アデランスの中野さん、その髪質や髪色を忠実に再現 アニメ放送40周年記念『超キン肉マン展』大阪会場でも展示
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アデランスの中野さん
9月16日(土)から10月15日(日)まで、大阪・大阪芸術大学スカイキャンパス(あべのハルカス24階)で開催されるアニメ放送40周年記念『超キン肉マン展』にて、“アデランスの中野さん”の髪を再現した展示が行われることがわかった。
ゆでたまご氏が原作の漫画『キン肉マン』は、1979年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載がスタートし、現在も続編が紙版の『週刊プレイボーイ』とWeb版の『週プレNEWS』(いずれも集英社)で連載中。超人たちが地球の平和を守るため、仲間たちと友情を育みながら、立ちはだかる敵とリングで戦う物語を描いている。『超キン肉マン展』は、同作のアニメ放送開始40周年を記念して開催されているもので、東京会場を皮切りに、名古屋、福岡、仙台を巡回している。
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今回、“髪”が展示されることになった“アデランスの中野さん”は、キン肉マンたちの試合を見守る解説者などの役割で登場する人気キャラクター。『キン肉マン』初代担当編集の中野和雄氏がモデルになっている。そんなアデランスの中野さんの“髪”展示では、男性向け育毛・増毛サービスで知られる“アデランス”の文化芸能部門「スタジオAD」が制作に協力。人毛と人工毛髪を使用し、アデランスの中野さんの髪を忠実に再現。これまでの巡回各会場での反響を受け、大阪会場でも展示されることとなった。
アデランスの中野さん“髪”後頭部カット
東映、アデランス「スタジオAD」担当者のコメントは以下のとおり。
東映株式会社
本展覧会の企画段階から、「アデランスの中野さん」の髪をなんとか作れないかと考え、もし実現するのであれば、アデランスさんにぜひ協力頂きたいと強く思っておりました。
髪を作る上で、まずは頭囲や頭の形を設定しなければならなかったのですが、そもそも誰も「アデランスの中野さん」の頭のサイズや形を知りません。想定で作れば簡単かもしれませんが、せっかくアデランスさんとご一緒に作るのであれば、リアリティを持って作りたいと思いました。頭が大きいキャラクターなので、アデランスさんの過去データから実在し得る頭の大きさ、形を割り出して頂き、かつアニメの映像などで何度も検証し、ベースのモデルを作成しました。そこから、原作者であるゆでたまご先生にも何度も確認頂き、モデルとなる型を作り上げ、頭のサイズと形を測りました。また、髪質、髪色などもアニメ当時のカラーに近いものをセレクトし、さらに、髪型も当時の人気のスタイルをアデランスさんのデータから参考にさせて頂き、作り上げていきました。
「アデランスの中野さん」の世界に一つだけの髪をぜひ、多くの方にご覧頂きたいです!
スタジオAD担当者
多くのファンに愛されたキャラクターですので、イメージを損なわないことが最重要だと思いました。人の頭部のバランスとは異なるので想像から作るしかない部分も多く、先ずは展示用マネキンの頭のサイズと丸み、顔とのバランスが重要だと考え、東映様とアニメを確認しながら何度も相談を重ねました。人とは耳の位置も異なり、顔に比べて頭が大きいキャラクターなので、「本当にこのサイズで合っているのか?」と工場関係者も不安に感じる点も有り、こちらも何度もやり取りをして慎重に製作を進めました。髪の毛は人毛と人工毛をミックスして緩めのウェーブをつけて、中野さんの柔らかな感じを表現しました。
仕上げのカットは普段、8割程度、セット専用のマネキン上で行うのですが、今回は特殊なバランスのため難しく、最初から展示用のモデルの上でカットをしました。
さてファンの皆様、仕上がりはいかがでしょうか?
『超キン肉マン展』