『四国こんぴら歌舞伎大芝居』から『松竹梅湯島掛額』と『教草吉原雀』に加え、『ようこそ金丸座へ』をテレビ初放送
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CS放送「衛星劇場」では、毎日平日午後4時から歌舞伎が放送されている。8月は現存する日本最古の芝居小屋であり、国の重要文化財に指定されている旧金毘羅大芝居(金丸座)で2024年4月開催の『四国こんぴら歌舞伎大芝居』から、『松竹梅湯島掛額(しょうちくばいゆしまのかけがく)』と『教草吉原雀(おしえぐさよしわらすずめ)』の2演目をテレビ初放送する。
『松竹梅湯島掛額』 (C)松竹株式会社
『松竹梅湯島掛額』は、賑やかで喜劇的な序幕から娘の恋慕を所作事で見せる大詰まで趣向に富んだひと幕。松本幸四郎、中村壱太郎、市川染五郎らが出演。
『教草吉原雀』 (C)松竹株式会社
『教草吉原雀』は、江戸吉原の風情を洒脱に描いた長唄舞踊。中村雀右衛門、松本幸四郎、中村鴈治郎が出演する。
(C)松竹株式会社
そして、同じくテレビ初放送の『ようこそ金丸座へ』は5年ぶりに開催された本公演を巡る約70分のドキュメンタリーもおくる。出演俳優や地元・関係各所の方々が語る金丸座への想い、江戸時代から続く舞台機構の紹介などを通じて金丸座の魅力を伝える。
香川県琴平町にある日本最古の芝居小屋として知られる「金丸座」。ここでは江戸時代より残る木製・手動の舞台機構がそのまま使われており、年に一度の公演『こんぴら歌舞伎大芝居』ではそれらの機構を活かして当時さながらの伝統的な上演形態で歌舞伎公演が行われている。2020年のコロナ禍により一時的に中止。4年間の休止期間を経て2024年4月にようやく再開が決定。公演復活を目指す琴平の町の人々や俳優たちの想いとは。松本幸四郎ら俳優をはじめ、琴平町長や金刀比羅宮の宮司、町の関係各所の様々なインタビューから、「劇場の継承」という伝統の一つのあり方が浮かび上がる。
放送情報
放送局:CS放送「衛星劇場」
[出演]松本幸四郎、中村壱太郎、市川染五郎、中村吉之丞、大谷廣太郎、松本錦吾、中村亀鶴、中村鴈治郎、中村雀右衛門
『教草吉原雀』
放送局:CS放送「衛星劇場」
[出演]中村雀右衛門、松本幸四郎、中村鴈治郎
『ようこそ金丸座へ』
放送局:CS放送「衛星劇場」
[出演]松本幸四郎 ほか
衛星劇場では、平日夕方4時から歌舞伎を毎日放送中