C&Kが大阪城を手中に! 初の大阪城ホールワンマンを熱狂のうちに終え新たなステージへ
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C&K
CK無謀な挑戦城!!火攻め、水攻め、ひょうきん攻め!! in 大阪城ホール
2026.4.26 大阪城ホール
“ふざけた中のシリアスなメッセージ”を掲げ、圧倒的な歌唱力とエンターテインメント精神あふれるライブパフォーマンスで支持を集めるシンガーソングライターユニット、C&K。彼らが『CK無謀な挑戦城!!火攻め、水攻め、ひょうきん攻め!! in 大阪城ホール』と題した初の大阪城ホールワンマンを4月26日(日)に開催した。
タイトルがすでに期待感を煽るが、この日を迎えるに至ったストーリーがあり、C&Kは2014年より全国各地のアリーナクラスの会場で『無謀な挑戦状』と題したライブシリーズを行ってきた。また2023年より大阪城ホール敷地内にある大阪城音楽堂で『水掛まつり』と題した、大量の水の演出を伴うライブを3年連続して開催。夏の風物詩となりつつある。その大阪城野音を経て、いよいよ『挑戦状』シリーズの関西初開催、C&Kにとって初の大阪城ホール出陣となった。
オープニングの時代劇風の映像に続いてCLIEVYとKEENが登場。映像は、水不足に悩む大阪城の民を救うために2人の中年が立ち上がったという設定だ。「大阪、準備はいいか! 聞かせてくれよ」と「C&K Ⅸ」でスタートすると、客席は特大のコールで応える。「MATSURI」「パーティ☆キング」と前のめりなアッパーチューンを畳みかけ、ぐんぐん会場の熱気を高めてゆく。この日の総出演者は120名とのことで、冒頭からステージには数多くのキッズダンサーが登場。CLIEVYもKEENもステージの左右ギリギリの、お客さんに手が届きそうな位置までステージを駆ける。
彼らの代表曲のひとつである切ない失恋ソング「みかんハート」では、しっとりとした曲ながら特効で2人の衣装と同じ青と黄色のテープが飛ぶ演出や、さらにそれを上回る大きな爆発音も仕掛けられ、歌に聴き入りたいのに笑いが堪えきれないというムードが会場にじわじわ広がる。毎夏の『水掛まつり』では、この曲でバラードには不似合いな水を使った演出が行われることが恒例。曲の世界にグッと浸れる瞬間と、本気のおふざけに笑いが込み上げる瞬間。それらが混在しているのもC&Kならではで、大阪城でもやってくれた。歌い終えた後に2人が、「何度も“やめよう”と思ったんですけど……やっぱりあそこは爆発かなって」(CLIEVY)、「想いは増すばかりやんね」(KEEN)と歌詞をアレンジした掛け合いも大いに笑いを誘った。
「道」ではDJとC&Kを乗せたムービングステージがアリーナ最後方、スタンド席の最前列まで移動。四方上下のすべてに手を振り、踊りながら、「後ろまできたよ 最後尾が最前列」と口ずさみ、「I.M.A」では会場の誰もがタオルを振り回す。「スナック十八番」では曲終わりのKEENの口笛がびっくりするほどか細く、そのカッコつかなさが憎めない。
中盤では未発表の新曲「負けそうでメロス」の曲中に、俳優の山根和馬が大阪城音楽堂から水不足の城ホールまで走って水を届ける生中継映像がスクリーンに映し出される。山根の走る姿と、C&Kにゆかりの小山市や鹿屋市他から寄せられた応援メッセージ映像……国民的チャリティー番組を彷彿とさせるドラマ仕立てと、背中を押すメッセージソングに客席は笑いたいやら感動するやら。だが、水を運ぶランナー・山根の姿に、大阪城野音から初の大阪城ホールへ出陣を果たしたC&Kのストーリーが重なった人も多いに違いない。
この日は座席の種類も多様で、通常の指定席に加えファンクラブ限定ながら、60歳以上限定の「若いもんには、まだまだ負けないよ席」や、ちょんまげのカツラ着用必須の「殿様の席」、中にはくじの結果で倍額の
未音源化曲「ひっちゃかめっちゃか」「踊LOCCA~around the world 新たなる冒険~」では再びステージが後方まで移動。「ここから素敵な歴史を作ろう! 回れ!」のかけ声に応え、アリーナでもスタンドでもお客さんたちが肩を組んだりサークルを作ったり。
終盤の「入浴」では念願の噴水の演出に大歓声が湧くも、スクリーンの映像でCLIEVYが「20周年では大阪城で『水掛まつり』を!」と引き続き執念を燃やす一幕も。全国各地からやってきた客席の一人ひとりに呼びかけるように心からの感謝の思いを口にして、全長6.5メートルの巨大衣装でフライングしながら「愛を浴びて、僕がいる」を歌い終えると、本編ラストの「夜空」は明浄学院高校吹奏楽部との共演で披露。温もりに溢れた演奏と歌声でできた愛のシャワーが会場に降り注いだ。
アンコールではめくるめく言葉遊びが痛快な最新シングルの「TO BE」、再びの噴水ショーとフライングで歌唱した「上を行くメイク」で約3時間に及ぶステージの幕を閉じ、見事大阪城を手中に収めた。
かと思いきや一旦暗くなったスクリーンに楽屋から生中継映像が入り、最後の最後に2人は頭から水をかけられる。「お客さんの反応がないと……」と不安げな表情を見せながらも、アカペラで「走りだせ」のサビを歌い再会を約束。それを見守る会場には手拍子とシンガロングが起きていた。
またこの日、8月の北海道ツアーが発表され、さらに8月30日は聖地・大阪城音楽堂で『水掛まつり2026』の開催が発表された。C&K20周年の折には果たして大阪城ホールに水が舞うのか、まだまだこれからもC&Kの行く先から目が離せない。
取材・文=梶原有紀子
撮影=鳥居洋介/ヤオタケシ/野口みみ
セットリスト
2026.4.26 大阪城ホール
02. ジャパンパン~日本全国地元化計画~
03. 日本ビート
04. MATSURI
05. パーティ☆キング
06. みかんハート
07. ジェニファー何度もあなたに恋をする
08. 道
09. I.M.A
10. スナック十八番
11. RICH☆MAN(JARISEN×JARISEN)~人間進化論
12. 笑えや歌えや
13. 精鋭
14. 負けそうでメロス
15. ジャカ☆ジャ~ン(ゼッド feat. C&K)
16. ドラマ
17. 春と君のシンフォニー
18. 人間賛歌
19. ひっちゃかめっちゃか
20. 踊LOCCA~around the world 新たなる冒険~
21. 上を行くメイク~嗚呼、麗しき人生
22. AND MORE…
23. 終わりなき輪舞曲
24. 入浴
25. 愛を浴びて、僕がいる
26. 夜空
[ENCORE]
27. TO BE
28. 上を行くメイク
リリース情報
ライブ情報
■日本全国CK地元化計画 大阪城を経て聖地で水掛まつり2026