アジカン伊地知FM802料理部で新グッズのために削り節工場を見学し、削りたてのかつお節を試食、音食キッチンでの限定販売が決定

ASIAN KUNG-FU GENERATION・伊地知潔（Dr）によるFM802料理部の「音食キッチン」での公開収録が9月19日（金）に開催される。

バンド業のかたわら、料理研究家として活動している伊地知。期待が高まる新グッズは、料理の基本となる、伊地知こだわりの「かつお節」。そこで、伊地知とスタッフ一行は、大阪・北加賀屋の削り節卸問屋「大阪だしの削り節屋 ひろひろ」を訪問し、削り節加工場を見学することに。職人の技術とこだわりに触れた伊地知は、削りたてのかつお節の試食も体験した。

「ひろひろ」の削り節は風味や香りが抜群

今回協力してくれた「大阪だしの削り節屋 ひろひろ」は、うどん・そば店、日本料理、割烹をはじめとする飲食店に削り節を卸す創業90年の老舗問屋。鹿児島・熊本・静岡などから仕入れる原料（かつお・サバ・ウルメ・宗田・マグロなど）からだしに合う原料を選別し、削り節マスターブレンダー１級の資格を持つ削り節職人、松岡尚宏さんが注文を受けてから丁寧に削る。

「ひろひろ」では、業務用の卸売りのほかに、家庭用の小売りも行っていて、削り節やかえし醤油、家庭で手軽にだしをとることができる「だしパック」などの各種商品を工場価格で購入することができる。

さらにテストキッチンが併設されているので、オリジナルブレンドのだしの製造やだしの試飲も可能。予約をすれば、削り節加工工場とテストキッチンを見学できる。（現在は飲食店、業務用商品購入者限定。営業時間13：00～17：00、日祝休）

削り節加工場でかつお節を削ってみよう

伊地知は、加工場で実際に削り作業を体験してみることに。大小さまざまな削り機がところ狭しと並ぶ作業場には、関西人にはなじみ深いかつお節の良い香りが漂っている。

今回は、厳選したカビつけをしていない「荒節」でかつお節（小花けずり）のパックを制作する。乾燥した硬い荒節を手動で機械に入れると、みるみるうちに薄ピンクの美しいかつお節が削れていく。ふわりと良い香りが立ちのぼる中、「すごくキレイな色ですね！」と伊地知は驚きの表情を浮かべた。

「かつお節1袋につき何本ぐらいの荒節を使うんですか？」と伊地知が質問すると、「1袋につき、1本～1本弱。大きさによります。置いておくとすぐに色が変わっていくので、開封したら密封して冷凍庫にいれておいてください」と松岡さん。さらに、「魚は見た目だけでは品質を判断できないので、削ったら必ず試食して、適した商品にします」と加工の際のこだわりを語ってくれた。

伊地知は、削り方のコツをつかんでどんどん作業を進めていく。削りたてのかつお節は甘くてしっとり。「燻したコクと旨味が口にひろがっておいしい！」と笑顔がこぼれた。

削りたてのかつお節をかけた卵かけご飯と冷奴を試食

最後に松岡さんが用意してくれたのは、卵かけご飯と冷奴のセット。今削ったばかりのかつお節をたっぷりとのせた、伊地知曰く、「ごはんよりかつお節が多い（笑）」なんとも贅沢なセットを試食させてもらった。

山盛りのかつお節をご飯にのせて、「いただきまーす！！」と頬張った伊地知は、思わず「うま！！！」とニンマリ。「かつお節の旨味がすごいから、醤油少な目でも十分おいしい！」さらに冷奴も味わうと、「めちゃくちゃおいしい。かつお節をかけると豆腐が甘く感じます」と感動しきり。自らがブレンドした醤油も試して、食材との相性を確認した。

会場でしか買えない貴重な「かつお節」は、9月19日（金）に開催される802公開収録の際に音食キッチンにて数量限定で【FM802料理部特製かつを節お土産付き】踊る鰹節焼きうどん柚子胡椒仕立て（¥2100／50食）として販売される。イベントと合わせてお楽しみに！先着となっているので、お買い求めはお早目に。

取材・文・撮影＝岡田あさみ