さとうほなみ、□字ック第十五回本公演『剥愛(仮)』主演決定 コメント到着
-
ポスト -
シェア - 送る
□字ック第十五回本公演『剥愛(仮)』出演者
さとうほなみ(ゲスの極み乙女ドラムスほな・いこか)が、□字ック第十五回本公演『剥愛(仮)』にて主演を務めることが決定した。
主人公の【出戻り長女】を演じるさとうは、今期放送のフジテレビドラマ「あなたがしてくれなくても」や、テレビ朝日ドラマ「六本木クラス」、Netflix「今際の国のアリスSeason2」、映画「愛なのに」、「彼女」など話題作に立て続けに出演し、一際存在感を放つ注目の女優であり、舞台『ヘドウィグ・アンド・アングーリーインチ』、『カノン』での公演も記憶に新しい。
本公演は現在、舞台演出家、映画監督、脚本家、小説家と多岐に渡る活動で才能を発揮するクリエイターの山田佳奈が主宰する「□字ック」の世田谷パブリックシアター提携、シアタートラム新作公演となっている。
そしてこの度本作に集う全6名のキャストを一挙解禁された。
寡黙な次女に瀬戸さおり、工房に転がり込む男に山中聡、軽度知的障害を持つ甥に岩男海史、近所の独居女性に柿丸美智恵、剥製師の父に吉見一豊と、実力派の俳優たちが不遇な環境に身を置く登場人物を演じる。
□字ックとしてのシアタートラム公演は2019年『掬う』(主演佐津川愛美)以来で、主演のさとうをはじめ、出演者全員が今回、□字ック作品に初めての参加となる。
物語はとある片田舎の集落、死後の動物の皮を剥ぎ、内臓を取り除き、防腐処理をして生きていた姿に復元する剥製師の工房が舞台。正義の在り方が多面的であり、他者の正義を糾弾するという現在の社会に垣間見える問題を反映し、愛情のゆがみ、欲望、人が過ちを犯していくまでを丁寧に描く。
主演のさとう、□字ック主宰で脚本・演出の山田より、コメントが到着した。
さとうほなみ コメント
さとうほなみ
今作のプロットを読ませていただいた時、これは自分がいま向き合うべき作品で「出逢ってしまった」と感じました。登場人物は皆、どこか全員加害者であり被害者でもある。黒いものを抱えていて、消化できずにいる、でもそれがこの作品での日常生活。
わたしは「タイトル、拒絶」がすごく好きで、お人柄も素敵な山田佳奈さんとご一緒出来るのが心から嬉しいです。そして面白い役者さんが揃い踏みで、これはきっと役者としてギリギリな精神状態になるんだろうな(笑)そしてギリギリであればあるほど今作は映えるんだろうなーなどと思いつつ…。わたし自身すごく楽しみにしております。
脚本・演出:山田佳奈 コメント
劇団での新作公演として、何を上演すべきか。時代が新しく移り変わっていく中で、作家としての意識や生活の優先順位も変わりつつある現在、ずっとあたためていた題材である「剥製師」の物語を描こうと思いました。生きていく上で何を指針としたら良いのだろうと、変化している部分と譲れないもの。それは死後の動物の皮を剝ぎ、生命を吹き込み直す職業が置かれている状況とも少なからず遠くない気がしていて、どういう手癖で物語に息を吹き込むか明確に定まってないところもありますが、わたしなりに考えて挑んでみたいと思います。
また、さとうほなみさんをはじめ、魅力的な俳優陣に集っていただくことができました。月並みな言葉になってしまいますが、どのような化学反応が起きるのか。楽しみでなりません。