創立50周年を越えて、シャフトは未来へと疾走する! 歴代作品の多彩な資料と共にその魅力を体感できる『シャフト50周年展』内覧会レポート
安芸錠入り口にはイベントキービジュアルを使用したフォトスポットがお出迎え。 撮影:斉藤直樹
1975年にアニメの仕上げ会社として創業し、やがて独特の表現・演出で《物語》シリーズや『魔法少女まどか☆マギカ』を始めとする多彩で独自色を打ち出した作品を送り出してきたアニメーションスタジオ・シャフト。その50年の歩みを豊富な展示で辿っていく『シャフト50周年展』が、12月27日より東京・池袋のMixalive TOKYOで開催される。その独自の世界観を堪能できるイベント内容の数々を内覧会の様子からお送りしよう。
■シャフトの「こだわり」の源泉に触れられる貴重な展示の数々に注目
色彩・レイアウト・演出等々、独創的な世界観を感じさせる表現の詰まった作品で人気を呼んでいるアニメーションスタジオ・シャフト。その50周年を記念したこのイベントでは、年数にちなんだ50のターニングポイントを軸に、歴代作品の原画や設定資料、さらにこのイベントが初公開となる未発表資料の数々を展示。さらに各作品に関わったクリエイター達が語る作品への思いや誕生秘話も展示されているので、作品の魅力をより深く楽しめる様になっている。
オフィシャル写真
入場するとシャフト作品の歴代キャラが学校の教室に勢ぞろいした、今回『シャフト50周年展』キービジュアルによるフォトスポットがお出迎え。さらに50周年の歩みにちなんで各作品のキャラ達が「歩く」シーンを集めたオープニングPVや、シャフトの地盤を築いてきた「礎の時代」に関わった作品紹介なども紹介されている。
オフィシャル写真
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『さよなら絶望先生』『ef - a tale of melodies.』をはじめ、シャフトならではのビジュアル表現が話題を呼んだ作品群の数々が、豊富な原画・絵コンテ・設定などと共に紹介。それぞれの作品毎に当時のスタッフによる制作秘話も添えられているので、ファンは要チェックだ。
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撮影:斉藤直樹
『魔法少女まどか☆マギカ』コーナーでは、BD/DVDのパッケージやキービジュアルなどの原画を多数公開。床にディスプレイされたキュゥべえの名台詞の数々にも注目だ。そして別フロアでの展示では新作映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ<ワルプルギスの廻天>』特報のメイキング動画も見ることができる。
撮影:斉藤直樹
撮影:斉藤直樹
撮影:斉藤直樹
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「原作小説の形をいかに損なわず、そのまま映像化するということに挑戦」したと展示で語られている《物語》シリーズコーナーは、作品を彩ってきたビジュアルと文字表現を組み合わせたディスプレイや、各キャラクターごとに設定・原画・映像をまとめたコーナーが必見。床にキャラクターたちの影が落ちているフロアデザインも作品の雰囲気を盛り上げてくれている。
撮影:斉藤直樹
撮影:斉藤直樹
展示会場はMixalive TOKYOの4階と9階に分かれており、移動する階段の壁面には歴代シャフト作品のポスターが勢ぞろい。上に行くにつれて新しい作品となっているので、さながらシャフトの歴史を辿るタイムトンネルのような気分が味わえる。
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地下2階の物販コーナーでは歴代作品を網羅したイベント限定アイテムが勢ぞろい。どれもお手頃価格なのも嬉しい。会場内の大スクリーンでは歴代シャフト作品のオープニング映像が流され続けているので、会計待ちの間も退屈せず楽しめる。
会場のMixalive TOKYOの柱には『シャフト50周年展』のラッピングも。 撮影:斉藤直樹
会場である4階にあがるためのエレベーター前。
一目見ただけでも「シャフトの作品」だと分かる色使いやレイアウトへの飽くなきこだわり。そんな作品群がいかにして生まれたかが豊富な資料と証言から確認できるのはもちろん、展示会場そのものが「シャフトの作品」と思えるような作り込みとデザインセンスに溢れ、作品世界に入り込んだような気分も味わえる。
そのラストで入場者を待っているのは、キャラクター達の歩く姿を集めたオープニングPVと対を成すように、キャラクター達の「走る」姿を集めたエンディングPV。50周年の先を越えて未来へと疾走するかのようなPVのラストを締めくくる新作部分は、ぜひ会場に足を運んで確かめてほしい。
取材・文・撮影:斉藤直樹(※一部オフィシャル写真を使用)
(C)シャフト50周年展製作委員会
(C)I&S BBDO Inc.
(C)中山・ぢたま/ワニブックス・まほろば家政婦斡旋所
(C)2004 有馬啓太郎/ワニブックス・フライングドッグ
(C)氷川へきる/スクウェアエニックス・ぱにぽに製作委員会
(C)赤松健・講談社/関東魔法協会・テレビ東京
(C)minori/「ef」製作委員会
(C)小林尽/スクウェアエニックス・夏のあらし!製作委員会
(C)2011 遠藤海成・株式会社KADOKAWA メディアファクトリー刊/まりあ†ほりっく あらいぶ製作委員会
(C)蒼樹うめ・芳文社/ひだまり荘管理組合
(C)久米田康治・講談社/さよなら絶望先生製作委員会
(C)中村光/スクウェアエニックス・荒川UB製作委員会
(C)西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
(C)Magica Quartet/Aniplex,Madoka Project
(C)羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会
(C)古味直志/集英社・アニプレックス・シャフト・MBS
(C)TYPE-MOON/Marvelous,Aniplex,Notes,SHAFT
(C)AZONE INTERNATIONAL・acus/アサルトリリィプロジェクト
(C)ハンバーガー/KADOKAWA/にんころ製作委員会
イベント情報
■会期:
[前期]2025年12月27日(土)~2026年1月6日(火)
[後期]2026年1月8日(木)~2026年1月18日(日)
※休館日 2026年1月1日(木)、2026年1月7日(水)
※前期・後期で展示物の入れ替えを予定しております。詳細は後日発表いたします。
※展示作品は共通となります。
■開催場所:Mixalive TOKYO(東京・池袋)
11:00~21:00(最終入館20:00)
▼券種(税込)
〇展示会入場券(前売) :大人2,500円、小中高生1,800円、障がい者手帳をお持ちの方1,500円
〇展示会入場券(当日) :大人2,700円、小中高生2,000円、障がい者手帳をお持ちの方1,700円
〇限定グッズ付き入場券 :7,500円
限定グッズ内容 : 「シャフト50周年展」イベントキービジュアル ビッグアクリルジオラマ
限定グッズサイズ :W200×H152.5mm
※限定グッズの内容は変更になる場合がございます。
▼来場者特典
特典内容 :「シャフト50周年展」 特製2層ステッカー (前期・後期それぞれランダム20種程度)
特典内容サイズ : H65×W55 mm
※来場者特典の内容は前期・後期で変更となります。
※来場者特典の内容は変更になる場合がございます。
※入場券をお持ちでないお客様への、「来場者特典」のお渡しはございません。あらかじめご了承ください。
(国内)https://eplus.jp/shaft-50th/
(海外)https://eplus.tickets/shaft-50th/
※応募・参加に関する注意事項は上記URLおよび公式サイトを必ずご確認ください。
※本イベントは全日日時指定入場制となっております。
※先着販売となりますので、完売した場合は販売終了となります。
■主催:シャフト50周年展製作委員会
日本語版公式サイト:https://shaft-50th.jp/exhibition/
英語版公式サイト:https://shaft-50th.jp/exhibition/en/
【公式】シャフト50周年展X:https://x.com/shaft_50th_ex
【公式】シャフト50周年展TikTok:https://www.tiktok.com/@shaft_50th_ex