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現代の日本を代表するピアノ・トリオ「トリオ・アコード」、待望のCD発売記念公演を開催!

2025.9.22
ニュース
クラシック

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「これは現代の我が国を代表するピアノ・トリオと言って差し支えない!」(中村孝義/『音楽の友』)と高く評価される「トリオ・アコード」が、メンデルスゾーンの傑作ピアノ三重奏曲を携えて東京文化会館 小ホールに登場する。

結成から20余年、ヴァイオリンの白井圭、チェロの門脇大樹、ピアノの津田裕也という、東京藝術大学の同級生3人によって2003年に誕生したトリオ・アコード。ウィーン、アムステルダム、ベルリンへとそれぞれが研鑽を積んだ後、再び活動を本格化させ、国内外で確かな存在感を築いてきた。緻密なアンサンブルと豊かな表現力を兼ね備え、これまでにリリースしたCD『ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第5番・第6番』が特選盤に選ばれるなど、室内楽界で高い評価を得ている。

メンバー一人ひとりの経歴も輝かしいものだ。
白井圭はARDミュンヘン国際コンクール第2位をはじめ国際舞台で頭角を現し、神戸市室内合奏団コンサートマスター、NHK交響楽団ゲスト・コンサートマスターを歴任する日本を代表するヴァイオリニストのひとりだ。
門脇大樹はヨーロッパ各地で研鑽を積み、ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール第1位など受賞多数のチェリスト。神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者を経て、現在は日本フィルハーモニー交響楽団首席ソロ・チェロ奏者として活躍している。
津田裕也は仙台国際音楽コンクール優勝を機に脚光を浴び、ソリストとして各地のオーケストラと共演するほか、東京・春・音楽祭をはじめ、仙台、武生、木曽の各音楽祭に定期的に招かれる。共演者から絶大な信頼を得る、実力派ピアニストだ。

白井圭

門脇大樹

津田裕也(c)Christine Fiedler

今回のコンサート・プログラムは、フェリックス・メンデルスゾーンの代表作である「ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 op.49」と「第2番 ハ短調 op.66」と、姉であるファニー・メンデルスゾーンの「ピアノ三重奏曲 ニ短調 op.11」だ。トリオ・アコードが2025年9月に発売した最新CDにも同曲を収録(ファニー・メンデルスゾーンのピアノ三重奏は「第3楽章」のみ)しており、今回はこの発売を記念したコンサートとなる。

ファニー・メンデルスゾーンの作品は、短いながらも抒情的で濃密な表現が特徴。ピアノと弦楽の対話が細やかに織り込まれ、温かく親密な雰囲気に包まれる。彼女の楽曲はコンサートで取り上げられることは決して多くなく、今回の演奏は貴重な機会となるだろう。
フェリックス・メンデルスゾーンの第1番は、力強く躍動感あふれる第一楽章、甘美な旋律に満ちた第二楽章、そして軽やかで快活な終楽章が見事に調和し、トリオ・アコードの精緻なアンサンブルがその魅力を最大限に引き出だろう。第2番は、より成熟した作風が光り、劇的な表現と深い哀愁を帯びた旋律が聴き手を惹きつける。19世紀ドイツ・ロマン派の精華ともいえる名曲群を楽しみたい。

20年を超える歩みの中で熟成を重ねた彼らが奏でる、兄妹メンデルスゾーンの傑作三重奏曲。精緻にして熱い響きが満ちる、珠玉のコンサートをお聴き逃しなく。

本公演は、上野の東京文化会館 小ホールにて、10月14日(火)に開催。は好評発売中。

公演情報

トリオ・アコード
~メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番&第2番:CD発売記念~

日時:2025年10月14日(火)開演19:00~(開場18:30~)
会場:東京文化会館小ホール (東京都)
 
プログラム
ファニー・メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 ニ短調 op.11
フェリックス・メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 op.49
*****
フェリックス・メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第2番 ハ短調 op.66
 
出演
リオ・アコード
ヴァイオリン:白井 圭
チェロ:門脇 大樹
ピアノ:津田 裕也
 
(全席指定・税込)
S席:5,000円
A席:4,000円
25歳以下&65歳以上:3,000円
※25歳以下及び65歳以上は公演当日25歳以下もしくは65歳以上の方がご購入頂けるです。当日、年齢を証明できる身分証明書をお持ちください。