ハーレムグローブトロッターズも登場！ 世界を目指すB.LEAGUE UNITEDが初試合

6月28日（土）、オープンハウスアリーナ太田（群馬県）にてバスケットボールの国際試合『B.LEAGUE GLOBAL INVITATIONAL 2025 B.LEAGUE UNITED vs NBL SELECT』が開催された。

Bリーグは中期経営計画のひとつとして「2030年までにNBA選手5人輩出」を掲げており、その実現のために将来の海外挑戦も視野に入れた若手選手を中心に選抜チーム”B.LEAGUE UNITED”を結成。この試合は、B.LEAGUE UNITEDの記念すべき第1戦であり、オーストラリアNBLの選抜チーム”NBL SELECT”を迎えての記念すべき初陣となった。

試合は、中村拓人が記念すべき初得点を挙げたのを皮切りに、第1ピリオド序盤は、B.LEAGUE UNITEDのペースで進んだが、高さとフィジカルに長けるNBL SELECTが徐々に巻き返し。「32-33」とNBL SELECTが1点リードという展開で前半戦を終えた。

後半はNBL SELECTがその実力を発揮し、ボールを支配。B.LEAGUE UNITEDも果敢に攻め込み、粘りを見せたものの、「64-75」でNBL SELECTが勝利した。B.LEAGUE UNITEDは初陣を飾ることはできなかったものの、トビンマーカス海舟がトータルで17得点を挙げる活躍をみせるなど、随所に見応えのあるプレーも飛び出し、観客を大いに沸かせた。

試合とともに会場を盛り上げたのはハーフタイムショー。アメリカのバスケットボール・チーム“ハーレムグローブトロッターズ”が、記念すべき一戦に華を添えた。

ハーレムグローブトロッターズは1926年に発足。なんとNBA創設よりも20年もはやく活動を始めた伝統のチームで、世界中をツアーしながら、アクロバティックなトリックを披露したり、エンターテイメント性あふれるエキサイティングなエキシビションゲームを繰り広げたりするなど、バスケットボールを活かして観客を楽しませている。

今回はチームからルーシス“トゥー・トール”ウィンストンとマーク“スプラッシュ”ブラントが緊急来日。その妙技を披露したのだ。

チームのマスコットGlobieとともに勢いよくコートに駆け出してきた2人は、最前列のファンとハイタッチを交わし、観客に手拍子を促しながら、2つのボールを使ってドリブルしたり、スピンさせたボールを身体中に這い回すなど、巧みなトリックで観客を魅了。会場からは感嘆の声が漏れていた。続いてスプラッシュがド派手なダンクシュート！ そのままリングにぶら下がると、今度は大歓声があがった。

さらに、観客の少年と少女をコートに招き入れ、指先でボールをスピンさせるトリックをレクチャー。グローブトロッターズの2人がスピンさせたボールを渡してあげる形で、子どもたちがトリックを成功させると、さらに大きな歓声が巻き起こり、子どもたちは実に嬉しそうな表情を浮かべていた。

最後は、トゥー・トールがセンターラインから“背面投げ”。リングに背を向けたままボールを投げて、シュートを決めるというものだが、リングをかすめるものの、これがなかなかきまらない。10投ほどチャレンジして、会場をさんざんじらした後、高々と投げ上げられたボールがバスケットを揺らすと、これまで以上に大きな歓声が沸き上がった。

ハーレムグローブトロッターズは、今夏、日本ツアー『ハーレム・グローブトロッターズ ワールドツアー 2025』を開催予定。そのすごさと楽しさは、文字からは伝わらないと思うので、ぜひとも会場でリアルにその妙技に触れてほしい。

8月12日（火）、13日（水）アリーナ立川立飛（東京都）
8月29日（金）～31日（日）横浜BUNTAI（神奈川県）

＊開演時間は日によって異なる

は、現在イープラスでプレオーダーを受付中（抽選制）。受付は7月3日（木）23:59まで。一般発売は7月12日（土）10:00から。

VIPベンチサイド席（ハーレム・グローブトロッターズ側）：50,000円
VIPベンチサイド席（ワシントン・ジェネラルズ側）：30,000円
コートサイド席（SS席）：24,000円
コートエンド席（SS席）：20,000円
ゴールド席（S席）：12,000円
シルバー席（A席）：8,000円
ブロンズ席（B席）：6,000円
マジックパス（各公演200名限定）：6,000円 ＊試合前に選手たちと直接交流できるオプション体験。観戦が別途必要

（撮影：さいとうりょうこ）