稲垣吾郎×新垣結衣『正欲』が第36回東京国際映画祭コンペティション部門に正式出品 新場面写真7点も解禁に(コメントあり)
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(C)2021朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会
11月10日(金)公開の映画『正欲』が、第36回東京国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることがわかった。
『正欲』は、『桐島、部活やめるってよ』『何者』などの朝井リョウ氏が、作家生活10周年作品として書き上げた小説。2021年3月に発売され、第34回柴田錬三郎賞を受賞している。同小説初の映画化でメガホンをとったのは、『あゝ、荒野』、『前科者』などの岸善幸監督。脚本は、『あゝ、荒野』『宮本から君へ』などの港岳彦氏が手がける。
マイホームで妻と子を養う横浜検察庁の検察官・寺井啓喜を演じるのは、稲垣吾郎。広島のショッピングモールの契約社員で特殊性癖を持つことを隠して生きる桐生夏月役で、新垣結衣が共演。さらに、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香らがキャストに名を連ねている。
横浜に暮らす検事の寺井啓喜は、息子が不登校になり、教育方針を巡って妻と度々衝突している。広島のショッピングモールで販売員として働く桐生夏月は、実家暮らしで代わり映えのしない日々を繰り返している。ある日、中学のときに転校していった佐々木佳道が地元に戻ってきたことを知る。ダンスサークルに所属し、準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也。学園祭でダイバーシティをテーマにしたイベントで、大也が所属するダンスサークルの出演を計画した神戸八重子はそんな大也を気にしていた。
映画『正欲』は、10月23日(月)から11月1日(水)の期間に開催される『第36回東京国際映画祭』のコンペティション部門に出品。また、同映画祭でワールドプレミアを迎えることととなる。
稲垣吾郎、新垣結衣らキャストのコメントは以下のとおり。
稲垣吾郎
観た後、それぞれ違った感じ方をしていただきたい映画になっていると思います。
全てに疑問を持ちながら、純粋な気持ちで演技に向き合うことができました。
新垣結衣
問われている感覚が、原作を読んだ時から、映画が完成した後もずっとそばにあります。
自分が想像しえない世界は確実にあって、そこにいまも生きている人がいる。
それがどういうことなのかを常に考えながら撮影した作品でした。
磯村勇斗
観終わった後、温かい気持ちになり、自分を大切にしようと思いました。
この『正欲』を通して、我々と観て下さった方が「何か」を共有し育み、互いに勇気を持って、一歩でも半歩でも自分の人生を進めていけるようなれたら嬉しいです。
佐藤寛太
善く生きるということ。人と共存するということ。人生の意義を考えること。
暮らしのなかでは保留することができる答えのない問いが、映画という実態を伴って眼の前に現れました。
僕はこの作品を引きずって大人になっていこうと思います。
東野絢香
完成された『正欲』は、人間の命がとても美しく描かれた映画でした。
上手に息が吸えない私たちに、今を生きるための酸素を送り届けてくれる作品です。
この映画が、少しでも多くの方に届く事を、心から願っております。
(C)2021朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会
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また、本作のあらたな場面写真7点も解禁。妻・由美(山田真歩)と息子・泰希(潤浩)が穏やかではない様子で啓喜(稲垣)を見る場面や、ショッピングモールでの接客中の夏月(新垣)が何かをこらえるようにうつむくカット、ダンスサークルのリーダー・高見優芽(坂東希)が同席する中、神戸(東野)が学祭実行委員として大也(佐藤)にイベント出演依頼をする場面、啓喜にある事件の資料を渡す検察事務官の越川秀己(宇野祥平)など、登場人物たちの様々な姿が切り取られている。
『正欲』は11月10日(金)、全国ロードショー。