水谷千重子ら6人の歌姫が夢のような時間を届けた一夜『水谷千重子と歌姫コンサート~DIVA’S FANTASY~』ライブレポートが公開
-
ポスト -
シェア - 送る
『水谷千重子と歌姫コンサート~DIVA’S FANTASY~』
大物演歌歌手の水谷千重子が2026年もめでたく芸能生活50周年の節目を迎え、自身初のアリーナ公演を3月8日(日)に開催した。この度、大成功を収めた『水谷千重子と歌姫コンサート~DIVA’ S FANTASY~』のライブレポートが届いたので紹介する。
CBC開局75 周年を記念した特別公演『水谷千重子と歌姫コンサート~DIVA'S FANTASY~』が3月8日(日)に開催された。会場となった日本ガイシホールには7,000人の観客が詰めかけ、
オープニングでは6人の歌姫が揃い踏みし、「ハッピー☆ブギ」を披露。軽快なリズムと華やかな歌声がホールいっぱいに広がり、客席は一気にヒートアップ。まさにこの日のコンセプト「歌姫たちの饗宴」を象徴する、豪華な幕開けとなった。
『水谷千重子と歌姫コンサート~DIVA’S FANTASY~』
司会を務める蛍原徹とCBCアナウンサーの夏目みな美による歌姫たちの紹介コーナー、それに絡む水谷千重子の軽妙なトークが会場を和ませ、アットホームな雰囲気の中でソロパートがスタートする。
トップバッターを務めたのは麻倉未稀。挨拶代わりに披露されたのは、80年代に放送されていた大映ドラマ『スクール☆ウォーズ』の主題歌「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」。当時から歌力に定評のあった麻倉だが、その印象を遥かに凌ぐゴスペルタッチの力強い歌声に客席は大興奮。続くドラマ『乳姉妹』の主題歌「RUNAWAY」でも圧巻の声量を響かせ、ホールを一気にライブ空間へと引き込んでいく。さらに水谷千重子とのジョイン(共演)では、ドラマ『不良少女とよばれて』主題歌「NEVER」と「タマシイレボリューション」を披露。麻倉のパワフルなボーカルと千重子の伸びやかな歌声が重なり合い、観客を魅了した。
麻倉未稀
続いて登場したのは、優しさと安らぎの歌姫・夏川りみ。代表曲「涙そうそう」を歌い始めると、先ほどまでの熱気とは異なる穏やかな時間が流れた。7,000人の観客が静かに耳を傾ける光景は、この楽曲が長く愛されてきた理由を改めて感じさせるものだった。続く名曲「童神~ヤマトグチ~」は沖縄の子守歌で、生まれてきてくれた子に感謝する想いを歌とあてぶりで表現。夏川の柔らかな歌声がやさしく響き、ホールは沖縄の風を思わせるやわらかな空気に包まれた。
夏川りみ
そして、この日のハイライトのひとつと言える瞬間が訪れた。はいだしょうこが披露したカッチーニのオペラ曲「アヴェ・マリア」だ。「次はキュートな歌姫のはいだしょうこさんです!」と彼女がステージに呼び込まれた時、多くの観客が思い浮かべていたのは“うたのおねえさん”としての親しみやすい姿や、バラエティ番組で見せる天然キャラクターだったかもしれない。しかし彼女が歌い始めた瞬間、会場の空気は一変。透明感に満ちた神々しい声が会場の隅々に響き渡ると、その歌声に観客は言葉を失い、誰もが息をのみ会場全体からすすり泣きが聞こえてきた。まさに DIVA=女神の降臨! 多くの観客にとって、はいだしょうこの新たな一面を強く印象づける瞬間となったことだろう。しかし歌い終え、水谷千重子とのトークが始まると、再びあの愛らしい天然キャラクターに戻るはいだしょうこ。こんなギャップが見られたのもまた、このコンサートの微笑ましい魅力の一つとなっていた。ここからは歌姫たちによるヒット曲メドレーへ。千重子とはいだしょうこによる松田聖子「チェリーブラッサム」、麻倉未稀が加わっての今井美樹「PRIDE」。
はいだしょうこ
(左より)麻倉未稀、水谷千重子、はいだしょうこ
さらに、夏川りみ、平原綾香による松任谷由実「春よ、来い」、千重子と平原による玉置浩二「ファンファーレ」など、時代を彩ってきた名曲から最新曲まで、心憎い選曲で客席を大いに沸かせた。
後半戦の幕開けを飾ったのは、この日最年少の歌姫・平原綾香。デビュー23年目にして初めてというハプニングに見舞われながらも、ベートーヴェン第九の「歓喜の歌」をゴスペル風にアレンジした「JOYFUL, JOYFUL」を熱唱。総立ちとなった7,000人の観客とのコール&レスポンスで会場の一体感を高めていく。そして代表曲「Jupiter」を歌う前、平原は静かに語り始めた。この曲が 9.11 をはじめ、世界で起きる悲しい出来事への思いを込めて制作されたこと、そして自分にとって生涯歌い続けたい特別な楽曲であること。その言葉を受けて披露された「Jupiter」は、祈りにも似た力強い歌声となってホールを包み込み、多くの観客が涙ぐむ姿が見られた。
(左より)平原綾香、水谷千重子
平原綾香
その余韻の中で登場したのが森山良子。平原綾香と共にミュージカル『アニー』の名曲「TOMORROW」を披露し、世代を越えた温かなデュエットを聴かせる。
さらに森山は、来年デビュー60周年を迎えるとは思えないほど軽やかでチャーミングなステージングで、タンゴ調のコミカルなナンバー「Ale Ale Ale」を歌い、会場を明るい空気で満たす。ジャズをルーツに持つ森山は続くジャズ・スタンダード「聖者の行進」で、古今東西のジャズメンの名演をスキャットでつなぐ巧みなパフォーマンスを披露し、長年のキャリアに裏打ちされた音楽的な懐の深さを見せた。
森山良子
森山良子
そしてトリとして再びステージに立ったのは、演歌ひとすじ50年の歌姫・水谷千重子。昨年のアルバム『LOVE 昭和 SONGS』にも収録された十八番「石狩挽歌」を情感豊かに歌い上げると、続くオリジナル曲「あまえたって駄目さ」では軽快な歌謡ポップの魅力を披露。また、このコンサートのもう一つの楽しみでもある水谷千重子のトークパートでは、この日の衣装であるトヨタ・マークⅡを運転する愛犬のヨーキーをあしらった着物や、飲めばコブシの花が咲くという「千重子水」を紹介し、話芸でも観客を大いに楽しませた。
そんな彼女が最後に選んだ曲は、玉置浩二作曲の「標ない道」。演歌と J-POP の架け橋的存在として活躍する水谷千重子が、同じく両ジャンルで名曲を生み出してきた玉置の楽曲を圧倒的な歌唱力で響かせ、ステージを締めくくった。
水谷千重子
日本のトップシーンを張る歌姫たちが、まるで憧れの先輩を囲む後輩のように目をキラキラさせ、口を揃えて「千重子先生」と慕う不思議な光景。そんなラブコールに対して千重子はニヤリと笑ってこう返す「馬鹿言ってる!」。実力派の歌姫たちがなぜこれほどまでに彼女を「先生」と呼び、慕うのか。それは、千重子の確かな歌唱力と、どんな相手の懐にもスッと入っていく底抜けの包容力があるからに他ならない。
アンコールでは6人の歌姫が再び集結し、永遠の名曲「Can't Take My Eyes Off You」を披露。天井から降り注ぐハート型の紙吹雪の中、観客の手拍子とともに会場は多幸感に包まれ、最後に7,000人の観客との記念撮影。約3時間にわたる歌姫たちの饗宴は大団円を迎えた。
『水谷千重子と歌姫コンサート~DIVA’S FANTASY~』
この夜のステージを彩った音楽は実に多彩だった。演歌、歌謡曲、J-POP、沖縄の音楽、クラシック、ミュージカル、ジャズ、さらにはタンゴの要素まで。ジャンルの垣根を越え、さまざまな音楽が一つの舞台で響き合う。そして世代も背景も異なる6人の歌姫が、それぞれの個性を持ち寄りながら同じステージで歌声を重ねる。その光景はまさに“DIVA'S FANTASY”というタイトルを体現する、夢のような時間だった。
CBC開局75周年を祝うにふさわしい、華やかで心温まる一夜となった。
『水谷千重子と歌姫コンサート~DIVA’S FANTASY~』
なお、水谷千重子の芸能生活50周年を記念した全国ツアー『水谷千重子の宴ジョインコンサート』が2026年7月より福岡・東京・山形・大阪の4都市で開催予定。歌姫コンサートの勢いそのままに夏を駆ける千重子をお見逃しなく。
公演情報
『水谷千重子と歌姫コンサート~DIVA’S FANTASY~』 ※終了
■会場:日本ガイシホール
■出演:水谷千重子
■ゲスト:(五十音順)
麻倉未稀、夏川りみ、はいだしょうこ、平原綾香、森山良子
■主催:CBC テレビ
■後援:CBC ラジオ
■特別協力:明治座
■お問合せ:CBC テレビ事業部
052-241-8118 (平日 10:00~18:00)
■公式サイト:
https://hicbc.com/event/mizutanichieko/
放送局:CBCテレビ
番組名:なるほどプレゼンター「花咲かタイムズ」
放送日:2026年3月21日(土)午前 9:30~11:30 内で紹介
放送エリア:愛知県・岐阜県・三重県
公演情報
■公演日程
【福岡】福岡市民ホール 大ホール
7月14日(火)開演 14:00/18:30
【東京】東京ガーデンシアター
8月27日(木)開演 18:30
【山形】やまぎん県民ホール
8月30日(日)開演 17:30
【大阪】フェスティバルホール
9月7日(月)開演 18:30、8 日(火)開演 16:00
and more
■出演:水谷千重子
■ジョインゲスト:詳細は追って発表いたします。
■公演公式ホームページ: https://www.bakaitteru.com/
■公演公式 X: @ChiekoM_Meijiza