長野里美、演出に小川絵梨子を迎えて新たな演劇に挑戦 ワーク・イン・プログレス公演『嘘と真実』を上演

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ワーク・イン・プログレス公演『嘘と真実(まこと)』

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2025年10月21日(火)~26日(日)APOCシアターにて、ワーク・イン・プログレス公演『嘘と真実(まこと)』が上演されることが決定した。

80年代演劇ブームを牽引した大人気劇団の看板女優であった長野里美が、以後40年間役者として数々の舞台や映像に出演する中、イギリス在外派遣留学を経験し、三谷幸喜や栗山民也など名だたる演出家とも仕事しながら、読売演劇大賞優秀女優賞を受賞するなど活躍を続けてきた。その歩みの中でひときわ鮮烈であった演出家・小川絵梨子との出会い。長野が「小さな空間で根源的な作品を作ってみたい」と持ちかけた時、小川が提示したのは「ワークインプログレス」という手法だった。 

「ワーク・イン・プログレス(Work in Progress)」とは、創作過程にある演劇作品を途中段階で発表し、その構想や表現を検証しながら、完成に向けて作品をさらに発展・深化させていくプロセス。照明や音響などの舞台効果を最小限に抑え、生身の俳優の言葉と身体、空間との対話だけでどこまで表現できるか。熟練した俳優たちが原点に立ち返りゼロから芝居に挑む——このプロセス自体が、演劇に新たな可能性を拓いていく。

今回、2004年にシアタートップスで上演された上杉祥三の名作を改訂し、演劇の新しい表現、新しい地平に向かってチャレンジする。演出は小川絵梨子、そして天宮良、長野里美が出演する。どんな公演になるのか期待しよう。

天宮良

長野里美

また、10月18日(土)13:30/18:00、19日(日)13:30 APOCシアターにて、長野里美が行っている演劇ワークショップ受講生による公演『魂の遊園地~私だって女優になる!~』も上演される。出演者は、内海明子、榎谷曜子、大知祐子、大塚朝子、関根ひろみ、藤倉さや、南澤緑、横山登美郎。

【あらすじ】
ある劇場の楽屋で、大女優・栗本輝美が殺された。上演中だったのは『欲望という名の電車』——。
捜査に乗り出したのは、「シミュレーション捜査」を得意とする大下譲警部と、かつて女優だった宮本百合巡査部長。二人は被害者・容疑者・重要参考人の何役も演じ分けながら、舞台上で事件の真相に迫っていく。やがてたどり着いたのは、輝美が演じていた「欲望~」のあるシーンとそれにまつわる楽屋内での出来事…。
思いもしなかった展開に二人は驚きつつ、舞台や役者というものに敬意を払わずにはいられなかった。
芝居好きにはたまらない、俳優が何役も演じるミステリーコメディー。


小川絵梨子 コメント

このたび、長野里美さんからお声がけをいただき、貴重な機会を頂戴しました。百戦錬磨のお二人である長野里美さん、天宮良さんとご一緒できること、そして上杉祥三さんによる台本に挑戦させていただけることを、大変光栄に、そして幸せに思っております。今回はワーク・イン・プログレスという試演に近い形での公演となりますが、作品の魅力をしっかりとお伝えできるよう、精一杯努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

公演情報

ワーク・イン・プログレス公演『嘘と真実(まこと)』
 
日程:2025年10月21日(火)~26日(日)
会場:APOCシアター
 
料金:5,800 円(全席自由・税込)
一般発売開始 2025年9月6日(土)10:00 
 
キャスト:
大下譲警部 天宮良
宮本百合巡査部長 長野里美

スタッフ:
作 上杉祥三
演出 小川絵梨子
美術 原良輔
音響 金子 賢太朗(演人の夜)
照明 大川貴啓
演出助手 紗織
舞台監督 江頭一晃(劇団離風霊船)
ビジュアル撮影 渚ひろみ
ビジュアルヘアメイク 高橋まゆみ
制作 紗織 梶原啓司
企画 長野里美
協力 麻場優美
主催 シアターリュウラ
 
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■お問合せ
E-mail: ryura.2024@gmail.com 
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