イングリッシュ・ナショナル・バレエの日本人プリンシパルが夢の競演 世界トップクラスのダンサーが集結する一日限りのバレエ界オールスターガラ開催

2023.5.23
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2023年8月6日(日)神奈川県民ホール(大ホール)にて『横浜バレエフェスティバル2023』が開催されることが決定した。

『横浜バレエフェスティバル』は世界トップクラス“メジャー級”ダンサーが一堂に会する、華やかなガラ公演。2015年にスタートし今年で8回目を迎える。一般的にクラシックが中心となることが多いガラ公演だが、本公演では、海外バレエ界では主流になりつつあるコンテンポラリー現代ダンスを積極的に取り入れ、クラシック、コンテンポラリーの二つを披露する。

今年は、菅井円加、小野絢子、小池ミモザ、高橋絵里奈、加瀬栞、福岡雄大、二山治雄、大川航矢など、世界各国で活躍する日本人ダンサーが、横浜の地に集結。最注目は、イングリッシュ・ナショナル・バレエ(以下ENB)所属の高橋絵里奈と加瀬栞の夢の競演だ。世界トップクラスのバレエ団ENBは、各国から選りすぐられた団員70人強が在籍しており、その中で、わずか4人しかいない最高位のリードプリンシパルを2人は務めている。

高橋絵里奈は、厳しい競争の中、15年間以上、最高位として活躍するレジェンドダンサー。英国舞踊批評家協会賞の第22回最優秀女性ダンサー賞に昨年ノミネートされた、世界のプリマ・バレリーナの一人で、本公演には4年ぶりの出演となる。

加瀬栞は、2014年に、世界的に権威ある米国ジャクソン国際バレエコンクールで金賞を受賞。2016年のプリンシパル昇格を経て、昨年から同団のリードプリンシパルに昇格を果たした。昨年に続く出演で、昨年は『眠れる森の美女』より、美しく可憐なオーロラ姫を演じ、会場を魅了した。2人は現地イギリスでも大人気で、それぞれが主役を務めており、輝かしい実績と魅力を放つ2人の夢の競演を楽しみにしているファンも多い。本公演最大の注目ポイントだ。

そのほか、地元神奈川にゆかりのあるスターバレリーナも凱旋。

厚木市出身の菅井円加は、2012年、ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝。現在は、ドイツのハンブルク・バレエ団のプリンシパルとして活躍中だ。今年3月に行われた同団の来日公演においては、『シルヴィア』4公演中3公演で主役を務めるなど、ハンブルク・バレエ団を代表するダンサーだ。世界的なプリマの一人となった現在も、地元開催の本公演には、ほぼ毎年出演をしている。昨年の舞台では、同じく2014年にローザンヌ国際バレエコンクールで優勝した二山治雄と共に、ローザンヌ優勝者ペアを組み観客を魅了、今年もさらに息の合ったペア作品も見所だ。

菅井円加 二山治雄 横浜バレエフェスティバル2022年の競演

横浜市出身の井関エレナは、ヴァルナ国際バレエコンクールにおいて、2018年に第3位を受賞。現在は、ドイツのベルリン国立バレエ団に所属している若きスターだ。日本でも数々のコンクール受賞歴を誇り、ジュニア世代の目標であり、あこがれの存在となっている。

また、4月に横浜市内同会場で行われた「出演者オーディション」において、選出されたジュニアも出演する。小学6年生の時に、このオーディションで優勝し、現在はドレスデン国立歌劇場ゼンパー・オーパー・バレエにて活躍する中島耀も凱旋出演。地元神奈川にゆかりのある出演者が多く揃う。

公演に先立ち、8月3日(木)から5日(土)は、次世代育成プロジェクトの一環として、出演者によるワークショップも開催される。本公演に出演する高橋絵里奈など、ワールドクラスの現役ダンサーから直接指導を受けられる貴重な機会だ。(現在参加者受付中)また、前日の8月5日(土)には、公演会場にて前夜祭が行われる。舞台上に客席を設置し、普段は覗くことができない舞台袖の様子や、翌日の本番に向けたリハーサル等、舞台の裏側を披露する。詳細は、近日発表予定。

公演情報

『横浜バレエフェスティバル2023』
 
日時:2023年8月6日(日)14:00開演
会場:神奈川県民ホール大ホール(神奈川県横浜市中区山下町3-1)
芸術監督:遠藤康行(元フランス国立マルセイユ・バレエ団/ソリスト、振付家)
プロデューサー:吉田智大
 
出演:
World Premium Dancers
菅井円加(ハンブルク・バレエ団/プリンシパル)
小野絢子(新国立劇場バレエ団/プリンシパル)
小池ミモザ(モナコ公国モンテカルロ・バレエ団/プリンシパル)
高橋絵里奈(イングリッシュ・ナショナル・バレエ/リードプリンシパル)
加瀬栞(イングリッシュ・ナショナル・バレエ/リードプリンシパル)
寺田翠(元ロシア国立ノヴォシビルスク・オペラ・バレエ劇場、バレエ カルサヴィナ)
井関エレナ(ベルリン国立バレエ団)
中島耀(ドレスデン国立歌劇場ゼンパー・オーパー・バレエ)
福岡雄大(新国立劇場バレエ団/プリンシパル)
二山治雄(元パリ・オペラ座バレエ団/契約団員)
大川航矢(元ロシア国立ノヴォシビルスク・オペラ・バレエ劇場、牧阿佐美バレヱ団/ファーストソリスト)
ジェームズ・ストリーター(イングリッシュ・ナショナル・バレエ/ファーストソリスト)
仲秋連太郞(イングリッシュ・ナショナル・バレエ/ファーストアーティスト)
柳本雅寛(振付家・ダンサー、+81主宰)
 
Freshers Gala
ジュンヌバレエYOKOHAMA(次世代のバレエ界を担う若手ダンスユニット):遠藤康行芸術監督による振付作品披露、横浜バレエフェスティバル2023出演者オーディション第1位・第2位・第3位選出者:ヴァリエーション披露
※出演者・演目(後日発表)は、変更になる場合があります。
 
料金(全席指定/税込)
S席12,000円 A席10,000円 B席6,000円 C席4,000円
神奈川県民シートS席9,000円(神奈川県在住・在勤の方)
※神奈川県民シートのお取り扱いは「かながわ」窓口前売りのみ
※3歳以下のお子様のご入場はご遠慮ください
 
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