世界各国から60超のギャラリーが集結する国際アートフェア『Tokyo Gendai』展示セクターなど詳細を発表 紙や印刷作品にフォーカスした「Miki 'Trunk'」が初登場
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『Tokyo Gendai』メインビジュアル (C)TokyoGendai
9月11日(金)から13日(日) まで、神奈川・パシフィコ横浜にて開催される国際アートフェア『Tokyo Gendai』より、出展ギャラリー・出展セクターなどの展示詳細が発表された。
2023年7月に初開催された『Tokyo Gendai』は、現代アートに特化した国際アートフェア。世界各国のアートギャラリーが一堂に会し、作品の展示・販売を行う大規模イベントだ。会場では展示だけでなく、特設の展覧会やアートトーク、インスタレーションといったパブリックプログラムのほか、日本各地の美術館と連携したオープニングイベントやアーティストスタジオ訪問などの招待客向けプログラムもあわせて開催。招待客向けプレビューおよびヴェルニサージュ(先行内覧)は、9月10日(木)に実施される。
『Tokyo Gendai』Venuephoto in 2025 (C)TokyoGendai
第4回となる今回の『Tokyo Gendai』には、日本、欧米、アジア、オセアニア、南米など世界各地から注目のギャラリーやアーティストの作品が集結。63のギャラリーを5つの主要セクターに分け、国際的に著名なアーティストの代表作から最前線で活躍する若手アーティストまで、現代アートを幅広く紹介する。なお、今回は「Galleries」「Hana 'Flower'」「Eda 'Branch'」の各セクターに加え、写真を含む紙や印刷作品にフォーカスした「Miki 'Trunk'」が新設。また、デジタルメディアに焦点を当てたセクター「Tane 'Seed'」も2年ぶりに実施される。
Galleries
アダム・ペンドルトン「Untitled(Days)」 (C)AdamPendleton.Courtesyof TakaIshiiGallery/Photo:ElizabethBernstein
「Galleries」のセクターでは、Pace Gallery(ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、ジュネーヴ、ベルリン、ソウル、東京)やSadie Coles HQ(ロンドン)をはじめとした世界各地のギャラリーが、複数のアーティストのキュレーションを展示。
タカ・イシイギャラリー(東京、京都、前橋)は、ニューヨークを拠点とするアーティスト、アダム・ペンドルトンの新作を厳選して展示。あわせて、伝統的な民芸のモチーフに着想を得た長沢楓の絵画作品、大上巧真の作品も展示する。
TARO NASU(東京)は、田島美加、ブノワ・ピエロン、ライアン・ガンダーをはじめとした国内外の作家によるグループ展を開催。概念的かつ物質的、また知覚的な探求を通じて社会と関わる独自の方法論に焦点を当てる。
ブノワ・ピエロン「Steiner」 (C)BenoîtPiéroncourtesyofTARO NASUPhotobyKeizoKioku
Gana Art(ソウル、ロサンゼルス)は、一瞬の瞬間を捉え再解釈するアーティストとして、ベルナール・ピファレッティ、イ・サングク、レア・ベルーソヴィチ、鈴木のぞみ、ユ・ヘジンを紹介する。
ピーター・ハリー「Magentaprison」 CourtesyofCeysson&Bénétière
セイソン&ベネティエール(サン・テティエンヌ、ルクセンブルグ、パリ、ジュネーブ、ニューヨーク、リヨン、パネリ、東京)の出品作家は、クレア・シェニエ、ロベール・コンバス、ヴィム・デルボア、ピーター・ハリー、ベルナール・ピファレッティ、バオ・ヴォン、クロード・ヴィアラ。
KOTARO NUKAGA(東京)は、ホセ・パルラ、松山智一、森本啓太、松川朋奈、マイケル・リキオ・ミング・ヒー・ホー、井上七海、上田暁子、木津本麗、飯川雄大、ステファン・ブルッゲマンの作品を展示する。
ステファン・ブルッゲマン「Islandpainting(searchsun)」 StefanBrüggemann,Island painting(searchsun)(2025) CourtesyofArtist,KOTARO NUKAGA
The Page Gallery (ソウル)は、韓国の抽象芸術運動「単色画(ダンセッファ)」で知られる崔明永(チェ・ミョンヨン)と、韓国現代彫刻の朴錫元(パク・ソグォン) 作品を展示。
space Un(東京)は、セネガル、カメルーン、ナイジェリア、ジンバブエ、ルワンダ出身のアーティストたちのブースを展開。アリウ・ディアック、バルテレミー・トグオ、デルフィーヌ・ディアロ、ジデフォ・アメガツィ、ファデケミ・オグンサニヤ、リチャード・ムゼルワ、ジョエル・ンパドゥー、セリーニュ・ンバイ・カマラ、ソラ・オルロデ、ワイクリフ・ムンドーパが出品する。
ア・ライトハウス・カナタ(東京)は所属アーティストの中から、素材の探求に焦点を当てた作品を多数展示する。尾崎悟、三原研、亘章吾、生田丹代子の彫刻作品を出品。絵画作品には、武井地子、佐藤健太郎、長谷川幾与、大島幸子が名を連ねる。
Hana 'Flower'
ザック・ラングドン=ポール「AnotherWorldInsideThisOne (OakWindsorChair)」 Photo:SamHartnettCourtesyof LettThomas
若手や中堅アーティストによる個展やグループ展を特徴とするセクター「Hana 'Flower'」 では、Lett Thomas(オークランド)がザック・ラングドン=ポールの作品群を展示。
CON_(東京) は、山中雪乃の個展ブースを開催。『Tokyo Gendai』のために特別に制作された全く新しい作品群を展示し、「人体とその不安定な状態という現象の間に現れる、形のない存在」を探求するという。
⼭中雪乃「open」 CourtesyofArtistandCON_
Yoshiaki Inoue Gallery(大阪)は、パトリシア・ピッチニーニ、太郎千恵藏、中辻悦子、北川宏人の作品を展示し、ポストヒューマニズムの概念を多角的に展開。
Yutaka Kikutake Gallery(東京)は、白簱花呼と森夕香による新作を展示し、身体・イメージ・知覚の流動的な関係性を探求する。
森⼣⾹「NightGust」 PhotobyOsamuSakamoto CourtesyofYutakaKikutake Gallery
W-Galería(ブエノスアイレス、マルドナド)では、マックス・ゴメス・カンレの個展を開催。天然顔料や素材を用いて制作された、豊かな絵画的言語が際立つ絵画やオブジェが展示される。
Eda 'Branch'
泉⽥之也「積層オブジェ」 CourtesyofIppodogalleryTokyo
「Eda 'Branch'」では、著名なアーティストや美術史的に重要な作家による個展やグループ展に加え、特定のテーマに基づいてキュレーションされた展示を紹介。一穂堂ギャラリー(東京)は、泉田之也、KAKU、中野大輔、池田晃将、本間秀昭、鈴木祥太ら「日本の伝統、自然、現代社会の交差を探求する」6人の現代アーティストによるテーマ展を開催する。
中野⼤輔「Magnoria'LuminousWind'」
みぞえ画廊(東京、福岡)は、長きにわたってイタリアで活躍し、日本の伝統的な造形概念と西洋の空間概念を融合させ、木・ブロンズを用いた抽象彫刻で知られる日本人彫刻家・豊福知徳の個展を開催する。
Miki 'Trunk'
篠⽥桃紅「Silence」 CourtesyofTheTolman Collection
写真、ドローイング、版画など、紙を媒体とする作品に特化した新セクター「Miki 'Trunk'」 では、日本の視覚文化に不可欠な多くの技法を含む“紙”を用いた長きにわたる伝統的な制作手法を称えると同時に、新たな解釈も紹介するという。
BANGKOK CITYCITY GALLERY(タイ・バンコク)は、現代アートの文脈で写真や映像を扱うタイ人アーティスト5名を紹介。ミティ・ルアンクリタヤー、ハリット・スリッカオ、アピチャッポン・ウィーラセタクン、チャンタナ・ティプラチャート、タナチャイ・バンダーサックの作品を展示し、社会・記憶・知覚をめぐる問いと、イメージ制作のプロセス双方に焦点を当てるという。
Revolver Galería(アルゼンチン・ブエノスアイレス、ペルー・リマ) は、テキストや表面、印刷物の変容をテーマとして、ホセ・ルイス・マルティナットとジェリー・B・マーティン、2名のアーティストによるブースを展開する。
ミア・リュウ「BlueandWhiteTarp」 CourtesyofUPGalleryandArtist
ミア・リュウ「DesolationandRebirth」 CourtesyofUPGalleryandArtist
Tane 'Seed'
FAMEME「FancyFantasy!」 (C)FAMEME.CourtesyChi-WenX MOVCollection
復活するセクター「Tane 'Seed'」では、NFT(非代替性トークン)、アニメーション、映像、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、ゲームなどのデジタルメディアに焦点を当てた展示を紹介。また、『Tokyo Gendai』初の取り組みとして、同セクター内に特別プロジェクトを新設し、選りすぐりの台湾のギャラリーとアーティストを特集するとのこと。
TAEX(ロンドン) は、マリーナ・アブラモヴィッチのアバタープロジェクト(TAEXのサポートにより制作)や、ケビン・アボッシュによる合成写真シリーズ「Goldfish」、フランチェスコ・ディサによる機械の想像力をテーマにした哲学的な作品を紹介する。
Chi-Wen(台北)は、台湾出身のマルチメディアアーティスト・FAMEME(余政達/ユ・チュンタ) による、消費社会が生む“偽りのロマンス”を描いた「Fancy Fantasy!」を展示。
Project Fulfill Art Space(台北)は、張徐展(ジャンシュウ・ジャン) による作品2点を展示。シロアリによる大規模停電という実際のニュース事件に着想を得て張旭展が制作したSF寓話「The Termite Feeding Show」と、世界各国の民話の物語構造を探求する「AT5 – Animal Story Series」が登場する。
Double Square Gallery(台北)は、崔廣宇(ツァイ・クァンユ) による「We Are Not Performing」を展示。同プロジェクトは、人間と社会が互いに適応し合う関係を探求しながら、現実に対処し、そのあり方を再定義する方法を模索する試みだという。
Takuro Someya Contemporary Art(東京)は、黒川良一による、音と映像、データと物質の間を行き来し、鑑賞者の身体を体験の一部として取り込む作品を展示する。
黒川良⼀「oscillatingcontinuum」 Artworks(C)RYOICHIKUROKAWA PhotocourtesyofStudioRYOICHI KUROKAWACourtesyofTakuro SomeyaContemporaryArt
『Tokyo Gendai』フェアディレクターの高根枝里氏ら主催者・関係者からのコメントも到着している。
高根枝里(Tokyo Gendai フェアディレクター)
毎年Tokyo Gendaiの会期としてその前後の期間は、新たなつながりやコラボレーション実りある対話に彩られ、日本における現代アートの真の祭典となっています。若手アーティストとともに活動を展開する新進ギャラリーから業界をリードする著名なギャラリーまで、これほどダイナミックな出展ギャラリーを再びお迎えできることを大変嬉しく思います。Tokyo Gendaiでは、会場全体を通して何世紀にもわたり芸術を形作ってきた様々な手法と、未来を切り拓く新たな創造の試みと、その双方に開かれた場を提供しています。9月にパシフィコ横浜にて皆様をお迎えできることを心待ちにしています。
マグナス・レンフリュー(Tokyo Gendai 共同創設者)
過去3回の素晴らしい開催に続き、今年9月にTokyo Gendai を開催できることをうれしく思います。これまでに寄せられた好意的な反響は、世界のカルチャーシーンとアートマーケットにおいていかに日本が重要な役割を果たしているかを示しています。Tokyo Gendaiは、異文化間の交流を活性化し、世界中からの来場者に日本の現代アートの幅広さと卓越したクオリティを体験いただくために設立されました。4回目の開催となる本フェアを通じて、この使命をさらに前進させてまいります。
中島達(SMBCグループ 社長)
今年も、Tokyo Gendaiのプリンシパルパートナーを務められることを、大変光栄に思います。世界と日本をつなぐTokyo Gendaiが、多様な価値観と創造性が交わる場となり、日本のアートマーケットの発展と、社会的価値の創出につながることを祈念しています。
『Tokyo Gendai』の
※出展ギャラリーに関する情報は2026年6月24日(水)時点のもの。会期までに予告なく変更する可能性あり。
イベント情報
※出展ギャラリーに関する情報は2026年6月24日(水)時点のもの。会期までに予告なく変更する可能性あり。