7周年を越えて『アイドリッシュセブン』は新たな輝きへ! 『アイナナEXPO』DAY.1レポート
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2015年にアプリゲームからスタートし、ライブやアニメなど様々なジャンルでアイドル達の物語を描いてきたメディアミックスプロジェクト『アイドリッシュセブン』。その7周年を記念したメモリアルイベント『アイナナEXPO』が5月5日~7日にかけて幕張メッセにて開催。劇中に入り込んだような感覚に浸れるテーマパーク仕立ての場内で繰り広げられた様々なアトラクションやトークショーなど、ファンには嬉しい時間となったイベントの初日の様子をお送りしよう。
■場内に再現されたのはまばゆい『WONDER LiGHT』の世界!
個性あふれる男性アイドル達のきらめくドラマを描いて人気を博し、昨年7周年を迎えた『アイドリッシュセブン』。その7年間の軌跡をファンと共に振り返っていくメモリアルイベントが、5月5~7日にかけて幕張メッセで開催された「アイナナEXPO」だ。照明が抑えられた場内を進むファンが最初に目にするのは、ネオンサインで彩られたワイヤーフェンス…それは昨年11月にリリースされたTVアニメ3期第2クールのOP主題歌「WONDER LiGHT」のMVを連想させる。そしてその先ではまばゆく光り輝く遊園地のゲートと「IDOLiSH7」「TRIGGER」「Re:vale」「ŹOOĻ」がファンを出迎え、その先に広がるのはIDOLiSH7の7人がMV内で遊んでいた遊園地そのものなのだ。
MV内で7人がパフォーマンスを披露した巨大テントステージを中心に、彼らが遊んだアトラクションや屋台なども細部までリアルに再現。サイズこそ小さめだが観覧車やメリーゴーランドにスライダーもあるなど、歩き回っているだけでMVの世界に入り込んだ気分になれるファンには嬉しい空間が会場内に具現化されているのだ。
テントステージではMV内でIDOLiSH7が着用していた衣裳を展示。特注の生地やボタン等の細かい素材から、各メンバーの体型も意識したデザインまで、MVの彼らをこの場でも感じさせるような作りこみになっている。
テントステージの後方では大型スクリーンで各グループのMVを上映。曲終わりやMV内のキメのシーンでは歓声も上がるなどストリートライブのような盛り上がりを見せていた。
多種多彩な屋台も勢ぞろい。飾られているぬいぐるみなどもMV内のビジュアルに合わせて造り起こされた特注品だ。
メンバーが遊んでいた「Lucky 7 Shooting」は実際に撃って遊べるアトラクションになっており、多くのファンがチャレンジしていた。
アイドルがさまざまなお題にチャレンジするRabbiTubeスタジオの再現エリアや、まるで各グループのMVの中に入り込んだような演出を見せてくれるMV再現展示エリアも終日ファンが途切れることはなかった。
■GALLERYにフードコート、さらには謎解きゲームなど多彩な企画が目白押し
2019年に開催された2nd LIVE『REUNION』で使用されたライブ衣裳を多数展示。クールで煌びやかな衣裳などを間近で見ることのできるファンには嬉しい展示となった。
大スクリーンで『アイドリッシュセブン』7年間の歩みを堪能できる、このイベントでしか見ることのできない特別映像の上映も行われた。
MEMORiAL GALLERYコーナーでは、7年間に発表されてきた周年記念ビジュアルや広告グラフィックなどをビッグサイズで展示。ご当地ビジュアルで全国7都市を回った「VISUAL BOARD TOUR 2017」など貴重なビジュアルも。
SPECiAL GALLERYコーナーではキャラクター原案を務める種村有菜氏による撮り下ろしが勢ぞろい。特別衣装に身を包んだアイドルたちに会うこともできる。
アイドリッシュセブンらしい凝ったデザインのオリジナルフード&スイーツがそろったフードエリアも人気で終日賑わいを見せていた。
アプリゲーム内イベント「モフモフお掃除大作戦」に登場したコットン&ダストたちが会場に出現! アイナナEXPOを混乱から守るために様々な謎解きに挑む「アイナナEXPO モフモフ防衛大作戦」も開催。
王様プリンが着ぐるみとなって会場に出現! 王様プリンが練り歩くとあっという間にファンが集まっての撮影会が始まり大盛り上がり。
■ステージエリアではライブ&キャストの秘話満載なトークイベントも!
幕張メッセ第8ホールを使ったステージエリアでは、昨年8月開催の「アイドリッシュセブン 7th Anniversary Event “ONLY ONCE, ONLY 7TH.”」で披露されたIDOLiSH7、TRIGGER、Re:vale、ŹOOĻによるライブステージが復活!アイドル達による熱いパフォーマンスや、この後もアイナナEXPOを楽しんでねという声のメッセージに、ファンも手にした推し色のコンサートライトや大きな拍手で応えながら熱い盛り上がりを見せた。
さらにキャスト陣が7周年への想いなどを語る「アイナナEXPO 開催記念 トークイベント」も毎日開催。初日はIDOLiSH7から白井悠介(二階堂大和役)/代永翼(和泉三月役)が登場し、『WONDER LiGHT』の世界を見事に再現した様々な展示への感想からトークがスタート。
『アイドリッシュセブン』にまつわる裏話として、二人は2nd LIVE『REUNION』でのファンには気付かれていない本番での失敗エピソードを告白。さらにフードコートから差し入れされた「きなこパン」にお互いにチョコペンを使ってきなこの顔を描くことに。代永は「二千人のファンの前で何をしてるんだ」と言いながらも可愛らしく顔を描きあげ「ミュミュ?」と鳴き真似も披露。そして白井は眼鏡をかけたり細かいディテールも描き込むなど、自分の似顔絵風に仕上げ、代永からは「それもう白井だね?」とツッコまれる一幕も。
続いて始まったのは事前にファンから募集した質問に答えるQ&Aコーナー。「キャストで一番お兄さんだと思う人は?」との質問に、二人は立花慎之介(千役)と近藤隆(御堂虎於役)の名を挙げ、特に立花が一番しっかりみんなを見てくれていると語った。
大和にちなんで眼鏡をコレクションしているという白井は「コレクションの数とお気に入りは?」という質問に、持っている数は6~7個で印象深いのは白いフレームのものと答えた。その流れで代永は今回のために仕上げたネイルアートを披露。IDOLiSH7にちなんだ7色と5月5日にちなんだ鯉のぼりで彩られたネイルには「鯉が龍になって天へと昇るように『アイドリッシュセブン』もさらなる高みを目指せるように」という想いを込めたと語った。
「一緒にイベントに行きたいキャラは?」との質問には「百は色々なアトラクションに引っ張ってくれそう」「一織なら事前に内容やスケジュールとかをちゃんと調べてくれそう」「環は盛り上げてくれそうだけど、王様プリンの前から動かなくなるんじゃ」とキャラのモノマネも交えながら答えていき、トウマのモノマネをする代永に白井が「それトウマじゃなくて木村昴だろ」とツッコむ一幕も。
そして最後は場内のファンに対して代永&白井からの質問コーナーに。三月と大和の絡むイベントがあるなら「温泉しっぽり旅」「体力勝負」のどちらが見たい? と二人が共にプレゼンしながらの質問に、ファンはコンサートライト&拍手で応え、僅差で「温泉旅行」という結果に。そして白井からの「また全員揃ってのライブが見たいですか?」との質問には、場内を埋めつくすコンサートライトの灯りと拍手で「見たい!」という答えを返して、いよいよトークイベントもフィナーレへ。
8月~12月に全国8ヶ所での公演が決まった「アイドリッシュセブン VISIBLIVE TOUR “Good 4 You”」や、異世界を舞台にした大和&三月がメインのアプリゲーム新イベント「LINK RING WIND」とその主題歌「アヤナスピネル」の5月17日配信スタートの告知を経て、二人によるシメのMCがスタート。
二人のイメージカラーである緑とオレンジのコンサートライトの輝きの中でトークができた事への感動や、今回のアイナナEXPOのスケールやたくさんのファンが集まってくれたことに改めて『アイドリッシュセブン』の凄さを実感したと喜びを語った。そして「これからもアイナナは進んでいきますので、今後もよろしくお願いします!」というファンへの感謝のメッセージでトークイベントを締めくくった。
7年間に渡って積み重ねてきた『アイドリッシュセブン』の魅力を、作り込まれた企画によって様々な形で体感できた今回のアイナナEXPO。ここから始まる「7」を超えた8年目以降は、パワフルな輝きにあふれたアイドル達のどんな活躍が楽しめるのかを期待せずにはいられない、ファンにとっては夢のような遊園地での三日間となったはずだ。
取材・文・撮影=斉藤直樹
(c)アイドリッシュセブン CD:Arina Tanemura