“グルーヴの神様”バーナード・パーディ、R&Bの魅力を紐解く『ビルボード夜間授業』など「Billboard Live TOKYO」6月の注目公演をピックアップ

国籍・ジャンル問わず、日々さまざまなステージが繰り広げられ、料理やお酒を楽しみながら音楽に浸れる世界基準のライブレストラン・Billboard Live TOKYO。SPICEでは、毎月注目公演をピックアップして紹介！ 2024年6月は、“グルーヴの神様”Bernard Purdie（バーナード・パーディ）、「メロウ」をキーワードにR&Bを解説する音楽プロデューサー・松尾潔の『ビルボード夜間授業』、佐藤竹善とR＆Bバンド・Neighbors Complainの共演など、話題のライブが続々！

■2024年6月2日（日）・3日（月）
Bernard Purdie

“地球上で最も多くのレコーディングに参加したドラマー”と称される、バーナード・パーディが約9年ぶりにビルボードライブのステージに帰還！　米国メリーランド州で生まれ育ち、20歳の頃よりニューヨークでセッション・ドラマーとして活動を開始。ジェームス・ブラウンの「Ain’t That A Groove」への参加や、キング・カーティスのバンド、キングピンズへの加入でブレイクを果たす。1970年からはアレサ・フランクリンのバンドマスターを務め、以降もスティーリー・ダン、マイルス・デイヴィスなど、ジャンルの垣根を越えて数えきれない程のアーティストの作品にその名演を刻んできた。音楽史を支え続け、今なお後世に多大な影響を与え続ける真のグルーヴ・マスターが繰り広げる神業の数々を、ぜひ間近で体感してほしい。

■6月5日（水）
Kiefer

ジャズとビート・ミュージックを繋ぐLAシーンの重要人物、ピアニスト/プロデューサーのキーファーが最新アルバムを掲げてオン・ステージ。幼少期からピアノを習い、名門カリフォルニア大学ロサンゼルス校ジャズ学科で、ジャズ・ピアニストとして確かな土壌を築き上げる。またその一方で10代初期よりビートメイキングをはじめ、J・ディラの音楽との出会いをきっかけにビート作りに没頭。ジャズピアノとLA特有のビートカルチャーが融合されたサウンドを確立し、ミュージック・シーンへと進出した。2017年にデビューアルバム『Kickinit Alone』をリリース、その翌年にはLAを代表するインディペンデント・レーベル〈Stones Throw〉と契約を結ぶこととなる。自身の作品だけではなく、アンダーソン・パークの2020年グラミー賞受賞作品『Ventura』への楽曲プロデュースや、ドレイク、ケイトラナダとの共作など、プロデューサーとしても目覚ましい活躍を見せている。2023年9月にリリースしたニューアルバム『It's Ok, B U』を携えてのこの度の来日公演、現代のジャズ/ビート・ミュージックを語る上で欠かせない存在となったキーファーが届ける最新ステージをお見逃しなく。

■6月6日（木）
『ビルボード夜間授業』
松尾潔のメロウな夜間授業 ～R&Bの愉しみ～

R&Bがポップミュージックの世界でメインストリームとなって久しいが、その意味合いは原義の「リズム＆ブルーズ」から大きく変容を遂げている。また巨大化したシーンの全体像を把握するのは容易なことではない。そもそもR&Bとは何だろう？ どのアーティストのどんな曲を聴けば、R&Bの世界をより愉しめるのだろうか。そこで、音楽プロデューサーの松尾潔氏が、「メロウ」をキーワードに1980年代から2020年代までのR&Bを解説、実際に音源を聴きながら、その魅力を紐解いていく。ノートを持ち込んで真剣に受講するも良し、限定ソウルフードやドリンクを楽しみながらメロウに酔いしれるも良しのオトナの夜間授業に参加してみよう。

■6月14日（金）
佐藤竹善 & Neighbors Complain LIVE 2024 東京

多才な活躍を続けるアーティスト佐藤竹善とR＆BバンドNeighbors Complainの共演が、ビルボードライブのステージで再び実現。1988年にSing Like Talkingのボーカルとしてデビュー後、ソロ活動も本格的に開始した佐藤竹善とブラックミュージックをルーツに大阪で活動するR＆BバンドNeighbors Complain。佐藤竹善が歌うメロディアスな旋律と、グルーヴ感溢れるNeighbors Complainのバンドサウンドが絶妙に絡み合い、昨年のジョイント・ツアーも圧巻のステージが繰り広げられた。今年も彼らがもたらす音楽の化学反応をビルボードライブのステージで存分に堪能してほしい。

■6月23日（日）
Yo-Sea
Billboard Live Tour 2024