『新春浅草歌舞伎』から松也、歌昇、巳之助、新悟、種之助、米吉、隼人、橋之助、莟玉が登場　『歌舞伎家話』第31回を2週に渡り生配信

歌舞伎俳優がさまざまなゲストを迎えてトークを展開するオンライントークショー『歌舞伎家話（かぶきやわ）』。

この度、2024年初回の歌舞伎家話に、『新春浅草歌舞伎』（浅草公会堂にて1月2日（火）～26日（金）に出演する、尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、坂東新悟、中村種之助、中村米吉、中村隼人、中村橋之助、中村莟玉の9名が2週に分かれて登場することが決定した。

尾上松也が2週連続MCを務める、今回の『歌舞伎家話』第31回。

1月10日（水）20：30～〈上ノ巻〉は、松也、巳之助、米吉、隼人、橋之助が出演。松也と隼人は第1部『与話情浮名横櫛』（よわなさけうきなのよこぐし）「源氏店」（げんじだな）で共演。隼人は切られ与三郎、松也はその相棒・蝙蝠の安五郎を演じる。巳之助は、第1部『神楽諷雲井曲毬』（かぐらうたくもいのきょくまり）「どんつく」で父・十世三津五郎の三回忌追善狂言でも務めた荷持どんつくを勤める。米吉と橋之助は第1部の幕開き『本朝廿四孝』（ほんちょうにじゅうしこう）「十種香」に出演。米吉は、9月歌舞伎座『祇園祭礼信仰記』（ぎおんさいれいしんこうき）「金閣寺」で務めた雪姫とともに“三姫”と称される八重垣姫を勤め、橋之助は八重垣姫が思いを寄せる武田勝頼を勤める。

そして1月20日（土）20：30～〈下ノ巻〉では、〈上ノ巻〉に引き続き、松也が進行役となり、歌昇、新悟、種之助、莟玉とともに公演の裏側を深堀りしていく。歌昇、新悟、莟玉は、第2部『一谷嫩軍記 熊谷陣屋』（いちのたにふたばぐんき くまがいじんや）に出演。歌昇が所属する一門・播磨屋にとって関係の深い演目で、歌昇は熊谷直実に挑み、新悟は直実の妻・相模を、莟玉は敵方の平敦盛の母・藤の方とそれぞれ大役を勤める。そしてこれまでの浅草歌舞伎で立ち役から女方まで幅広い役を勤めてきた種之助は、同じく第2部の『流星』に出演。4つのお面を使っての踊り分けに挑む。

今回の浅草歌舞伎は、松也がリーダーとして出演してから10年目の節目の年。また、松也、歌昇、巳之助、新悟、種之助、米吉、隼人の7名は今回で浅草歌舞伎への出演が一区切りとなる。今回のみどころはもちろん、これまでの浅草歌舞伎にまつわる思い出や、次世代を担っていく橋之助、莟玉へのエールなど、様々なトークを繰り広げる。

どちらも見逃せない『歌舞伎家話』第31回では、〈上ノ巻〉〈下ノ巻〉両方楽しむことができるお得なセット券も販売。『新春浅草歌舞伎』の舞台と合わせて、本配信も堪能しよう。