歌舞伎座『團菊祭五月大歌舞伎』充実の競演による豪華ラインナップが発表 尾上左近が三代目尾上辰之助を襲名披露
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歌舞伎座『團菊祭五月大歌舞伎』
2026年5月3日(日)~5月27日(水)歌舞伎座にて上演される、『團菊祭五月大歌舞伎(だんきくさいごがつおおかぶき)』の演目と主な配役が発表された。昼夜にわたり、古典の名作と人気作が並び、充実の競演による豪華ラインナップでおくる。
明治の劇聖と謳われた九世市川團十郎と五世尾上菊五郎の偉業を顕彰するべくはじめられた「團菊祭」。歌舞伎座五月興行恒例の祭典として、長年ファンに愛されてきた。この度の「團菊祭」では、尾上松緑の長男・尾上左近が三代目尾上辰之助を襲名披露する。
昼の部は、江戸時代の文豪・曲亭馬琴の長編小説が原作の『南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)』から。大がかりな舞台機構を使った大立廻りなど見どころ満載の名場面に、坂東巳之助の犬飼現八、尾上右近の犬塚信乃という花形世代の俳優が顔を揃えて華やかに幕開き。
坂東巳之助
尾上右近
続いては、洒落っ気溢れる変化舞踊『六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)』。美しい小野小町をめぐる男たちの恋模様を描く。2021年9月国立文楽劇場『第二十一回上方花舞台』で好評を博した、八代目尾上菊五郎による僧正遍照・文屋康秀・在原業平・喜撰法師・大伴黒主の5役踊り分けに、中村雀右衛門の祇園のお梶、中村時蔵の小野小町という充実の配役でおくる。
八代目尾上菊五郎
昼の部の切には、歌舞伎の様式美に富んだ祝祭劇『寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)』を、三代目尾上辰之助襲名披露狂言として上演。左近の曽祖父・二世尾上松緑、祖父・初世尾上辰之助、父・尾上松緑も勤めてきた所縁ある曽我五郎を初役で勤める。中村萬壽、中村雀右衛門、八代目尾上菊五郎、市川團十郎、そして七代目尾上菊五郎という豪華顔合わせで、松緑が後見として新辰之助の襲名披露を見届ける。出演者によるおめでたい劇中口上とともに、新たな門出を寿ぐ一幕。
尾上左近
七代目尾上菊五郎
尾上松緑
夜の部は、三代目尾上辰之助襲名披露狂言『鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)』より「菊畑」。瑞々しい若衆の奴虎蔵実は源牛若丸役で左近が三代目辰之助を襲名披露し、尾上松緑が奴智恵内実は吉岡鬼三太、坂東彦三郎が吉岡鬼一法眼、中村時蔵が皆鶴姫を勤める、美しい菊花を背景に織りなされる時代絵巻。劇中にて、新辰之助と出演者が揃い、口上を申し述べる。
続いて、歌舞伎座では2022年に行われた十三代目市川團十郎白猿襲名披露興行以来の上演となる歌舞伎十八番の内『助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)』。河東節の演奏による、團十郎勤める花川戸助六の花道の出端から幕切れまで、目が離せない演目となっている。中村梅玉の白酒売新兵衛、中村雀右衛門の曽我満江、尾上松緑のくわんぺら門兵衛、八代目尾上菊五郎の三浦屋揚巻、市川男女蔵の髭の意休、新辰之助の福山かつぎという豪華競演に加え、市川新之助による口上にも期待が高まる。絢爛豪華に繰り広げられる粋で華やかな江戸歌舞伎を代表する名作。江戸一の男伊達が魅せる晴れやかな舞台を堪能しよう。
市川團十郎
中村梅玉
市川新之助
公演情報
■日程:2026年5月3日(日)~27日(水)[休演]11日(月)、19日(火)
■会場:歌舞伎座
昼の部 午前11時~
曲亭馬琴 原作
一、南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)
芳流閣の場
利根川の場
犬塚信乃:尾上右近
遍照・文屋
業平・小町
喜撰・黒主
僧正遍照:
文屋康秀:
在原業平:八代目尾上菊五郎
喜撰法師:
大伴黒主:
祇園のお梶:中村雀右衛門
三代目尾上辰之助 襲名披露狂言
三、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)
劇中にて襲名口上申し上げ候
曽我十郎:八代目尾上菊五郎
鬼王新左衛門:市川團十郎
大磯の虎:中村雀右衛門
小林妹舞鶴:中村萬壽
工藤祐経:七代目尾上菊五郎
夜の部 午後4時30分~
三代目尾上辰之助 襲名披露狂言
一、鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)
菊畑
劇中にて襲名口上申し上げ候
奴虎蔵実は源牛若丸:左近改め尾上辰之助
皆鶴姫:中村時蔵
吉岡鬼一法眼:坂東彦三郎
奴智恵内実は吉岡鬼三太:尾上松緑
二、歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)
河東節十寸見会御連中
花川戸助六:市川團十郎
三浦屋揚巻:八代目尾上菊五郎
髭の意休:市川男女蔵
福山かつぎ:左近改め尾上辰之助
くわんぺら門兵衛:尾上松緑
曽我満江:中村雀右衛門
白酒売新兵衛:中村梅玉