新国立劇場バレエ団『シェイクスピア・ダブルビル』が開幕 舞台写真と『マクベス』振付のウィル・タケットよりメッセージが到着

2023.5.1
ニュース
クラシック
舞台


新国立劇場バレエ団による『シェイクスピア・ダブルビル』が、2023年4月29日(土・祝)新国立劇場 オペラパレスにて、初日を迎えた。この度、舞台写真と『マクベス』振付のウィル・タケットからのメッセージが届いた。

本作は、国際的に目覚ましく活躍しているウィル・タケットが新国立劇場のために創る『マクベス』、そしてアシュトンの英国の雰囲気漂う『夏の夜の夢』の二作品を新制作にてお届けする公演。

『マクベス』はオリヴィエ賞など数多くの賞を受賞し、世界的に活躍しているウィル・タケットを迎え、新国立劇場バレエ団から世界に発信するオリジナルバレエ。スコットランドの作曲家、ジェラルディン・ミュシャによって作曲された同名作品にインスピレーションを得て、オペラや映画でも幾度となく題材として取り上げられてきたこの物語が、タケットの手で新たに生まれ変わった。

新国立劇場バレエ団「シェイクスピア・ダブルビル」『マクベス』 福岡雄大、米沢 唯    撮影:鹿摩隆司

新国立劇場バレエ団「シェイクスピア・ダブルビル」『マクベス』 米沢 唯    撮影:鹿摩隆司

新国立劇場バレエ団「シェイクスピア・ダブルビル」『マクベス』 福岡雄大    撮影:鹿摩隆司

『夏の夜の夢』は英国バレエの巨匠フレデリック・アシュトンによる傑作で、まるで絵本の世界から飛び出したような森と妖精たちの世界が華麗に描かれる。新国立劇場では 2022年1月に上演予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響により公演中止となり、今回、上演された。

新国立劇場バレエ団「シェイクスピア・ダブルビル」『夏の夜の夢』  柴山紗帆、渡邊峻郁    撮影:鹿摩隆司

新国立劇場バレエ団「シェイクスピア・ダブルビル」『夏の夜の夢』  柴山紗帆、木下嘉人   撮影:鹿摩隆司

新国立劇場バレエ団「シェイクスピア・ダブルビル」『夏の夜の夢』  山田悠貴    撮影:鹿摩隆司

なお、それぞれのカーテンコールでは、客席から熱い拍手とスタンディングオベーションがダンサーやクリエイティブスタッフたち、指揮者やオーケストラに贈られた。

ウィル・タケット  メッセージ

吉田都芸術監督から『マクベスの悲劇』のバレエの依頼を受けたとき、マクベスとマクベス夫人の情熱的で野心的で殺意に満ちた、しかし最終的には悲劇的な夫婦関係を中心に掘り下げるというコンセプトを伺って、一瞬にして魅了されました。シェイクスピア戯曲の登場人物と悲劇的な筋書きが、バレエの観客にとっても魅力的でダイナミックなものに生まれ変わったと確信しています。このような素晴らしい創作の機会を与えていただいた都さんと新国立劇場バレエ団のスタッフの皆さんに感謝しています。
そして何より、登場人物に命を吹き込んでくださったバレエダンサーの皆さんに感謝したいと思います。

公演情報

2022/2023 シーズン
新国立劇場バレエ団『シェイクスピア・ダブルビル』
夏の夜の夢<新制作>/マクベス<新国立劇場バレエ団委嘱作品・世界初演>
Shakespeare Double Bill ‐The Dream / Macbeth
 
日程:2023年4月29日(土・祝)~5月6日(土)
会場:新国立劇場 オペラパレス
予定上演時間:約2時間(休憩含む)
※『マクベス』の一部に、流血表現がございます。
 
スタッフ:
『夏の夜の夢』
【振付】フレデリック・アシュトン
【音楽】フェリックス・メンデルスゾーン
【編曲】ジョン・ランチベリー
【美術・衣裳】デヴィッド・ウォーカー
【照明】ジョン・B・リード
 
『マクベス』
【振付】ウィル・タケット
【音楽】ジェラルディン・ミュシャ
【編曲】マーティン・イェーツ
【美術・衣裳】コリン・リッチモンド
【照明】佐藤 啓
 
キャスト:
『夏の夜の夢』
【タイターニア】柴山紗帆(29日、2日、4日、6日)、池田理沙子(30日、3日、5日)
【オベロン】渡邊峻郁(29日、2日、4日、6日)、速水渉悟(30日、3日、5日)
 
『マクベス』
【マクベス】福岡雄大(29日、2日、4日、6日)、奥村康祐(30日、3日、5日)
【マクベス夫人】米沢 唯(29日、2日、4日、6日)、小野絢子(30日、3日、5日)

【指揮】マーティン・イェーツ
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
【合唱】東京少年少女合唱隊
  • イープラス
  • 新国立劇場バレエ団
  • 新国立劇場バレエ団『シェイクスピア・ダブルビル』が開幕 舞台写真と『マクベス』振付のウィル・タケットよりメッセージが到着