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ミューザ川崎シンフォニーホール、開館20周年 公演ラインアップを発表

2023.12.12
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クラシック

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ミューザ川崎シンフォニーホールが、川崎市制100周年・ミューザ開館20周年である2024年度の主催公演を発表した。

開館20周年を華やかに彩る『スペシャル・オーケストラ・シリーズ』では、記念公演のジョナサン・ノット指揮/東京交響楽団による『ばらの騎士』(12/15)をはじめ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(11/7)が4年ぶりに登場、またミューザの音響を愛し「世界最高のホール」と絶賛するサー・サイモン・ラトルとともにバイエルン放送交響楽団(11/24)が8年ぶりの登場を果たす。

このほか、今年創立50周年を迎えた世界最高の古楽アカペラアンサンブル「タリス・スコラーズ」(7/6)、気鋭のサントゥ=マティアス・ロウヴァリ率いるフィルハーモニア管弦楽団(2025/1/24、共催)、サー・アンドラーシュ・シフと自身の創設した室内アンサンブル「カペラ・アンドレア・バルカ」(2025/3/21)が登場。2024年末で引退を表明している指揮者・井上道義が森山開次(演出)とともに新制作する全国共同制作オペラ『ラ・ボエーム』(11/2)や、ミューザの新作委嘱による菅野由弘作曲のピアノ協奏曲をホールアドバイザーで川崎出身のピアニスト小川典子が世界初演するアジア音楽祭オーケストラコンサート(2025/2/7)も注目だ。

夏の風物詩となった『フェスタ サマーミューザKAWASAKI』は7/27~8/12に開催(詳細は3/26発表)。毎年恒例の地域交流イベント『ミューザの日』(6/29)では、公募で選ばれた高校3年生と大学3年生(※2023年12月現在)の若きプロデューサー2人が記念イヤーにふさわしいオーケストラコンサートを企画中だという。

また例年夏に開催していた川崎のアマチュアオーケストラによる『市民交響楽祭』はミューザのホールアドバイザー秋山和慶(指揮)と小川典子(ピアノ)を迎えて6/30に開催。川崎市の市制記念日でありミューザの開館記念日でもある7/1に向けて、6/29~30の2日間にわたり音楽でミューザと川崎市のWアニヴァーサリーを祝う。

東京交響楽団との「名曲全集」シリーズ(全10回)や「モーツァルト・マチネ」シリーズ(全4回)では同団音楽監督のジョナサン・ノットをはじめユベール・スダーン、原田慶太楼、秋山和慶、クシシュトフ・ウルバンスキ、沼尻竜典、佐藤俊介という充実の指揮者陣に加えて、太田弦、アンドレアス・オッテンザマー、出口大地、中野りな(ヴァイオリン)、小林愛実(ピアノ)、小林海都(ピアノ)など注目の若手が続々登場。ワンコインで多彩な音楽を楽しめると人気の『MUZAランチタイムコンサート』(全12回)では定番のオルガンや、津軽三味線、スティールパン、ジャズ、さらに2025年1月には、日本を代表するマエストロ2人によるピアノ連弾企画を予定、詳細は2024年秋に発表となる。

また、ミューザのホールアドバイザー4名による「ホールアドバイザー企画」も個性際立つラインアップが揃った。14年目となる人気企画『オーケストラで楽しむ映画音楽』(4/6)では秋山和慶(指揮)と2023年4月にジャズ部門のアドバイザーに就任した宮本貴奈(ピアノ/作編曲)がタッグを組み、ニュー・シネマ・パラダイス、ラストエンペラーなどの映画音楽の名曲をたっぷり届ける。松居直美(オルガン)企画では、2024年に没後150年を迎えるブルクミュラーを特集(10/26)、ホールオルガニストの大木麻理とともに、ピアノを習う人なら必ず通る教則本「25の練習曲」などをオルガンで演奏しその魅力に新たな光を当てる。また小川典子(ピアノ)企画では、自身が審査委員長を務める浜松国際ピアノコンクールの入賞者を迎えてのスペシャル・ガラ・コンサート(2025/2/23)を届ける。

ジャンルの境界を超えて各界のエキスパートたちとコラボレーションを繰り広げる『MUZAスぺシャル・ナイトコンサート』では、前回大好評を得たホールオルガニスト大木麻理によるミュージカル特集の第二弾『パイプオルガン×ミュージカルVol.2』(5/29)に岡幸二郎、吉岡小鼓音、小野田龍之介、加藤梨里香という豪華キャストを迎えて、そしてホールアドバイザー宮本貴奈(ピアノ/作編曲)が塩谷哲(ピアノ)と組んでヴァレンタインデーに贈るスペシャルなコンサート(2025/2/14)の2公演を開催する。

さらに小川典子(ピアノ)がライフワークとして続けている自閉症者とその家族のためのコンサート『ジェイミーのコンサート』(4/4)は第20回を迎え、スペシャルゲスト国府弘子(ピアノ)とともに届ける。

このほか恒例のパイプオルガン クリスマス・コンサートやジルベスターコンサート、音楽大学交流事業、市民音楽家によるコンサート、家族で参加できるイベントなど充実のラインナップのほか、ミューザの開館20周年の感謝を込めてスペシャルコンテンツを準備中だという。ミューザ20周年特設サイトも2024年3月末公開予定。詳細は随時チェックしてほしい。 

関連情報

■20周年公演ラインアップ一覧:
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/events/series/list_next_year.php
 
■ミューザ20周年特設サイト(2024年3月末公開予定)
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/muza20th/