歌舞伎座 新開場 10周年 「歌舞伎オンデマンド」で選りすぐりの4演目を3月1日より連続配信
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(C)松竹株式会社
2023年4月で現在の第五期歌舞伎座は新開場10周年を迎える。その歌舞伎座の節目にあたり、歌舞伎公式動画配信サービス「歌舞伎オンデマンド」では、歌舞伎座新開場10周年記念特集として、歌舞伎座柿葺落公演の選りすぐりの4演目を3月1日(水)より連続配信することが決定した。
ラインナップは、曽我兄弟の仇討ち物語を題材に、曽我兄弟を尾上菊之助、現・市川團十郎、そして敵役となる工藤祐経を片岡仁左衛門が演じ、江戸歌舞伎の様式美を堪能できる『壽曽我対面』、坂東玉三郎扮する妖艶な傾城如月の色気と風格、そして尾上松緑演じる大宅太郎光圀との華やかな立ち廻りもみどころの『忍夜恋曲者将門』。
壽曽我対面 (C)松竹株式会社
忍夜恋曲者 将門 (C)松竹株式会社
智勇優れる名将・梶原景時を描いた時代物の名作『梶原平三誉石切鶴ヶ岡八幡社頭の場』は景時に中村吉右衛門、大庭景親に尾上菊五郎の豪華顔合わせ、そして御家騒動を描いた時代物の大作『伽羅先代萩御殿・床下』では坂田藤十郎が自身の当たり役である乳人政岡を、現・松本白鸚が仁木弾正を演じた。今もなお歌舞伎界を牽引する豪華俳優の名演、そして今はなき名優の至芸もたっぷりと堪能できる。
梶原平三誉石切 (C)松竹株式会社
伽羅先代萩 (C)松竹株式会社
さらに、特集第1作目の『壽曽我対面』では、イヤホンガイド解説者とともにオンラインでお客様が作品を同時視聴する生配信イベントも開催。生配信やオンラインチャットを通じて、作品の見どころや十年の歌舞伎の歩みを視聴者と共に振り返る。
みんなで観よう!「壽曽我対面」 (C)松竹株式会社
本編配信前後にトークも付いて、観劇の懐かしい思い出や歌舞伎の未来にみんなで思いを馳せる、配信ならではの歌舞伎観劇体験が楽しめる。
そして、同じく、歌舞伎座新開場10周年にちなんで、第四期歌舞伎座の休場に迫ったドキュメンタリー映画『わが心の歌舞伎座』を4月7日(金)~4月13日(木)の期間、東劇ほか全国の映画館で再上映する。
数々の名舞台が生まれ続けた歌舞伎座への名優たちの想い、稽古風景や舞台の制作現場を丁寧に捉え、歌舞伎座の歴史を彩る物故俳優の思い出も交えながら歌舞伎の真髄に迫る。
配信情報
片岡仁左衛門、尾上菊之助、市川海老蔵(現・市川團十郎)、中村七之助、中村松江、市川男女蔵、片岡亀蔵、片岡市蔵、片岡愛之助、片岡孝太郎、中村芝雀(現・中村雀右衛門)
配信期間:2023年4月1日(土)~6月30日(金)