chelmico『RUSH BALL 2023』ライブレポートーー「みんなに会えてうれしい!」ATMCをひとつにした心の距離ゼロの大きなフレンドシップ
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chelmico 撮影=松本いづみ
『RUSH BALL 2023』chelmico
「暑いね~大丈夫?」(Mamiko) 「雑談タイムしよう!」(Rachel)
少々時間がかかったサウンドチェックの合間に、マイクを通さずフロアと会話。そんな気取らない二人のキャラクターがにじみ出た冒頭から、ATMCへ集う全員が魅了された、続くはchelmicoのお出ましだ。タオルが乱舞する「Player」、チャーミングなハーモニーで聴かせる「Highlight」と、まるで二人の会話を楽しむような親近感に、心の距離はもはやゼロ。曲終わりにキメるお馴染みのゴイゴイスーポーズも「時短のダイアン」「時間ないからね」と隅々までユーモアを散りばめていく。
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「『RUSH BALL』25周年。25年分の思いをうちらがやります!」(Rachel)と、さらにギアを上げた超速フロウでの「Premium・夏mansion」では、初見でもおかまいなしに巻き込むパワーに乗って、オーディエンスたちは満開の笑顔で踊りまくる! 二人の交差する両手で表現したどこか切ない打ち上げ花火ポーズで締められ、あっという間に終盤へ。
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「(今日の出順である)9mm Parabellum BulletとACIDMANに挟まれて、うちらとの共通点は音楽を真面目にやっているってそれだけだけど、一緒に踊りましょう!」(Rachel)と水を向けるはビッグアンセム「Easy Breezy」! アッパーなビートにめくるめく言葉の応酬と、テンションは最高潮なのにどこまでも爽やかなステージングで、残暑もひととき忘れるほど。「みんなに会えてうれしい! 初めての人もいるからコール&レスポンスで盛り上がる曲で終わろう!」(Rachel)と一体感満載に見せた「Love Is Over」でフィニッシュへ! たった5曲とは思えない極上のパーティータイム。「後でね! また連絡して」(Rachel)、「お話できてうれしかったよー!」(Mamiko)とステージを後にする二人。音楽を介して築き上げた大きなフレンドシップで、ハピネス満載のchelmicoのステージとなった。次の夏も『RUSH BALL』でまた会いたい!
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取材・文=後藤愛 撮影=松本いづみ
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