1月9日(土)はTVでバレエ三昧!「特集 バレエ!バレエ!バレエ!」
マリインスキー・バレエ「ロミオとジュリエット」
1月9日(土)午後3時から衛星放送のWOWOWライブで「特集 バレエ!バレエ!バレエ!」と題し、バレエ関連番組が立て続けに放送される。
まず、午後3時からは「ロシア名門マリインスキー・バレエの世界」。
230年以上もの歴史を持つロシア・サンクトペテルブルクにあるマリインスキー劇場。この劇場に所属する、ロシアで最も格調の高いバレエ団とたたえられるマリインスキー・バレエ。1890年代に、チャイコフスキーの名曲にマリウス・プティパが振り付けた三大バレエ「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」「白鳥の湖」を世に送り出したバレエ団としても知られており、それらのエッセンスは現代バレエに脈々と受け継がれている。
マリインスキー・バレエは、2015年11月~12月に来日公演が行なわれ、このバレエ団が世界に誇るプリンシパル、ウリヤーナ・ロパートキナのドキュメンタリー映画『ロパートキナ 孤高の白鳥』が2016年1月に公開されるなど、日本でも注目が集まっている。そんな世界最高峰のマリインスキー・バレエの公演から、珠玉の作品を4回にわたって放送される。9日放送はうち2公演「ラ・バヤデール」と「ロミオとジュリエット」(3月には「イワンと仔馬」「眠れる森の美女」が放送される予定)。観客を魅了し続ける気高く美しいバレエの世界は必見だ。
なお、作品の合間にはタレントのYOUと漫画家の桜沢エリカのバレエトークも。SPICEでもおなじみ小田島久恵の解説のもと、それぞれの独自の視点を交えたバレエ談義に花を咲かせる。
■ロシア名門マリインスキー・バレエの世界 ラ・バヤデール
WOWOWライブ 初放送 1/9(土)午後3:00
■ロシア名門マリインスキー・バレエの世界 ロミオとジュリエット
WOWOWライブ 初放送 1/9(土)午後5:15
続いて、午後8時からは「ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー」。
バレエ・ダンサーを目指す少年ビリー・エリオットを描いた映画「リトル・ダンサー(原題ビリー・エリオット)」を、同作品を監督したスティーヴン・ダルドリー自身が、ミュージカル舞台化。音楽はエルトン・ジョンが担当した。その舞台版の10周年記念公演を記録した映像が9日に初放送される。
本作品の舞台初演は、2005年のロンドン。その後、米国のブロードウェイで上演されるとトニー賞を10部門も受賞した。2014年9月28日、舞台版の10周年を翌年に迎えることを記念した英国ヴィクトリア・パレス劇場での公演を収録したのが本作。物語は映画版と同じだが、ビリー役エリオット・ハンナら俳優陣の熱演、軽快な名ナンバーの数々など、実に素晴らしい。実際に大勢の観客の前で演じられ、その笑い声や拍手喝采が聞こえるのも公演ならではの臨場感がある。2017年には日本版の上演も決定している話題作。
■ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー
WOWOWライブ 字幕版5.1初放送 1/9(土)午後8:00
「ビリー・エリオット」放送後の午後11時からは、上記特集の枠外の扱いではあるが、同じWOWOWライブで「ノンフィクションW 祖国へ捧げるバレエ“世界のプリマ”ニーナ・アナニアシヴィリの道」を放送する。
“世界のプリマ”として、世界中の観客を魅了し続けてきたバレリーナ、ニーナ・アナニアシヴィリ。2009年に長年在籍したボリショイ・バレエとアメリカン・バレエ・シアターを引退した彼女は今、祖国ジョージア(グルジア)の国立バレエ団において芸術監督を務めている。ジョージアは1991年に旧ソ連から独立して以来、今も南オセチア紛争など激動の時代が続いている。そんな中、ニーナは当時の大統領に請われて国立バレエ団の芸術監督に就任。少女時代に離れた祖国の芸術を守るため、恵まれない環境下においても懸命に後進の指導に当たっている。番組では、今なお現役のバレリーナとして世界中を飛び回る一方、ジョージア国立バレエの再建に尽力する彼女の姿に密着。50歳を迎えても完成度を高める美しい舞い。そして愛する祖国にバレエを捧げる、“世界のプリマ”の道を描く。
■ノンフィクションW 祖国へ捧げるバレエ“世界のプリマ”ニーナ・アナニアシヴィリの道
WOWOWライブ 1/9(土)午後11:00
さらに、1月9日(土)は午後9時から地上波日本テレビ系列で、中島裕翔主演スペシャルドラマ「刑事バレリーノ」が放送される。中島演じる、バレエに命を捧げてきた新米刑事(自分の前世を白鳥だと信じている)が前世の記憶を頼りに難事件を解決してゆくというドラマ。バレエファンにとっては、気が気じゃない一日となることだろう。