AIの時代に問う「人間とは何だ」ーー京都発の一切セリフを使わない舞台『ギア-GEAR-』通算4,900回公演を達成
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撮影=KAWANISHI Saori
ノンバーバルシアター『ギア-GEAR-』が6月23日(月)19:00の公演にて京都でのロングラン通算4,900回目の公演を突破した。
言葉を使わないパフォーマンスで知られる日本発・日本初のノンバーバルシアター『ギア-GEAR-』。日本オリジナル作品・同一劇場でのロングラン上演としては初の14年目に突入、今秋には日本の演劇史上としても異例の5,000回公演に到達する見込み。これは現在公演中のブロードウェイ作品と比較しても『ウィキッド』『ブック・オブ・モルモン』に次ぐ記録に相当する。
『ギア』の舞台は、忘れ去られた古いおもちゃ工場。そこに現れるのは、人間型ロボット「ロボロイド」と、 かつて工場で働いていたおもちゃの人形「ドール」。 キャストは一切セリフを使わず、マイムやダンス、マジック、ジャグリングといった身体表現を用い、そこに 光、映像、音響、特殊効果がMIXされ物語を紡ぐ。 観客はそこからストーリーを読み解き、自らの想像力によって物語を受け取ります。 言葉がないからこそ、国籍や年齢を超え、誰もが感動を共有することができることが『ギア』の魅力だという。
撮影=KAWANISHI Saori
AIが目覚ましい進化を続ける今、あらためて問われるのは「人間らしさ」とは何か。この普遍的なテーマを『ギア』は、”体験”として提示する。文化も言葉も異なる人々が、舞台を通して一緒に笑い、驚き、時には涙を流すことも。——そんな言葉では伝わりきらない共有体験が口コミで広まり、京都市中京区にあるギア専用劇場には、世界90カ国以上から観客が来場し、口コミ評価は4.8を記録。「賞賛に値する作品。これまでに見た中でも圧倒的で、想像をはるかに超える素晴らしさでした。(Googleレビューより)」「セリフのない作品なので、言葉の壁もなく楽しめました。詩的でありながら現代的な演出で、とても素敵な時間を過ごすことができました。(Tripadvisorレビューより)」などのコメントも寄せられている。
2025年秋には大きな節目となる5,000回公演を迎える予定。年齢・国籍を問わず楽しめるこの”ノンバーバル”という特徴を活かし、将来的にはメタバースの世界で、客席キャパシティや物理的な距離・時間による来場へのハードルにとらわれないグローバルな展開も視野に入れていると明かした。
公演情報
公演日時:HP参照(https://www.gear.ac/)
会場:ギア専用劇場( 京都・ARTCOMPLEX1928 )
一般 :S席7,200円 /A席5,200円 /B席3,600円
小学生~高校生 :S席5,200円 /A席4,200円 /B席2,600円
未就学(4~6歳):S・A・B 席共通 1,200 円
企画製作:ART COMPLEX
主催:有限会社一九二八
協賛:リッジクリエイティブ株式会社
後援:京都市 / 公益社団法人京都市観光協会 KANSAI Creative Factory 推進委員会