舞台『千と千尋の神隠し』2026~2028ワールドツアー開催が決定 日本演劇史上最大の海外動員へ
-
ポスト -
シェア - 送る
舞台『千と千尋の神隠し』2026~2028ワールドツアー
舞台『千と千尋の神隠し』ワールドツアーの開催が決定した。2026年12月から2028年にかけて、日本全国5都市を巡るロングランツアーに加え、台北、トロント、ロサンゼルスそして2度目のロンドン・ウェストエンドでの上演が予定されている。
宮﨑駿監督の不朽の名作『千と千尋の神隠し』は、2001年の封切り以降、爆発的な大ヒットとなり、2003年には米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞。日本での公開から18年が経った2019年には中国で初めて公開され大きな話題となるなど、その壮大かつ独創的な世界観が日本のみならず世界中で愛され続けてきた。
舞台版は、2022年3月、帝国劇場にて東宝創立90周年記念作品として世界初演。舞台化にあたり翻案・演出を手掛けたのは、ミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』の世界初演の潤色・演出を担い、そのほか『ナイツ・テイル』や『ダディ・ロング・レッグズ』など演劇史に残る名作を生み出してきた英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアード。かねてより『千と千尋の神隠し』の大ファンだったジョン・ケアードは、2017年の来日の折にスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと対話し、宮﨑駿氏との対面も果たし、舞台化の許しを得たという。
2022年の世界初演は2月・3月の帝国劇場を皮切りに4大都市で上演。初演の成果により、第47回菊田一夫演劇大賞を受賞(舞台『千と千尋の神隠し』上演関係者一同)し、千尋役の上白石萌音は、第30回読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞する栄誉に輝いた。
2023年の愛知再演を経て、2024年の再演は、3月に帝劇で開幕し、4月から6月にかけ国内ツアーを上演。並行してカンパニーが渡英し、4月~8月にロンドン・ウェストエンドのロンドン・コロシアムにてロングラン上演(135公演)。ロンドン公演は、日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模、また東宝株式会社主催公演としても史上初の試みとなり、ウェストエンド最大級となる客席数約2300席を連日満席にし、約30万人を動員した。ロンドンにおいても作品成果は高く評価され、イギリス老舗の演劇賞「WhatsOnStage Awards」(ワッツオンステージ賞)で“Award for BEST NEW PLAY”(最優秀新作演劇賞)を受賞した。
ロンドン公演初日2024年5月7日
ロンドン公演舞台写真(C)Johan Persson
さらに世界的な演劇賞「Laurence Olivier Awards」(ローレンス・オリヴィエ賞)においては、最優秀新作演劇作品賞(エンタテインメント部門)/Best New Entertainment or Comedy Play、最優秀美術デザイン賞/Best Set Designジョン・ボウサー(美術)、トビー・オリエ&デイジー・ビーティー(パペットデザイン)、栗山聡之(映像)、最優秀衣裳デザイン賞/Best Costume Design中原幸子(衣裳)、 最優秀音響デザイン賞/Best Sound Design山本浩一(音響)の4部門がノミネートされる快挙を果たし、世界的な演劇界において、日本発のエンターテインメントが大きな存在感を示す貴重な機会となった。 その後も、2025年7・8月の上海文化広場での公演(42公演)、2026年1月からの韓国・ソウル芸術の殿堂・オペラハウスでの3か月ロングラン公演(94公演)がいずれも全日程完売、大盛況のうちに千穐楽を迎えた。
今回決定したワールドツアーは、2026年12月~2027年1月に2か月公演として上演する台北/国家戯劇院を皮切りに2027年3月から3か月ロングラン上演を行う東京/明治座公演、愛知・大阪・福岡・札幌と国内主要都市を巡回するツアーを開催し、5~8月トロント/プリンセス・オブ・ウェールズシアター(Princess of Wales Theatre)での初上演、9~10月には、ロサンゼルス/アーマンソン・シアター(Ahmanson Theatre)での初上演、さらに2028年3~7月に2024年以来4年ぶりのロンドン・ウェストエンドのロンドン・コロシアム(London Coliseum)での長期公演と展開していく。
台湾公演ポスター
ロサンゼルスでの東宝演劇作品の上演については、『風と共に去りぬ』のミュージカル化、『スカーレット』が1973年に現地キャスト・スタッフで上演されたことがあり、今回の舞台『千と千尋の神隠し』ロサンゼルス公演は、実に54年ぶりとなる、アメリカでの東宝演劇作品の上演となる。
舞台『千と千尋の神隠し』は、2022年の帝劇初演以来、2026年3月のソウル公演千穐楽までに国内外で上演回数491回、動員数90万名を突破。続く2026年12月に開幕する台北・国家戯劇院公演中には、通算上演回数500回を超え、総観客動員100万名を突破する見込みだ。
これまで日本全国のみならず、ロンドン・上海・ソウルの各都市においても月単位の長期公演をすべて満席で達成してきた本作。台北・トロント・ロサンゼルス、ふたたびのロンドンと世界各地を巡る今回のワールドツアーは、日本演劇史において初の挑戦となる。ワールドツアー開催決定にあたり、東宝株式会社及び、海外公演の主催者のメッセージが到着した。
台北上演劇場/国家戯劇院
昨年の『のだめカンタービレ シンフォニックコンサート !』に続き、再び東宝とご一緒できることを大変光栄に思います。そして近年最も注目を集める舞台作品の一つである『千と千尋の神隠し』を台湾の皆様にお届けできることを心より嬉しく思います。
2000年代初頭の映画公開以来、『千と千尋の神隠し』の幻想的な世界観や千尋、ハク、湯婆婆といったキャラクターたちは、多くの台湾の人々にとってかけがえのない思い出となっています。その愛され続けるキャラクターたちが、台北・国家戯劇院の舞台で生き生きと躍動する姿をお届けできることは、まさに夢の実現です。
―オーウェン・リー(聯合数位文創股份有限公司(udnFunlife)/会長)
トロント上演劇場/プリンセス・オブ・ウェールズ・シアター
私たちは常に世界最高峰の演劇をトロントにお届けできるよう尽力しており、この目を見張るような唯一無二の舞台作品をプリンセス・オブ・ウェールズ劇場に迎えられることは、まさに夢の実現です。私たちの素晴らしい友人であるジョン・ケアード氏との再会でもある、この圧倒的な演劇体験を観客の皆さまと共有できることを心から嬉しく思います
―デイヴィッド&ハンナ・マーヴィッシュ(マーヴィッシュ・プロダクションズ/プロデューサー)
ロサンゼルス上演劇場/アーマンソン・シアター
舞台「千と千尋の神隠し」の驚きと感動を、初のアメリカ公演としてアーマンソン・シアターにお届けでき、そして舞台として生まれ変わったこの現代において最も愛されている物語の一つを、私たちのコミュニティにお届けできることを光栄に思います。この一世代に一度あるかないかの特別な観劇体験をロサンゼルスの皆さまと共有できる日が、今から待ちきれません。
―ダグラス・C・ベーカー(センター・シアター・グループ/プロデューシング・ディレクター)
ロンドン上演劇場/ロンドン・コロシアム
ロンドン初演の
―ボブ・ホランド(ロンドン・コロシアム/エグゼクティブ・プロデューサー)
東宝株式会社
舞台『千と千尋の神隠し』が、2026年12月から2028年にかけて大規模なワールドツアーを展開します。 本作は2022年の帝劇初演以来、2024年のロンドン、2025年の上海、本年春のソウルでの上演は連日満席となる成功を収めました。宮﨑駿監督、鈴木敏夫プロデューサーが生み出された物語が世界中で支持されていることと、ジョン・ケアード氏が演出を手掛けた、日本語と俳優の身体で表現する生身の舞台版が、映画と同様に世界中で愛していただけたことを実感できた4年間でした。
今回は、2026年12月の台北公演を皮切りに、2027年春の国内ツアーと並行してトロント、ロサンゼルスを巡り、2028年にロンドン凱旋を予定しております。このワールドツアーが、世界中のお客様に日本のエンタテイメントとしてこの感動をお届けできる機会となれば、これ以上の喜びはありません。
公演情報
《国内ツアー》
2027年3-5月 東京/明治座
2027年6月 愛知/御園座
2027年6-7 月 大阪/梅田芸術劇場メインホール
2027年7-8月 福岡/博多座
2027年8月 北海道/札幌文化芸術劇場 hitaru
2026年12月17日-2027年1月31日 台北/国家戯劇院
2027年5月6日-8月15日 トロント/プリンセス・オブ・ウェールズ・シアター
2027年9月2日-10月24日 ロサンゼルス/アーマンソン・シアター
2028年3-7月 ロンドン/ロンドン・コロシアム
原作: 宮﨑 駿
翻案: ジョン・ケアード
共同翻案: 今井麻緒子
オリジナルスコア:久石 譲
音楽スーパーヴァイザー・オーケストレーション・編曲:ブラッド・ハーク
音楽スーパーヴァイザー補・オーケストレーション・Abletonプログラミング:コナー・キーラン
美術: ジョン・ボウサー
パペットデザイン・ディレクション:トビー・オリエ
振付・ステージング: 井手茂太
照明: 勝柴次朗
音響: 山本浩一
衣裳: 中原幸子
ヘアメイク: 宮内宏明
映像: 栗山聡之
音楽監督: 深澤恵梨香
舞台監督: 北條 孝
演出補佐: 今井麻緒子
演出補: 永井 誠
プロデューサー: 尾木晴佳
協力:スタジオジブリ
製作:東宝株式会社