「いつもそばにいてくれた」ハローキティとわたしの50年を辿る『Hello Kitty展-わたしが変わるとキティも変わる-』名古屋会場の見どころを紹介
-
ポスト -
シェア - 送る
(C)2026 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. SP660003
愛知県名古屋市の金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)にて、2026年2月15日(日)まで『Hello Kitty展-わたしが変わるとキティも変わる-』を開催中。2024年11月に開幕した東京展(東京国立博物館)に始まり、沖縄展(沖縄県立博物館・美術館)、福岡展(福岡市美術館)、京都展(京都市京セラ美術館)に続いて5会場目となった名古屋展では、ハローキティの展示史上最大量のグッズをはじめ、個性あふれるアーティストとのコラボ作品、オリジナル映像などさまざまなコーナーで、その唯一無二のユニークさを紐解いていく。この記事では、開幕に先駆けて12月18日(木)に行われたメディア内覧会の様子とともに注目の展示内容をお届け!
グッズ出身のキャラクターだからファンとの距離が近い
サンリオ・高桑秀樹氏
誕生から半世紀を迎えた株式会社サンリオのハローキティは、今や世界中で知られ、愛されているキャラクター。世の中を見渡しても稀な存在と言えるだろう。なぜそのような著名なキャラクターになり得たのか。そのヒントは「ファンひとりひとりとの関係性にある」とサンリオの高桑秀樹氏は語る。「作家性を持たないグッズ出身のキャラクターであるハローキティは、ファンの日常生活に入り込み、ファンとともに暮らしの中で思い出を作っていくことができるんです」という言葉が印象に残った。
1974年のデビュー以来、ずっとファンに寄り添い、ファン合わせて変化してきたハローキティ。歴史を辿る展示の数は約800点にもおよぶ。「あなたの世界にやってくるハローキティ」をイメージしたコーナーには、1975年に発売された貴重な初期のぬいぐるみもあった。
思い出深いグッズを色分けして展示
ハローキティのグッズには、100人のファンがいたら100通りの想い出がある。過去に発売された沢山のグッズを色で分けた展示がユニークだ。全部がフォトスポットで、細部までじっくり鑑賞したくなる。内覧中の記者からは「わぁこれ懐かしい!」という声が飛び交っていた。「誕生日にもらったなあ」「友達とお揃いで持ってたなあ」そんな自分の想い出と重ね合わせて楽しむことができるだろう。
ファンの“ほしい”に寄り添い続けるファッションカルチャーとの関係性
コギャル、海外セレブ…どんなファッションにも溶け込むハローキティ
ハローキティには幼児から大人まで幅広い年齢層のファンがいる。それは、ハローキティが常に流行のファッション、時代の空気を積極的にデザインに取り入れてきたから。ファンの成長に寄り添い続けてきたハローキティの変化を解説するコーナーでは、これまで日本で生まれた5つのファッショントレンドとともにファッションカルチャーとしてのハローキティを紹介する。
鏡に自分を映して撮影できる
6つ目のボックスでは、「今」の自分が映るフォトスペースとなっていて、ハローキティと自分の関係性を見つめることができるしかけも楽しい。
「変化することを恐れない」ハローキティのデザインに隠された秘密
いつも目が合うのはなぜ?
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』のオープニング映像を手掛けたディレクター・牧野惇氏による本展オリジナルの映像作品も見どころのひとつ。シンプルなデザインでありながら、50年の間に罫線やフォルムがどんどん変化していくのがわかる。常に正面を見つめていて、口を描かないデザインは、無表情がゆえに感情移入しやすく、「どんなときもわたしのそばにいてくれる」と感じることができるのだ。
映像コーナーは撮影禁止。ぜひ会場に訪れて堪能してほしい。大きなスクリーンに映されるハローキティの50年と自分のこれまでが重なり、「ずっとそばにいてくれたんだな」と思うととても感慨深かった。ハローキティを見て涙が出るなんて自分でもビックリ。
双方に新しいファンを呼び込むコラボを紹介
作りこまれたストーリーを持たないハローキティは変幻自在。誰にでも寄り添うことができるからコラボレーションもお手の物だ。ご当地ハローキティシリーズ、企業タイアップ、初期のコラボアイテムなど貴重なグッズの数々でコラボの歴史を体感するコーナーも。どんな個性的なキャラクターでもハイブランドでも仲良くできてしまうハローキティの偉大さを感じることができた。
「わたしとハローキティ」をテーマにしたイラストを展示
アーティストとのコラボレーション
ファンの日常生活の場がハローキティの生きる場所。30人のアーティストによる「わたしとハローキティ」のテーマで制作されたイラストを展示するコーナーでは、それぞれの作家がハローキティとのなにげない1日や、ハローキティとの親密な関係性を個性豊かなイラストで表現。不思議とテイストが統一されていて、どの絵も主役はハローキティではなく女の子になっている。ハローキティがいつもそばにいて人生を一緒に歩んでくれているよう。きっと自分の想い出と重なり合う作品がみつかるはず。
名古屋会場からは大阪・関西万博の“ハローキティ×藻類”が登場!
大阪関西万博「日本館」の展示
名古屋会場からは、2025年の大阪・関西万博「日本館」に展示され話題を呼んだ、藻類に大変身したハローキティが登場。万博で飾られたもの32体の内、12体がはるばる名古屋までやってきた。「日本館」よりも至近距離で“ハローキティ×藻類”が観られるのは「ハローキティ展」だけとあって、万博ファンからの注目も高まっている。これ以降の会場でも展示されるかは未定ということなので、万博で見逃がしたという人はこの機会にぜひ!
懐かしのグッズが巨大になったフォトスポット
最後のコーナーにはフォトスポットが充実。70年代を代表する家電や文房具など誰もが「懐かしい!」と感じるグッズが巨大に! 実際に風が出るドライヤー、ハローキティブームで大人気だったサンダル、140cmまでの身長を測ることができる定規、ハローキティ40周年記念に発売されたチェキを再現したフォトフレームなど盛りだくさん。ハローキティの世界観に入りこんで、映える写真を撮影してみよう。最後はサンリオキャラクターがハローキティの50周年をお祝いするかのように勢ぞろい。「いつもファンに寄り添ってくれる」のは、ハローキティだけではなくサンリオキャラクターすべてに言えること。世代を超えて愛されるサンリオの秘密が垣間見えた。
名古屋からは大人かわいいパープルカラーのグッズが登場
名古屋から新登場したグッズ
名古屋先行販売カラーのグッズ
展示の最後には、待望のグッズ売り場が待っている。巾着やキューブバックなど名古屋から登場したグッズも多数あり、広い売り場と充実の商品数に物欲がとまらない。名古屋のテーマカラーはパープル。大人っぽいカラーで人気が出そうだ。筆者も購入したカラビナ付きのミニポーチ(写真中央)はカバンに付けられる小物入れとして便利♪
大あんまき(藤田屋)
りんごデニッシュ(パンのトラ)
名古屋会場限定商品には、愛知ならではのコラボ作品が多数登場。愛知県知立市発祥の名物として親しまれている和菓子・藤田屋「大あんまき」は、ふんわりとした生地の表面にハローキティの焼き印が施されていて、お土産に喜ばれそう。メディア内覧会でもすぐに完売となっていた。買えなかった人は、金山駅にあんまきの売り場(コラボ商品の販売はなし)があるのでぜひ! あんこがぎっしり入っていて食べ応え抜群だ。
愛知県内で人気のベーカリー「パンのトラ」による「りんごデニッシュ」も限定品。シナモンアップル味としゃきしゃきふじリンゴ味の2種がある。ハローキティのトレードマークであるリボンをイメージしたフォルムがキュートで、食べるのがもったいないほど。
グッズ売り場は、1人1回の入場につき1会計のみ(複数枚の
取材・文・撮影=岡田あさみ 撮影=河上良(オフィシャル提供)