大阪の夜空をディズニーの名曲群と12,000発の花火が彩る 『ディズニー ミュージック&ファイヤーワークス 2024』大阪公演初日レポート
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PHOTO : TEPPEI KISHIDA (C)Disney
『ディズニー ミュージック&ファイヤーワークス2024』大阪公演初日が9月21日(土)に大阪・万博記念公園で開催された。
(C)Disney
『ディズニー ミュージック&ファイヤーワークス』(Disney Music & Fireworks)は、ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年にあたる2023年に初開催されたイベント。10,000発超の花火とともにディズニーの名曲の数々が夜空を彩る、音楽と花火のエンターテイメントショーだ。2回目の開催となる今年の『ディズニー ミュージック&ファイヤーワークス 2024』では、日本劇場公開から10周年を迎えた『アナと雪の女王』の楽曲を中心に、『モアナと伝説の海』、『ライオン・キング』などの楽曲や、今年東京ディズニーシー(R)にグランドオープンした新テーマポート『ファンタジースプリングス』をイメージした楽曲などがセットリストにラインナップ。今年の『ディズニー ミュージック&ファイヤーワークス2024』は、8月31日(土)に山口・きらら博記念公園で幕を開けた。続く万博記念公園での大阪公演初日には、22,000名が来場。同公演のオフィシャルレポートも到着した。
『ディズニー ミュージック&ファイヤーワークス2024』2024,9,21(Sat)大阪・万博記念公園
RIEI NAKAGAWARA (C)Disney
大阪公演の会場は、緑豊かな万博記念公園。来場者は、打ち上げ会場への道のりや鑑賞エリア後方に設置されたオリジナルフォトスポットで記念撮影をしたり、オリジナルグッズを購入したりと、早くもディズニーの世界に浸っていた。
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PHOTO : RIEI NAKAGAWARA (C)Disney
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音楽と花火の融合はもちろん、LEDスクリーンと照明の演出もこのショーの特徴のひとつ。会場が暗転し、LEDに映し出されたディズニーのオープニングムービーとシンクロした花火が打ちあがりいよいよスタート!数々のディズニー映画で日本語吹替声優を務める山寺宏一のナレーションが、来場者をディズニーの夢と魔法の物語へいざなう。さらに、今年日本劇場公開から10周年を迎える『アナと雪の女王』でエルサの日本語吹替声優を務め、日本中が夢中になった「レット・イット・ゴー 〜ありのままで〜」を歌った松たか子が、『アナと雪の女王』の曲が中心となるパートのナレーションで初参加している。
PHOTO : RIEI NAKAGAWARA (C)Disney
ショーは《ワクワクが止まらない》《勇気と冒険》《願いの力》《パーク・ミュージック》《魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界》《フィナーレ》の6つのセクションで構成され、各テーマに沿って選ばれた25曲が楽しめる。名曲それぞれのメロディーにシンクロするように花火が打ち上げられるのだが、その数なんと12,000。花火は滞空時間まで計算し尽くされ、色や形も曲のイメージと完全にシンクロしている。
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幕開きの《ワクワクが止まらない》セクションは、「ひとりぼっちの晩餐会」(『美女と野獣』)の曲に合わせ、まるで踊っているかのような照明と豪華な花火で来場者をおもてなし。続けて「アンダー・ザ・シー」(『リトル・マーメイド』)ではポップな音楽に合わせてゆらめく波やにぎやかな海底の世界を表したような花火が、「王様になるのが待ちきれない」(『ライオン・キング』)では軽快な曲とともに愛らしい丸みを帯びた花火が次々と。さらにライオンのたてがみを思わせるような大輪の花も咲き、ショーの開幕を彩った。
《パーク・ミュージック》セクションには、東京ディズニーシー(R)8番目の新テーマポート、ファンタジースプリングスをイメージして書き下ろされた楽曲「Journey to Fantasy Springs」が登場。優しい曲調に合わせて、魔法の泉や水の滴り、豊かな森を想起させる青や緑色の花火が優雅に開く。曲の中盤から祝祭感あふれる黄金色の花火が加わり、曲が転調するとその盛り上がりに合わせて花火の数がいちだんと増え、ファンタジースプリングスへの期待感と冒険心をかきたてた。
PHOTO : TEPPEI KISHIDA (C)Disney
続く《魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界》のセクションを、松たか子がナビゲート。ファンタジースプリングスにある3つのエリアのテーマとなったディズニー映画『塔の上のラプンツェル』『ピーター・パン』、そして『アナと雪の女王』の名曲がたっぷり! 『アナと雪の女王』スペシャルメドレーは、映画冒頭の「ヴェリィ」から「レット・イット・ゴー 〜ありのままで〜」まで、物語を伝える5曲とともに映画の名場面を彷彿(ほうふつ)とさせる花火が、来場者の心を感動で満たした。
クライマックスとなる《フィナーレ》は、「トライ・エヴリシング」(『ズートピア』)、「本当のわたし」(『ミラベルと魔法だらけの家』)と、心が軽くなる音楽から始まり、「パート・オブ・ユア・ワールド」(『リトル・マーメイド』実写版)、「サークル・オブ・ライフ」(『ライオン・キング』)と、胸を熱くする音楽へと続く。そして『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」(英語歌)で心を解放させる……。名曲の数々に呼び起こされる感情をさらに増幅させてくれた花火は、盛大な輝きを見せて終了。余韻とともに幕を下ろした。
PHOTO : TEPPEI KISHIDA (C)Disney
大阪会場は鑑賞エリアと打ち上げ場所がとても近い。誰もが花火の大きさに圧倒され、客席のあちらこちらから感嘆の声が上がり、一曲ごとに拍手が沸き起こる。目の前に広がる夜空を花火が埋め尽くし、まるで空から星が降ってくるかのような瞬間が何度も楽しめた。
心躍る絶妙な流れで聴かせるディズニー音楽の編集は、音楽プロデューサーでミュージシャンの浅倉大介が手がけている。大のディズニーファンで知られる浅倉は、昨年はフィナーレのみの編集で参加したが、今年は25曲に及ぶディズニー音楽全体の編集を担当。ディズニーを愛する浅倉らしい、一曲一曲へのこだわりが光る。なかでも『アナと雪の女王』スペシャルメドレーと《フィナーレ》は必聴だ。
PHOTO : TEPPEI KISHIDA (C)Disney
日本劇場公開10周年の節目を迎えた『アナと雪の女王』や、6月6日にグランドオープンしたファンタジースプリングスなど、今いちばんホットな話題をはじめとするディズニーの夢と魔法の物語に浸れる約60分間で構成される『ディズニー ミュージック&ファイヤーワークス2024』。来場者の万雷の拍手に包まれ、大阪公演初日は盛況のうちに幕を閉じた。
『ディズニー ミュージック&ファイヤーワークス 2024』9月23日(祝・月)の大阪・万博記念公園2日目の公演に続いては、10月5日(土)の山梨・山中湖交流プラザきららでの公演が控えている。各公演