めいちゃん、ホールツアー・有明アリーナ公演DAY1「Cover Live Special」のオフィシャルレポートが到着
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めいちゃん
めいちゃんが、ホールツアー『Meychan Live Tour 2026 『Number 0』』の追加公演・有明アリーナ2daysを開催した。本記事では、初日・4月11日公演のオフィシャルレポートをお届けする。
東京・日本武道館公演と全国11か所をめぐるホールツアー『Meychan Live Tour 2026 『Number 0』』を各地大盛況で終えた、ネット発アーティストのめいちゃん。その東京凱旋公演となる有明アリーナ2daysの初日・4月11日。汗ばむ陽気となったこの日、多くのめいふぁみ(ファンネーム)たちがツアーTシャツの夏仕様で会場への道を向かっていた。ホールツアー、追加公演となる有明アリーナ2daysの
開演が近づき、だんだんとざわめきが大きくなる客席に、めいちゃんのイメージカラー・オレンジ色のペンライトが次々に点灯していく。開演時間になりSE が流れて客電が落ちると、ピンク、ブルー、イエローの鋭い照明のビームがステージを貫き、カウントダウンの映像が流れる。位置に着くバンドメンバー、そしてカジュアルなシャツ、パンツ姿のめいちゃんがステージに現れると、観客の歓声が一気に大きくなる。
1曲目、ドラムのカウントから放たれたのは、めいちゃんがニコニコ動画に投稿し始めた年・2011年のナンバー「東京テディベア」。背後にはオリジナルのMVが流れ、曲の世界観を盛り上げる。「ありがとう! 最高の夜にしようぜ!」「声聞かせてよ、有明!」とステージを左右に移動つつ観客をあおり、ときどきマイクを向けながらの「太陽系デスコ」、「ジャンプ!ジャンプ!」と呼びかけて、自身も両手を大きく広げて飛び跳ねながらの「ラブレターフロムメランコリー」と、アップテンポのナンバーを一気に3曲を披露し会場を早くも熱くする。
オープニングから飛ばした後は、「ありがとう!」と絶叫し、しばしMC。「ついに東京に戻ってきました! “歌い手”めいちゃんとして今日は原点に戻りたいと思いますので、よろしく!」とあいさつ。アリーナ、2F、3F、4F、そして会場全体に「いけるか?」と呼びかけ、演奏を再開。
観客とのコール合戦で盛り上がる「ロキ」、ジャズ調のロックナンバー「スキスキ絶頂症」、複雑な展開と独特のリズムを持つ「バビロン」と、歌唱力と演奏力を問われる難易度の高いナンバーを立て続けに披露してバンドの実力を見せつけた後は、再びMC。懐かしい曲も多かったことから、「ここは『ニコニコ老人会』ですか?」と笑わせる。「僕の青春みたいな曲を今回悩んでラインナップした」と今回のセットリストを説明する。「知らない曲が何曲かあった人?」と観客に聞くと、結構な数の観客が挙手と歓声で答える。そんな人たちには「こんな素敵な曲があったことを知って欲しくて」とめいちゃんの想いを伝えた。
そして「僕の大好きな曲を持ってきました」の言葉から「君の体温」で演奏再開。ピアノが印象的な「アフターナイトワンダーランド」、「ヤミタイガール」「メーベル」と続く。モニターにアップで映し出されためいちゃんは、目を閉じて気持ちを込めて歌っている。続いてスポットライトがキーボードにあたって美しい音色が響き、モニターの映像なしで「リスキーゲーム」が始まる。ジャケットを脱いだTシャツ姿で、めいちゃんも中盤戦に挑む気満々だ。眩い照明の中で「ラブ&デストロイ」を艶やかに歌い上げ、ここでまたブレイク。
「ついてこれてますでしょうか?」と観客を気遣いながらも、自らは「楽しいな、今日」と興奮を隠せないよう。ここに来るまでにサウナに入りながらいろんなことを思い出したこと、自主制作で行った1stワンマンライブの来場者特典のクリアファイルに日付を間違えて印刷してしまったこと、台風が3つ直撃したこと、観客ひとりで開催した京都ライブなどを語ったあと、「何が言いたいかというと、幸せです!」とまとめる。
女性、男性、カップル、小学生から大学生、社会人までの観客層アンケートをとった後は、本人曰く“空気を変えて”着席を促し、映像演出なしのバラードタイムに突入。ブルーに照らされたシンプルな照明の中、丁寧にめいちゃんが歌う「rain stops,good-bye」、ギターとボーカルのみで始まる「さよならミッドナイト」と続く。スローなナンバーを歌うめいちゃんは、伸びやかな美しい声と熱い歌声が際立ち、加えて少し緊張感も伝わってくる。スポットライトがめいちゃん、バンドメンバー一人ひとりにあたり「glow」、桜の花のような柔らかなピンクの照明が照らすステージで「奏」と幸せあふれるような空間で感情たっぷりに歌い終わると、割れんばかりの拍手が起こる。
バラードタイムが終わりめいちゃんが、約8,000人が回答したというこの公演に向けたアンケート結果について言及。その反響の大きさを体感し「これからも定期的にやります!」と宣言すると、観客も大いに湧く。そしてそのアンケートで「1位」だったという「迷々」へと続く。バラードタイムのしっとり感と変わって客席からも大きな声があがり、曲間の観客のかけ声「めいめい」も凄まじい。この日一番と言っても過言ではない盛り上がりのまま、「まだまだいくよ」と「妄想疾患■ガール」へとなだれ込んでいく。
そしてステージがカラフルな照明で彩られた中、本編ラストナンバー「踊れオーケストラ」へ。めいちゃんが両手を上げて左右に降ると、観客も同じようにして体を揺らす。手を振る観客の笑顔がステージ上のモニターにも映し出されて、幸せな空間が作られていくことを実感する。曲が終わると「今日は本当にありがとうございました!」小走りでステージ左右に移動し、それぞれの位置で深々と頭を下げるめいちゃん。めいちゃんが去り、最後のバンドメンバーがステージを去るまで、客席からの拍手は途切れることなく続き、本編が終了する。
客電が下がった会場に再びオレンジ色のペンライトが煌めき、客席からは「アンコール」の声が鳴り響く。そこへめいちゃん、バンドメンバーが再登場。そしていきなり始まったのは、2011年、めいちゃんが中学3年生で「ニコニコ動画」に初投稿したナンバー「キリトリセン」。言葉一つひとつを客席に語りかけるようにときどき目を閉じて歌うめいちゃんの心には、きっといろんな思いが駆けめぐったことであろう。
続いて「めちゃくちゃ素敵なこの絶景を収めさせていただきます」と恒例の客席とステージの集合写真撮影。本日のかけ声は、歌い手歴15年となっためいちゃんにちなんで「15」。曲終了後のMCでは、いろんなことがあったけど、15年やり続けたから本当の意味で歌が好きになったことを告白。「みんなも夢を諦めそうになることもあるかもしれないけど、15年後はどうなっているかわからないよ。僕はただ歌が好きで、自分を信じてやってきただけ」と、満員の会場を前に素直な気持ちを語る。ちょっぴりしんみり、そして感動で包まれた会場を、「で、次(Cover Live Specialを)いつやる?(笑)」とユーモアで空気を変える、そんな茶目っ気もめいちゃんらしい。
「歌い手になれて本当によかった」「アンコールいただいたんで、もう少しだけ歌っていいですか?」とピアノの音色から「からくりピエロ」、ドラから始まる「いーあるふぁんくらぶ」といった、めいちゃんの活動初期に歌われたナンバーが観客との楽しいかけ合い満載で披露される。最後の最後にオレンジ色の銀テープが放たれ、「めちゃくちゃ楽しい夜でした」とバンドのメンバーと共に、深々と頭を下げる。そして左右真ん中の3パートに分けて頭を下げ、生声で「今日は本当にありがとうございました」とあいさつしDAY1は終了した。
めいちゃんが去るや否や場内のモニターには「重大告知」の文字が。期待に湧く観客はそこに映し出された「めいちゃんの『歌ってみた』アルバム制作決定!」の文字を見て大歓声を上げる。そして1月13日のめいちゃん30歳の誕生日の日本武道館公演から、全国各地で撮影された貴重なオフ映像が流れるエンドロールで幕を閉じた。
迷い、時には立ち止まりながら、がむしゃらに15年を駆け抜けてきためいちゃんの「15年先はわからない」と言う言葉は、小学生から社会人、この日のライブに来た若い世代に響いたはず。自分を信じて好きなことを続けていけば、必ず何らかの形になる。ただ歌が好きで“歌い手”になり、そこから新たな道を切り拓いていっためいちゃんが、そのことを教えてくれた夜だった。
文=山西裕美
撮影=岡田裕介、松崎浩之、江隈麗志(Your Agent TOKYO)、清水ケンシロウ
セットリスト
2026.4.11 有明アリーナ
2. 太陽系デスコ
3. ラブレターフロムメランコリー
4. ロキ
5. スキスキ絶頂症
6. バビロン
7. 君の体温
8. アフターナイトワンダーランド
9. ヤミタイガール
10. メーベル
11. リスキーゲーム
12. ラブ&デストロイ
13. rain stops good bye
14. さよならミッドナイト
15. glow
16. 奏
17. 迷々
18. 妄想疾患■ガール
19. 踊れオーケストラ
[ENCORE]
20. キリトリセン
21. からくりピエロ
22. いーあるふぁんくらぶ