「FINAL FANTASY」&ロンドン交響楽団、夢のコラボ
ロンドン交響楽団によるFinal Symphony II、日本でも開催決定
そんな「FF」の音楽が「今度はオーケストラ・コンサートが、ロンドン交響楽団の演奏で開催される」という情報がSNSなどで飛び交ったのは海外の情報として、「9月にバービカン・センターでロンドン交響楽団がFFのコンサートを行う、すでには完売」というものだった。
ロンドン交響楽団はイギリスでも一、二を争う名門オーケストラとして知られる一方で、「スター・ウォーズ」シリーズのサウンドトラックなどにも参加する、その道でも定評のあるオーケストラだ。素晴らしい機会だとは思うけれど、会場がロンドンでは聴く機会は持てないか、とファンが思い始めた頃である、「この秋のロンドン交響楽団の日本ツアーで、新規に”Final Symphony II”が開催される」、という報せが飛び込んできたのは。かなり早い時期にツアーが詳細まで決まる海外オーケストラの来日公演で、こうした「追加公演」が決まるのはまさに異例のこと。熱心なファンの願いがこうしてかなうのも、またFFの人気を示すものだろう。
今回の「Final Symphony II」でロンドン響を指揮するのは、ドレスデン生まれのドイツ人指揮者エッケハルト・シュティーア。現在ニュージーランドのオークランド・フィルハーモニア管弦楽団の音楽監督を務めている俊英だ。
そして今回演奏される「Final Symphony II」は多数あるシリーズからV、VIII、IX、そして XIIIからの音楽を、浜渦正志、ヨンネ・ヴァルトネン、ロジャー・ワナモが作編曲したものだ。作曲の植松伸夫によれば、「ゲーム音楽の再現」から大きく踏み込んで「近現代のオーケストラ音楽に近づいたもの」に仕上がっているという。きっと耳の肥えたクラシックファンだからこそ楽しめる演奏が期待できることだろう。
従来からFFファンの皆さんはきっとこの秋を心待ちにしていることだろうけれど、せっかくの機会なのだ、音楽ファンの方も最高のオーケストラとしてFFをまずは楽しんで見るのは如何だろうか。