「ボレロ」の誕生秘話を描く映画『ボレロ 永遠の旋律』　上野水香のトークショー付き上映が決定

2024年8月9日（金）TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショーとなる『ボレロ 永遠の旋律』。映画の公開を記念して、モーリス・ベジャール版「ボレロ」の魂を受け継ぐダンーである東京バレエ団ゲスト・プリンシパルの上野水香によるトークショー付きの上映が8月11日（日）に行われることが決定した。

パリ・オペラ座で初演されて以来100年近く、時代と国境を越えて愛され続けている不朽の名曲「ボレロ」の誕生秘話を描いた『ボレロ 永遠の旋律』。本作は、著名な作曲家モーリス・ラヴェルが自身のバレエのための音楽の依頼を受け、自身のすべてを注ぎ込んで「ボレロ」を完成させるまでとともに、バレエ「ボレロ」がイダ・ルビンシュタインにより運命の初演を迎える瞬間もダイナミックに描かれる。

監督は『ドライ・クリーニング』でヴェネチア国際映画祭の金オゼッラ賞に輝、『ココ・アヴァン・シャネル』や『夜明けの祈り』でセザール賞にノミネートされたフランスを代表する実力派アンヌ・フォンテーヌ。主人公ラヴェルを演じるのは、『黒いスーツを着た男』（12）などのラファエル・ペルソナ。心身ともに繊細なラヴェルがその才能と人生を振り絞って音楽を生み出す姿を、青い炎のごとく表現した。

2004年、東京バレエ団にプリンシパルとして入団した上野水香は、以来、20年以上に渡って日本のバレエ界をトップランナーとして牽引し、世界中のダンサー、振付家から共演を熱望されているが、代表作は「ボレロ」。いち早く映画を鑑賞した上野は、「ラヴェルの葛藤やアーティストとしての苦悩を知り、ボレロの音楽に感じる呪術的世界観がストンと腑に落ちた。新たなインスピレーションを得た今、脈々と継承されてきた傑作を私なりのボレロとして背負っていきたい。」と大絶賛している。8月31日（土）、9月1日（日）には東京・NHKホールで開催される『東京バレエ団 60周年祝祭ガラ〈ダイヤモンド・セレブレーション〉』で「ボレロ」に主演予定で、本作から新たなインスピレーションを得たという彼女が臨む公演はもちろん、本トークショーでその意気込みや映画の魅力などもたっぷり語る予定だ。