冷酷無慈悲な大阪府知事は片岡愛之助、「滋賀のオスカル」は杏に決定 GACKT×二階堂ふみ『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』
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左上から時計回りに、GACKT、二階堂ふみ、片岡愛之助、杏 (C)2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会
11月23日(木・祝)に公開される映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』に杏と片岡愛之助が出演していることがわかった。
『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』は、前作『翔んで埼玉』から3年を経て公開される続編映画。『翔んで埼玉』は『パタリロ』の魔夜峰央氏が1982年に発表した同名漫画を実写映画化したもの。原作は、2015年に『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』(宝島社)として30年ぶりに単行本として復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどのメディアで多数取り上げられ、反響を呼んだ。初の実写化では、原作同様、東京都民から迫害を受ける埼玉県民が”埼玉解放戦線”を組み自由を求めて戦う姿をコミカルに描きつつ、伝説の埼玉県人・埼玉デュークや、埼玉県の永遠のライバル・千葉県の参戦など、新たな要素も盛り込まれた。東京都知事の息子/白鵬堂学院の生徒会長・壇ノ浦百美を二階堂ふみ、埼玉県出身の転校生・麻実麗をGACKTがそれぞれ演じてW主演を果たし、『テルマエ・ロマエ』の武内英樹監督がメガホンをとった。続編『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』では、GACKTと二階堂ふみのほか、加藤 諒、益若つばさ、小沢真珠、中原翔子らキャストが続投。武内監督も引き続きメガホンをとる。
その昔、東京都民からひどい迫害を受けていた埼玉県人は自由を求め立ち上がった。麻実麗・壇ノ浦百美をはじめとする埼玉解放戦線の活躍により通行手形制度が撤廃され埼玉は平穏な日常を手に入れた。しかし、それは単なる序章に過ぎなかった。さらなる自由と平和を求め、埼玉の心をふたたびひとつにするため、埼玉解放戦線は次なる野望へと突き進む。遥か西の地・関西へと飛び火したこの事態は東西の天下を分かち全国をも巻き込む大事件へと発展していく。史上類を見ない壮絶なディスバトルの火蓋が今、切られようとしていた。
左上から時計回りに、GACKT、二階堂ふみ、片岡愛之助、杏 (C)2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会
あらたに出演が発表されたのは、滋賀の貴公子・桔梗魁役の杏と、大阪府知事・嘉祥寺晃役の片岡愛之助。東京出身・フランス在住の杏が演じる桔梗魁は、関西圏にも存在する通行手形制度を撤廃するため活動する、滋賀解放戦線のリーダー。儚くも美しい容姿や立ち居振る舞いから「滋賀のオスカル」と呼ばれている。なお、杏はドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』(フジテレビ系)以来、8年ぶり・2回目の武内英樹監督とタッグを組む。
大阪府堺市出身の片岡愛之助が演じる嘉祥寺晃は、冷酷無慈悲な大阪府知事。通行手形制度と謎の施設・甲子園を用いて関西圏を牛耳り、日本全土の大阪化を狙う人物だ。劇中では、ド派手な衣裳や不遜な言動、大阪・京都・神戸以外の関西圏の県人たちをぞんざいに扱うという。
杏と片岡のコメントは以下のとおり。
杏(桔梗 魁 役)
大ヒット作品続編への出演、しかも武内監督と再びご一緒できてとても嬉しいです。宿命を背負う “滋賀のオスカル”として、私は東京出身ではありますが、心は琵琶湖にささげるつもりで演じました。滋賀県の皆様、寛大な心で是非、よろしくお願いします!
演じた桔梗魁は初めての男性役。耽美な雰囲気や麗との怪しげな距離感などは演じていてとても楽しかったです。
『翔んで埼玉』と言えば独特な世界観。大阪の街並みのセットやGACKTさんと愛之助さんが並んだところは画力が強すぎて、一気に作品の中に引き込まれていきました。こんなに豪華なのに、起きていることはかなりバカバカしい。現場では何度も「これは何なんだ!」「どうかしている(褒め言葉)」と繰り返しながら撮影していました。今回は関西が中心に描かれていますが、もちろん麗と百美の関東も登場します。これは日本中を揺るがす問題作になるのではないでしょうか。ぜひお楽しみいただきたいです。
片岡愛之助(嘉祥寺 晃 役)
生粋の大阪人なので、“大阪府知事”の役をいただいて大変恐縮でございます。本来は府民をより良い方向へと率いていく大阪府知事のはずなんですけど、嘉祥寺はガラの方があまりよろしくなくて(笑)。台本を読んだときは嘉祥寺の不遜な発言にドキドキしていたんですが、いざ衣裳に袖を通し、テストをしてみるとなかなかに濃いキャラクターが出来上がったような気がしております。滋賀・和歌山・奈良の皆さまを盛大にディスらせていただきました。
撮影中は毎日がお祭りのようで、カットがかかると武内監督の笑い声が聞こえてくる素敵な現場でした。僕自身の大阪愛を精一杯込めて、全世界を大阪にしてやるんだ!と熱い思いで演じました。役者人生の中で3本の指に入る名作になったと思います。迷作ではなく、≪名作≫です。ぜひ期待いっぱいで公開をお待ちいただきたいです。
新キャスト発表とともに、麗、百美、桔梗、嘉祥寺ら4人のキャラクター映像とキャラクターポスタービジュアルも解禁。映像では、「埼玉に海を作る!」と意気込む麗たちと、関西での新たな出会いが描かれている。
『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』は2023年11月23日(木・祝)全国公開。