神谷浩史を虜にした“物語シリーズ”のヒロインとは?
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全3部作で劇場アニメ化されることになった「傷物語」。その第1弾となる『傷物語〈I鉄血篇〉』が1月8日(金)に公開を迎える。そこで、主人公の阿良々木暦を演じた人気声優の神谷浩史にインタビュー!本シリーズのヒロインについて、熱い想いを明かしてくれた。
09年にTVアニメ化された「化物語」以降、若者を中心に人気を伸ばし続け、劇場公開されるまでに発展した“〈物語〉シリーズ”。「化物語」の前日譚となる「傷物語」では、“怪異”に取り憑かれた少女たちの悩みを解決してきた暦が、“吸血鬼もどき”になってしまった経緯がついに明らかになる。
『傷物語〈I鉄血篇〉』では、暦と“女吸血鬼”キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードとの衝撃的な出会いが描かれるが、神谷は最大の見せ場は「キスショットと暦が邂逅するシーン」だと語る。
「これまで長いこと暦を演じてきたんですけど、『傷物語』で新たな発見があったんです。普通、目の前に吸血鬼が現れたら怖くて逃げ出すじゃないですか。でも暦の場合、恐怖心よりも好奇心が勝ってしまう。それを見たときに『あっ、意外と好奇心が強い少年だったんだな』と思って。今回、暦を演じて、彼の素性みたいなものを初めて知ることができましたね」。
キスショットをはじめ、“〈物語〉シリーズ”には個性豊かな可愛いヒロインたちが多数登場する。どの作品のキャラクターについても多く語らないという神谷だが、ダメ元でお気に入りのヒロインについて質問してみると、「羽川翼が好きです」と意外にも普通に応えてくれた。
羽川翼といえば、知的でナイスバディという男性にとってはたまらなく魅力的なキャラクターだが、神谷が彼女を選んだのは、ただ可愛いという理由だけではない。「羽川は暦に一番影響を及ぼしたヒロインで、彼にとって友情とか愛情とかを超えた存在なんです。だけど暦が愛する女性にはなれない。可哀想なキャラクターなんですけど、僕にとってはすごい魅力的ですね」。
今回の劇場版で羽川のおすすめシーンを聞いてみると、「羽川は全部が全部可愛いんですよ。可愛い要素でしかできていないんです、今回の羽川は」とクールなイメージの神谷が、大好きな羽川について愛情たっぷりに話してくれた。
神谷が太鼓判を押すキュートな羽川も見逃せないが、彼はどのシーンも見応え十分だと語る。「すべてのシーンが印象に残るように作られているので、本当に見て損はしないと思います。劇場版として一流のものになっています」。
“〈物語〉シリーズ”の原点を描いた物語ということもあり、これまでのシリーズを見たことがない人でも楽しめそうな本作。一度見たらクセになってしまう“〈物語〉シリーズ”の独特な世界観を、ぜひ劇場で堪能してほしい!【取材・文/トライワークス】