アジカン、結成30周年イヤーが開幕 有明アリーナ公演のオフィシャルレポートが到着
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ASIAN KUNG-FU GENERATION
ASIAN KUNG-FU GENERATIONが、ワンマンライブ『ASIAN KUNG-FU GENERATION 30th Anniversary Special Concert "Thirty Revolutions"』を4月4日(土)・5日(日)に東京・有明アリーナにて開催した。本記事では、4月5日(日)公演のオフィシャルレポートをお届けする。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのワンマンライブ『ASIAN KUNG-FU GENERATION 30th Anniversary Special Concert "Thirty Revolutions"』が、4月4日(土)・5日(日)の2日間にわたって東京・有明アリーナにて開催された。
1996年の結成から今年で30周年を迎えるASIAN KUNG-FU GENERATIONの、30周年イヤーの開幕を告げるアニバーサリーライブ「Thirty Revolutions」。開演前からソールドアウト満場の客席を満たしていた熱気と期待感が、バンド全史を代表するアンセムの数々と響き合い、超弩級のロック祝祭空間を生み出していた。以下、「Thirty Revolutions」2日目・4月5日(日)の模様をライブレポートにてお伝えする。
音楽とともに旅から旅へと渡り歩くライブバンドとしてのASIAN KUNG-FU GENERATIONの在り方を象徴するように、レトロなキャンピングカーが並ぶパーキングの如き舞台装飾が施されたステージ。場内が暗転する中、“新世紀のラブソング”のイントロが流れ、広大なアリーナ狭しと高らかな歓声が湧き起こっていく。
そこへ後藤正文(Vocal & Guitar)・喜多建介(Guitar & Vocal)・山田貴洋(Bass & Vocal)・伊地知潔(Drums)の4人にサポートメンバーのAchico(Chorus / from Ropes)・George(Keyboard / from Mop of Head)を加えた6人が登場、シリアスな時代に向き合う想いをロックに託した“新世紀のラブソング”が、会場を強烈な一体感で包んでいった。
さらに“アフターダーク”“エンパシー”と楽曲を畳み掛けると、有明アリーナは早くも序盤にして歓喜のレッドゾーンへと突入している。「横浜で結成して30年、ここまでバンドが続いてきたことを幸せに思いますし。いろんな時期がありましたけども、こうやって一番上までたくさんの人に囲まれて演奏できることを、幸せに思います」……万感の想いで語る後藤の言葉に、熱い拍手喝采が広がる。
「すべての人が幸せでありますように」と願いを込めて響かせた“ライフ イズ ビューティフル”に続けて、人気曲“ソラニン”のイントロが響くと、オーディエンスの歓声がひときわ熱量を増し、アリーナが高らかな歌声で満たされていく。さらに“ブルートレイン”“君の街まで”“君という花”と人気曲が惜しげもなく連射される展開に、客席のクラップとシンガロングは高まる一方だ。そんな客席の様子を目の当たりにして、「ASIAN KUNG-FU GENERATIONのライブには、楽しみ方の決まりはないんで。自由に、自分らしく、誰の真似もしなくていいんだよ。盛り上がってるアピールする必要は全然なくて、『みんないい顔してんなあ』っていうだけで、俺たちの気持ちはめちゃくちゃ盛り上がってるんで」と呼びかける後藤の表情も満足げだ。
「30年のキャリア──レコードを出してからは23年ぐらいかな? でも、音楽なんて、いつ好きになってもいいと思うんだ。一回離れて戻ってきてもいいし。『今回のアルバムすごくよかった』みたいな感じで、みんなと毎回・毎曲、出会い直せたら嬉しいなと思ってる」……そんなシンプルで揺るぎない後藤の言葉が、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが時代を超えて愛され続けてきた理由を克明に伝えていた。
「今日ここに居合わせてくれている人たちに伝えたい言葉は『やあ』じゃなくて『おかえり』」という後藤のコールに続けて、静岡県藤枝市にオープンした滞在型音楽スタジオ「MUSIC inn Fujieda」でレコーディングされた『フジエダ EP』から“おかえりジョニー”を披露。「俺たちも、その辺の街中にいたら、いい曲いっぱい書けてたかって言ったら、そうじゃなくて。いい機材とか、いいスペースとか、いいエンジニアとかに出会うことによって、少しずつ扉が開いていく感じがあったから」──“出町柳パラレルユニバース”で観客の歌声と共鳴した後、後藤が「誰にも見つけてもらえなかった時代」を振り返りつつ、「出会い」の重要性についてしみじみと語る。「ありのままですごい人なんてほとんどいない。ある程度、環境とか機会とか、そういうものと巡り会って、初めてその人の可能性とか才能が開いていけるから」……自身が中心となって「MUSIC inn Fujieda」を開設するに至った背景を語る後藤の言葉からも、音楽への惜しみない愛と信頼が窺えた。
サポートのAchico&Georgeが一時退場、舞台にはメンバー4人だけが残った。石川・能登の木材で新たに作ったという、インディーズ時代を彷彿とさせるギブソン・マローダータイプのギターを構えた後藤。そして、山田の力強いベースイントロに導かれての“遥か彼方”から、“羅針盤”“Hold me tight”とメジャーデビュー前からのライブアンセムを次々に繰り出していく。
さらに、「まだ全然歌いたいこともやりたいこともわかってなくて、誰にも見つけてもらえなくて、ただ鬱屈としてた時代の歌──30周年のステージに相応しいかはわからないけど、当時の俺たちの鬱屈を、みんなと一緒に成仏させたい」と演奏したのは“サンデイ”。《君を深く突き刺してしまった》から始まるシビアな歌と、格段にパワフルに磨き上げられたバンドアンサンブルが、30年の重さと強さを如実に物語っていた。レーザー光線の雪景色と切実なミディアムバラードがせめぎ合う“粉雪”。喜多がボーカルを取り、客席一面のハンドウェーブを呼び起こした“嘘とワンダーランド”……1曲また1曲と進むたびに、会場の高揚感が刻一刻と増幅されていくのがわかる。
ここで再び6人編成に戻ったところで、「世界中にはいろんな暮らし方の違い、考え方の違いがあるけど、俺たちの音楽で少しずつ、シェアできるものを増やしていって──この道路はきっと、みんなが暮らしてる道路のどこかに繋がってると思ってるから。そんなことを考えて組んだステージです」と今回の舞台セットについて後藤が語る。「音楽の可能性っていうのは、鳴らした音楽のメッセージが世界を直接変えたりすることではなくて。考え方の合わない奴とか、生まれた場所も全部違う誰かと、短い人生のこの時間をシェアできること──『どこか似たところがあるんだ』って実感できることだと思う。そういう方が、音楽の本当の力なんじゃないかなと思います。一緒のメロディで踊って『なんかよかったね』って帰ってくれたら、俺たちは嬉しいし。その気持ちがちょっとずつ、みんなの生活を豊かにしたり、悲しいことを緩ませたりしてくれたらいいなと思ってます」……そんな祈りにも似た想いが、“さよならロストジェネレイション”“転がる岩、君に朝が降る”で壮大なサウンドスケープを描き出していった。
そして、4月3日に配信リリースされたばかりの最新楽曲“スキンズ”。《止めろ/僕らの 傷だらけの/日々も歴史も書き留めて/敵も味方も この星の上/今のあなたを/ただ抱きしめていたい》……舞台上のLEDビジョンには、切迫したリリックとともに「NO WAR」の文字が映し出され、観る者すべての心を揺さぶっていった。
終盤は“センスレス”から“Standard / スタンダード”、さらに“Re:Re:”へ──と熱気あふれるアリーナはさらなるクライマックスへと昇り詰めていく。大歓声を受けて鳴り渡った“リライト”では熱いコール&レスポンスに続き、ラストのサビを委ねる後藤に応えて観客の割れんばかりの大合唱が突き上がる。満場のシンガロングとクラップとともに弾けた“荒野を歩け”に続き、ロックバラード“ボーイズ&ガールズ”の《まだ はじまったばかり/We've got nothing》のフレーズが、バンドの「これから」への冒険心そのものとして響いた。
アンコールでは、20年前=2006年にリリースした3rdアルバム『ファンクラブ』を完全再現するライブハウスツアー『ASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2026 "Midage Fanclub”』を開催することを告げると、場内からはさらなる歓喜の声が湧き上がる。「30周年のタイミングで、こんなにたくさんの人が居合わせてくれて。この後またライブハウスを回って、いろんな人に会えるかと思うと、本当に嬉しくて。何度も言ってるけど、俺たちの音楽を見つけてくれてありがとう! じゃあ、俺たちが初めて4人で作った曲を──」……そんな後藤の言葉とともに、伊地知が刻み始めたリズムは“今を生きて”。晴れやかなビートと会場一丸のコーラスがアリーナを包み込んだところで、「俺たち、まだまだ転がっていきますんで。これからもよろしくお願いします! ライブハウスで会いましょう!」とこの日の最後に響かせた“MAKUAKE”が、音楽の生命力そのもののように強く目映く広がっていった。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONは4月にインドネシア・ジャカルタ公演、6月〜7月の中南米ツアーを行った後、10月〜11月には仙台GIGSとZeppを巡る6会場・12公演のライブハウスツアー『ASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2026 "Midage Fanclub”』を開催。さらに、2027年1月〜3月には19都市・21公演に及ぶホールツアー、同4月には兵庫・GLION ARENA KOBE/神奈川・ぴあアリーナMMを巡るアリーナツアーも開催されることが決定している。
文=高橋智樹
撮影=山川哲矢
セットリスト
2026.4.5 有明アリーナ(東京)
02.アフターダーク
03.エンパシー
04.ライフ イズ ビューティフル
05.ソラニン
06.ブルートレイン
07.君の街まで
08.君という花
09.おかえりジョニー
10.出町柳パラレルユニバース
11.遥か彼方
12.羅針盤
13.Hold me tight
14.サンデイ
15.粉雪
16.嘘とワンダーランド
17.さよならロストジェネレイション
18.転がる岩、君に朝が降る
19.スキンズ
20.センスレス
21.Standard / スタンダード
22.Re:Re:
23.リライト
24.荒野を歩け
25.ボーイズ&ガールズ
En1.今を生きて
En2.MAKUAKE
http://kmu.lnk.to/AKG_TR_260405
ライブ情報
ASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2026 "Midage Fanclub"
2026年 10月 17日 (土) 宮城・SENDAI GIGS
2026年 10月 18日 (日) 宮城・SENDAI GIGS
2026年 10月 23日 (金) 東京・Zepp DiverCity (TOKYO)
2026年 10月 24日 (土) 東京・Zepp DiverCity (TOKYO)
2026年 10月 29日 (木) 大阪・Zepp Osaka Bayside
2026年 10月 30日 (金) 大阪・Zepp Osaka Bayside
2026年 11月 02日 (月) 福岡・Zepp Fukuoka
2026年 11月 03日 (火・祝) 福岡・Zepp Fukuoka
2026年 11月 06日 (金) 愛知・Zepp Nagoya
2026年 11月 07日 (土) 愛知・Zepp Nagoya
2026年 11月 20日 (金) 北海道・Zepp Sapporo
2026年 11月 21日 (土) 北海道・Zepp Sapporo
土日祝:17:00 / 18:00
平日: 18:00 / 19:00
1F スタンディング 7,700円 / 2F指定 9,900円 / 車椅子席 9,900円
受付期間:2026.4.3(金)18:00 〜2026.4.12(日)23:59
当落発表:4.18(土)13:00
枚数制限:お一人様 1公演につき4枚まで(車椅子席は2枚まで)
<国内受付> https://eplus.jp/akg30th/
<インバウンド受付> https://eplus.tickets/akg30th-ib/
※U-23キャッシュバック / ウエルフェアサービスあり(当日会場で2,000円キャッシュバック)
※詳細は後日発表
2027年 01月 11日 (月・祝) 静岡・静岡市清水文化会館 マリナート 大ホール
2027年 01月 15日 (金) 東京・府中の森芸術劇場 どりーむホール
2027年 01月 17日 (日) 郡馬・高崎芸術劇場 大劇場
2027年 01月 23日 (土) 岩手・大船渡市民文化会館 リアスホール
2027年 01月 24日 (日) 宮城・仙台サンプラザホール
2027年 01月 30日 (土) 愛媛・松山市民会館 大ホール
2027年 01月 31日 (日) 香川・サンポートホール高松 大ホール
2027年 02月 06日 (土) 広島・広島文化学園HBGホール
2027年 02月 07日 (日) 岡山・倉敷市民会館
2027年 02月 11日 (木・祝) 新潟・新潟テルサ
2027年 02月 13日 (土) 山形・シェルターなんようホール(南陽市文化会館) 大ホール
2027年 02月 19日 (金) 北海道・カナモトホール(札幌市民ホール)
2027年 02月 20日 (土) 北海道・旭川市民文化会館
2027年 02月 26日 (金) 福岡・福岡サンパレスホール ホテル&ホール
2027年 02月 27日 (土) 熊本・熊本城ホール メインホール
2027年 03月 06日 (土) 京都・ロームシアター京都 メインホール
2027年 03月 07日 (日) 石川・白山市松任文化会館 ピーノ
2027年 03月 12日 (金) 愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
2027年 03月 13日 (土) 愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
2027年 03月 20日 (土) 沖縄・那覇文化芸術劇場なはーと
アリーナツアー
※詳細は後日発表
2027年 04月 17日 (土) 神奈川・ぴあアリーナMM
2027年 04月 18日 (日) 神奈川・ぴあアリーナMM
後藤正文50歳バースデーパーティー
※詳細は後日発表
■30th Anniversary Special Concert 特設サイト
https://www.akglive.com/30th/tour2026
リリース情報
2026年5月27日(水) 発売
・初回生産限定盤[CD+Blu-ray] KSCL-3656〜3657
2,200円(税抜価格 2,000円)
・通常盤[CD] KSCL-3658
1,100円(税抜価格 1,000円)
[CD] *初回生産限定盤・通常盤共通
01. スキンズ
02. 汐入ナイトフォール
収録内容については、追って発表させていただきます。
<購入特典>
・Amazon.co.jp:メガジャケ (CDジャケットの24cm×24㎝サイズ)
・楽天ブックス:オリジナルステッカー
・TOWER RECORDS全店(オンライン含む/一部店舗除く):オリジナルジャケットサイズカード
※特典は数に限りがありますので、無くなり次第終了となります。
※特典絵柄は追ってご案内いたします。
「スキンズ」先行配信 / Music Video
配信:https://kmu.lnk.to/Skins_DG
MV:https://youtu.be/I7PE9Z2DoTU