世界一のシャンパンも楽しめる! 500種類のワインが飲み放題の『リカマンワインフェスタ』をラジオDJ高樹リサが徹底調査

2023.9.29
インタビュー
イベント/レジャー

左から高樹リサ、松本千穂ワイン担当課長、荒木俊紀 執行役員

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秋の味覚が旬を迎え、全国各地で試飲会イベントが増えてくる季節に突入。名古屋では11月25日(土)に、東急ホテルにて開催される『2023 リカマンワインフェスタ in NAGOYA』が4年ぶりに帰ってくる。入場料4,000円のお手頃価格で、シャンパンを始め国内外のワイン約500種類を90分間飲み放題できるという試飲会で、前回は1日の総動員数約3,000人と名古屋最大級の規模を誇る。ワインが好きな人だけでなく、まだ自分好みのワインが見つかっていない人にもオススメの同イベントの魅力を、FM802とZIP-FMのDJ高樹リサが徹底調査。全国に188店舗を構える京都の酒専門店、リカーマウンテンのワインバイヤー荒木俊紀と、イベントを企画している商品部ワイン担当の松本千穂に「飲んだら元が取れるものは?!」「当日の服装は?!」などの疑問点について訊いた。

高樹リサ

ーー大阪と名古屋でラジオDJをしている高樹リサです。本日はよろしくお願いします! リカマンさんは酒屋ということで、やはり皆さんお酒はお強いんですか?

松本:結構飲む人は多いですね。私はワインもシャンパンも大好きで。高樹さんは飲まれますか?

ーー好きですね、最近は焼肉屋さんでカオールという黒ワインを飲むようになりました。荒木さんはバイヤーですが、どんなお仕事をされているのですか?

荒木:簡単に言えば「魅力あるワインを買い付けてお客様にお届けする」仕事です。生産者様からご提案いただいたワインからより良いものを選定し買い付けます。お客様には「同じ価格でもリカマンで買った方が美味しいな」と思っていただきたいので、ワイナリーから直接、仕入れて販売することを心がけています。また、オリジナルワインの商品開発もしています。最近ですと山梨のワイナリーと共同で新しい商品を開発していました。

ーー松本さんの名刺には「ワイン担当」と書かれていましたが、ほかのお酒にもご担当の方がいらっしゃるのですか?

松本:はい。ビール担当や、ウイスキーなどの洋酒担当、食品担当といくつかわかれていて、私はワインを担当しています。役割としてはバイヤーのフォローをする形で、例えばセール商品や新商品を店舗に手配をしたり、商品の発注や仕入をチームのみんなとしています。また荒木と同じく商品開発も行っています。最近夜のお店でボトルの光るものが売れているということで、メーカーさんと相談して、昔からあったドイツの金箔入りスパークリングワインのボトルをLEDで光らせることのできる「フロレンティーヌ ゼクト ルミナス ゴールド エディション」というワインを開発しました。

ーーイケイケな感じが夜のお店で流行るのはわかる気がします!

松本:いろんなところで仕入れていただいているので、夜のお店で見かけられるかもしれません(笑)。あと大きなお仕事といえば『リカマンワインフェスタ』の運営ですね。

●初心者でもOK、生産者に直接オススメを聞ける機会

昨年の様子

ーー『リカマンワインフェスタ』はどんなイベントなんですか?

松本:10年くらい前から名古屋、京都で開催していて、今年で12回目になるワインイベントです。名古屋では4年ぶりとなります。業務店様や飲食店様だけではなく、一般のお客様にも試飲会に参加していただきたい思いで企画しています。日本のワイン、フランスやイタリアのワインなど、世界中のワインのブースを設けていて、そのうちのひとつにシャンパンブースがあることが一番の推しポイントですね。

ーー試飲のグラスはどこでもらえばいいんでしょうか?

松本:入り口で一人一脚のグラスをお渡しして、それに注いでいくというような流れになります。またすごく高いワインを一杯から飲める有料試飲があり、そういうブースでは一杯ずつグラスを交換しています。

高樹リサ

ーーなるほど! 有料ブース以外は同じグラスに注いでいくんですね。大体何種類くらい出品されるのでしょうか?

荒木:一般の方にも世界中のワインを飲んでいただきたいので、リカマンが取り扱っているワイン8,000種類の中から、いろんな地域のものを約500種類を厳選して出品しています。

松本:メーカーさんのイチオシもラインナップされています。そのため、リカーマウンテンがまだ取り扱っていない銘柄が出ることもあるんですよ。

ーー500種類も! できれば全部飲んでみたいですね。

松本:各部の制限時間が1時間半なので飲み切れないですね。1杯あたり10mlくらいで、30杯飲んだらボトルの半分くらいになるので結構酔ってしまうと思います。なので事前に「これを飲もう」と決めてらっしゃる方も多いようです。開催前にはホームページに出品アイテムリストの掲載を予定しています。

ーーリストにするのも大変だろうなと思います。おふたりのオススメがあったら教えてください。

荒木:私は3年前に日本に上陸して、今年初出展となるパルメですね。『シャンパーニュ&スパークリングワイン世界選手権』という世界的なコンクールの「ノンヴィンテージ・ブリュット部門」で世界一位を獲得したシャンパンです。店頭価格は、ブラン・ド・ブランとブラン・ド・ノワールという銘柄が1万円、スタンダードなブリュット・レゼルヴは6,900円ですが、『ワインフェスタ』では無料で試飲できます。シャンパンは最低15ヶ月以上熟成しなければならないのですが、パルメはもっと長い48ヶ月以上の熟成をしているんです。 熟成が長いと、きめ細かい泡がいつまでも長く続いて、とてもなめらかな口当たりになります。その分手間暇もかかるので、一般的に熟成が長いと価格も高価なものが多くなりますが、パルメは一番スタンダードの商品が48カ月熟成という高品質なシャンパンなんです。

松本:シャトージンコは人気ですね。日本人のパワフルな女性がフランスで作っているワインです。イベントでは試飲だけでなく気に入ったワインの購入もできるので、生産者の方がいらっしゃるとダントツ1位の売り上げですね。それと、荒木がドイツの世界的な展示会で見つけて輸入を始めた、コノというワインをオススメします。ニュージーランドでつくられるワインで、ソーヴィニヨン・ブランというブドウの特徴が出ていて美味しいんです。すごく爽やかでさっぱりしていて、ハーブみたいな香りが強いので、暑い日にキンキンに冷やすとスッキリ飲めます。しかも価格が1,350円というお手頃価格です。

荒木:コノは7年前に見つけてからロングセラーになっています。「白ワインで一番おいしい」という人が圧倒的に多いですね。カルパッチョとかボンゴレとか、あっさり目の料理に合います。

ーーおしゃれですね! 聞いているだけでも飲みたくなります。特にこういう系を飲むと元が取れるというものはありますか?

松本:やはりシャンパンですね。価格が高くて普段は手が届きにくい分、『ワインフェスタ』ではたくさんお試しいただきたいと思っています。2022年に開催した京都会場では80種類くらいのシャンパンを出品していたので、今年もなるべく多くの種類を揃えられるよう準備しています。会場に着いたらまずはシャンパンでのどを潤していただいて、そこからいろんなブースを周っていただきたいです。

ーー良いですね! あと気になっていたのが、チャリティー企画やワインのあての用意もあるんですよね。

松本:これまでは災害支援などを目的として、売り上げの全額を寄付するオークションをしていました。今回は違う形でチャリティー企画ができたらと思っています。あてはワインに合うチーズや生ハム、バゲットなどのおつまみと、ホテルのちょっとした温かい料理を出す予定です。お腹を満たしながら試飲を楽しんでいただけたらと。

ーー料理以外に、開催場所をホテルにされているのには理由があるのですか?

松本:ワインを冷やすための温度管理がすごく大変で。ホテル以外の会場だと、白ワインやスパークリングワインを冷やすための氷を手配しなければなりせんが、普段から宴会をされているホテルだと事前にお伝えするだけで用意してくださるところが大きいですね。あとはワインを飲んでちょっと優雅な気分になっていただきたいという思いもあります。

昨年の様子

ーーホテルはラグジュアリーなイメージがあるので、服装を気にしなきゃいけないのかなと……。

松本:全然普段着で大丈夫です。ジーパンでいらっしゃる方もいます。もちろんオシャレされている方もいらっしゃいますが、ラフな格好でお越しいただけたらと思います。

ーー安心しました。おひとりで来られている方もいらっしゃったり?

荒木:おひとりの方もいらっしゃいますが、ご夫婦やカップルでいらっしゃる方が多いかもしれません。また昨年の京都会場では、SNSで繋がっているワイン好きの方々が「〇〇さんですか?」と確認しながら、初めてお会いされている場面もよく見かけました。

昨年の様子

ーー会場で飲み仲間のコミュニケーションの輪も広がっていくんですね。そういうお話を聞くと、ワインに詳しい方が行くイベントなのかと思いますが、私みたいに飲むのは好きだけどワインに詳しくなくても参加できますか?

松本:もちろんです! むしろ、ワインを好きになっていただけるよう、日頃からワインを飲まない方でも十分に楽しめるようなイベントになることを心がけています。様々なメーカーや生産者の方が直接注いでくださるので、「どういう味ですか」という質問もできますし、例えば「渋くないワインがいい」と伝えてオススメを聞くこともできます。自由にワインを楽しんでください。

ーー詳しくなくても話を聞きながら飲めるのはすごくいいですね。出展者の方や生産者の方からはどんな声が多いんですか?

荒木:特に生産者の方にはとても喜んでいただいています。普段は目の前で自分のワインを飲んでもらえる機会が少ないので、その場で感想が聞けることを楽しみにしている方は多いですね。なるべく生産者の方にもお越しいただきたいので、収穫時期の8~10月は避けて、ワインが飲みたくなる3月か11月に開催しています。

●元が取れる! ワインもシャンパンも飲み放題!

ーー今回は11月25日(土)に開催ですね。実はこの日誕生日なんですよ。運命だなと思って。

一同:えー!! ぜひお越しください!

ーー行ってみたいです! でも目を疑ったことがひとつあって。今回はVIPラウンジが復活しまして、そのお値段がなんと、10万円。

松本:はい。発売した初日に完売しました。VIP専用ラウンジでは、ロマネ・コンティという400万円くらいするワインを試飲できたり、高いプレミアムシャンパンを飲めるんです。グラスも一杯ごとに取り替えます。

ーーアンケートで「5万円のVIPを復活させてほしい」と言ってらっしゃる方を拝見して。そのあと今年は10万円ということを知って「えー! 売れるの!?」と思っちゃいました(笑)。

松本:私たちも思っていました。最初は不安でしたが即完売したので、逆に安すぎたかなという話をしていて(笑)。初めてVIPラウンジを作ったのは4年前の名古屋で、設定価格は5万円でした。そのあと京都でも企画していたのですが、コロナで中止になったのでまだ2回目なんです。ですが物価も上がっていますし、5万円だとなかなか良い銘柄が出せないというのもあって、思い切って10万円にしてみました。私もそうですが、なかなか400万円のワインを飲めませんが、人生で一度は飲んでみたいんですよね。なのでロマネ・コンティを開栓して、ほかにも頑張っちゃおうかなって。

ーーだからこそ値段に負けないように準備も必要ということですね。でもそれって……儲けはあるんですか?

松本:儲けは度外視ということでよろしいでしょうか!荒木バイヤー(笑)!

荒木:出展メーカーさんに協力していただいて、ギリギリでやらせてもらっています。どんなワインが好きかは飲み比べてみないとわかりませんよね。できるだけ多くの方にワインを楽しんでいただきたいので、ギリギリまで攻めていきたいです。

ーーお客様のアンケートにも「4,000円でこれだけのワインが楽しめるのもすごいことだ」、「儲けがあるのか心配」という意見も書かれていたのを見て、そうだよなと。参加者は元が取れちゃいますよね。

松本:シャンパンも飲めますし、元は取れると思います。そのお値打ち感をご理解していただいている方も多く、1部と2部、3部と4部など、二部連続の通し券で入られている方も多くいらっしゃいます。90分、180分飲み放題というような気持ちで節度を保ちつつ楽しんでいただけたらなと。

ーーこれだけ種類があれば全部飲みたくなりますよね。90分飲み放題だと思うと初心者の方でも楽しみやすそうです。最後に来場者の皆さまに、一言ずついただけますか。

荒木:当日はたくさんのお酒好きな方が一堂に会します。ぜひこのお祭り感をお楽しみいただけると嬉しいです。

松本:こんなにたくさんのワインを1日に飲めることはないと思います。ワインはちょっと苦手だなという方でも、いろんなものを飲んでると絶対に自分の好みの味わいが見つかるはずです。日ごろからワインを飲んでいただくためのキッカケとして楽しみにお越しください。

左から高樹リサ、荒木俊紀 執行役員、松本千穂ワイン担当課長

取材=高樹リサ 文=川井美波(SPICE編集部) 撮影=釜我吉紀(リカーマウンテン)

イベント情報

『2023 リカマンワインフェスタ in NAGOYA』
日時:2023年11月25日(土)
場所:名古屋東急ホテル 3 階「ヴェルサイユの間」
https://www.tokyuhotels.co.jp/nagoya-h/index.html
【4部完全入替制・各部最大 700 名】
第1部 12:00~13:30 第2部 14:00~15:30
第3部 16:00~17:30 第4部 18:00~19:30
入場料 :通常前売 4,000 円 当日 4,500 円
前売ペア割入場券は 2人で 7,500 円とお買得!
(発券は1枚となるため、ペアでの同時入場をお願いいたします)
お得な前売通し券(1+2部・2+3 部・3+4部)も 7,500 円で販売。
 
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