日本を代表する絶景ポイントで最高の花火を楽しむ The絶景花火シリーズ「Mt.Fuji 2023」オフィシャルレポート

2023.5.9
レポート
イベント/レジャー

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4月22日(土)に「ふじてんリゾート特設会場」にて開催された『The 絶景花火 シリーズ「Mt.Fuji 2023」』のオフィシャルレポートが到着した。以下原文ままになる。

“日本を代表する絶景ポイントで、最高の花火を”というコンセプトで、昨年第1回目が開催された注目の“春エンタメ”『The 絶景花火 シリーズ「Mt.Fuji 2023」』(絶景花火)が、今年も4月22日(土)「ふじてんリゾート特設会場」で開催された。

舞台は今年世界遺産登録10周年の富士山の一合目に位置するふじてんリゾート。「フジロックフェスティバル」の第1回目が開催された会場(当時は「富士天神山スキー場」)に約2000人の観客が集まった。全てが特別席、全てがベストビューポイントになっている会場で、絶景と世界最高峰の花火を最高のサービスでゆっくり楽しんでもらうために、の最高価格を10万円(VIP席)に設定し(専用駐車場、エリア有り)、1万人収容可能の会場に限定2000人が参加可能という、ラグジュアリーな花火大会だ。今年は約3割が海外からの観客で、「富士山」と「花火」、「桜」というまさに“ザ・日本”を一挙に楽しめるエンタメショウに目を輝かせていた。

4月22日当日。昼間は青空に富士山が映えていたが、変わりやすい山の天気、再び厚い雲が富士山を覆う。しかし開演時間が近づくと再びその雄大な姿を集まった観客の前に表した。昨年この大会を観てファンになったという女優・室井滋が味わいのあるナビゲーションで大会を盛り上げる。

18時35分、標高1500mの空気はグッと冷え込む。黄昏時を迎え、より幻想的な姿が感動的な富士山を背景に、プロローグ花火が打ち揚がり、歓声が沸く。文字通りの絶景花火がスタート。プロローグ花火は「黄昏の富士」だ。大きな花火が一発ずつ富士山を照らすように揚がり、拍手が起こる。

紅屋青木煙火店、磯谷煙火店、齋木煙火本店、菊屋小幡花火店といういずれも100年以上の歴史を持つ、日本を代表する花火師BIG4の、技巧の限りを尽くした美しい花火の競演がこの花火大会の最大の売りだが、4社のコラボが早くもプロローグから実現。国内でこの4社の花火師のオールスターたちが揃うのは、「絶景花火」だけだ。花火大会というと各地域と密着した大会が多いの中で、この「絶景花火」はあくまで花火を主体に組み立てているところも、花火師の気持ちに“火をつける”。各社が最強の花火を用意し、臨む。

完全に暗くなるを待ち、オープニング花火「霊峰富士と織りなす神秘の光」で本編がスタート。光とそして肚に響いてくる轟音。昨今増えた、音楽に合わせて打ち揚げる花火とは違い、花火の音が最高のBGMになる。見事なスターマインに歓声が上がる。大玉花火の競演 も見どころのひとつだ。最大の花火・10号玉の競技会で優勝経験がある煙火店が揃い、それぞれが一発で全ての人の心を打ち抜く“必殺玉”を持っている。ひと玉ひと玉丁寧に作られた5号玉20発、8号玉8発、そして10号玉4発が打ち揚げられ、一瞬夜空が昼間のように明るくなる。

それぞれの煙火店が、色彩と造形美にこだわり、個性を発揮しながら切磋琢磨し、世界一の日本花火作り上げている。そのコラボで打ち揚がる花火は、得も言われぬ感動を連れてくる。さらに気温が下がってきた後半は、前半とは一転、温もりある和火の炎の演出で、心に訴えかけてくる。ラストはBIG4協演のスターマイン「富嶽夢景」。言葉も音楽もいらない、富士の裾野を花火で埋め尽くす圧巻の光景。BIG4が描く、唯一無二の花火スペクタクルショウだ。

この花火をロマンスリフト頂上に設置した、日本最高峰の場所にある特別席で観覧した観客もいた(富士山天空)。カメラマンにもVIPカメラ席を用意するなど、様々なニーズに応えが用意されているのもこの大会の特徴だ。さらに今年から加わったのが美食サービスだ。開演前にVIP向けにまぐろの解体ショウで楽しませ、切っていくそばから寿司を提供。他にも天ぷら、焼鳥、たこ焼き、様々なドリンク類が用意されていた。最高のおもてなしもこの花火大会の魅力だ。

駐車場から客席までがフラットで数分で移動することができ、受け入れ態勢が整っている。身障者用のトイレも用意され、バリアフリーが万全なところも嬉しい。入場時に段ボール製の椅子が配布されるが、これもSDGsを意識したもので折りたたんで持ち帰ると普段使いもでき、ゴミも出ない。

実行委員は「どんどん新しいことをやり続けていきつつ、伝統の花火という肝の部分は守っていきたい。3~4年後には世界的に有名なイタリア、スペイン、ドイツ、マルタ、アメリカの花火師さんも招聘して、BIG4とWBCのような花火のオリンピックを開催したい。世界中からたくさんの人が集まってくれるはずです」と語ってくれた。来年は 4 月 20 日(土)に開催されることが発表された。「極上の特別」を感じようと、国内外から多くの観客が集まりそうだ。
 

イベント情報

The 絶景花火シリーズ『Mt.Fuji 2023』

■開催日:
2023年4月22日(土)予定
 ※雨天決行 荒天時中止
■開催場所:
 ふじてんリゾート特設会場(山梨県南都留郡鳴沢村)
※富士山 1合目敷地内
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