台監督:森下紀彦
・演出助手:丸山厚人
・照明:小木曽千倉
・音響:岩野直人
・映像:濱嶋将裕
・衣装:雪港
・大道具製作:株式会社エクス・アドメディア
・宣伝美術:原画/大寺史紗 デザイン/三崎了
・宣伝協力:ポスターハリス・カンパニー
・人形デザイン・製作:田中めぐみ 結城まりな 眞野トウヨウ (株)糸あやつり人形一糸座
・制作:結城民子 田中めぐみ
・制作協力:海野広雄(オフィス櫻華) 武井希未
・主催:一般社団法人一糸座
・協力:少年王者舘 オフィス・キーズ ㈲ジェイ.クリップ アルファエージェンシー
    ヨーロッパ企画 オフィスKUMA caféオオワニ通リ アンジー 成田路実
・助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
    独立行政法人日本芸術文化振興会

 
■公式特設サイト:https://www.isshiza.com/syoujyokamen
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