家入レオ アップデートしながらもブレることのない姿が刻まれた衝撃的アルバム『31』を紐解くロングインタビュー
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家入レオ 撮影=菊池貴裕
家入レオが、9枚目のアルバム『31』を2026年8月26日にリリースした。音楽シーンの最前線で数々のアーティストの作品を手掛けるRyosuke “Dr.R” Sakai が全曲プロデュースした今作は、新たな表現へと挑戦する姿勢を前面に押し出した、ある意味衝撃的な作品だ。そしてここには、『Naked』(2023年)、『My name』(2024年)と、アルバムを発表するごとに真っすぐに轍を残してきた彼女だからこそ打ち出せた、アップデートしながらもブレることのない、家入レオ自身が鮮烈に刻まれている。アルバムの制作過程とその心境について存分に語ってもらった。
――今年の前半は、制作に費やしていた感じでしたか?
そうですね。デビュー14年目にして、こんなに制作だけに時間を割いたのは久しぶりでした。
――まず、『31』はどんなお気持ちでつけたアルバムタイトルなのか、教えてください。
等身大のありのままの自分をこの一枚でみなさんにお届けしたいなと思っていました。(20歳になった)2015年にリリースした『20』というアルバムは、当時の節目として掲げやすいタイトルだったなと思うんですけど、今回『31』というタイトルにしたいと言ったときに、『20』のときと比べると、周りのスタッフから「本当に『31』にしますか?」っていう声も上がったりしていたんですよ。やっぱり年齢って、人によっていろんな捉え方があるから、すごく大切にしている人もいれば、逆にあくまでも年齢は記号的なものでそこに囚われず自由に自分として生きていたいっていう人もいるので。「ああ、やっぱり30代に入るって、選択をするということでもあるのかな」って思ったりもしつつ。でも自分の生きてきた年輪……それは小さい頃に転んだ傷だったり、シミとかシワも含めてそのまま、自分のままで歩いていきたいっていう決意を、このアルバムには込めたいから。だからこのタイトルにする意味を、すごく言葉を選びながら、「『31』にします」って伝えました。今の新しいフェーズに向かっている自分の、決意表明の一枚です。
――20代の頃からの変化もあると思うのですが、30代になって感じたことや変化みたいなものもありますか。
30代といってもまだ31歳なので、酸いも甘いもまだこれからというところはもちろんありつつ、振り返ると30代を迎えるときの方がいろんなことを考えたなぁと。それこそ今回、Sakaiさんとご一緒することになる前に、2023年には『Naked』というアルバムを――どの瞬間も本当で、自分なんだけど、心に纏った洋服を脱いでリリースしましたし。2024年には30代を前に、私が家入レオになる前からの音楽心、自分の人生を抱きしめたいと思って、『My name』というアルバムをリリースしました。でもそれを経てもまだ、自分が何かを纏ってしまっている意識もあったんです。鎧というか。でもこれ以上、どういうふうに脱げばいいのか分からないなって思っていたし、30代を迎えて、まわりが結婚、出産、転職などのライフステージを経て、アイデンティティの構築をしている中、自分はデビュー15周年を前にして、これからどういうペースで、どういう音楽スタイルでやり続けていきたいんだろう?っていうこともすごく考えました。
――そうした思いが、どのように今回のアルバムへと繋がって行ったのでしょうか。
きっかけとして、年齢を重ねるとフィジカル面があの頃のようにいかないっていうところがあって。10代のときには、ちょっと調子が悪いなと思ってても、寝たら翌日にはどの音域でも出るみたいな感じだったのが、ちょっとずつ歌を歌うときに約束事みたいなのもの、ルーティンやルールが増えていって。朝起きて自然と口ずさんでいるっていうよりは、いつの間にか「歌わなきゃ」「歌えなきゃいけない」っていうところに視野が狭まっていっちゃって。ずっと音楽を続けていくためには、歌い方だったり、音楽スタイルを等身大にアップデートしていかないと、大好きなものも続けていけなくなるのかもしれないなって思いがあったんです。10代から駆け抜けてきた、感覚でやってきた部分じゃもう突破できない壁みたいなのを感じたりして。今一度音楽とちゃんと向き合う時間を取った方がいいかなって思ったときに、デビュー当初、アルバム3枚を一緒に作らせてもらった西尾芳彦さんの顔が浮かんできたんです。西尾先生と、踏み込んだり踏み込まれたりしながらアルバムを作ったときみたいに、大人になればなるほど、いいバランス感覚で人間関係を育む術を知ってきて、1人の人とガッツリ制作することで消耗はするけど、やっぱり濃い作品が作れるんだなっていうのもわかってきたんです。それは、複数の方とアルバムを1枚制作するっていうタームを経たからこそ思ったことなんですけど。もう一度誰かと向き合ってみるのも、タイミングとして訪れたらいいなと思っているときに、今回のアルバムにつながっていった感じですね。
レコーディングしているときに、生まれて初めて「歌うことが怖い」と思って。何も歯が立たないというか、あがいてました。
――なるほど。Sakaiさんとは、斎藤宏介さん(UNISON SQUARE GARDEN/TenTwenty)とのコラボ曲「Mirror feat.斎藤宏介」が初のプロデュースだったわけですが、その時点でアルバム制作を見据えて制作が始まっていたのでしょうか?
いえ、まったく予想外の展開でした。「Mirror」でご一緒したときは、自分の音楽スタイルを模索していた時期で。デビュー当初は余裕がなかったので、自分が作ったものとかスタイルに誰かがディレクションしてくださったりすると、「自分らしさが損なわれてしまう」っていう怖さが先に立っちゃって、攻撃的になっちゃったりすることが振り返るとすごいあったと思うんです。でも年齢を重ねてくると、どんどん伝えてくれる人も減ってくるというか、いつの頃からか逆に「言われなくなることが怖い」って思うようになってきて、ちゃんと向き合ってくれる人の大切さを感じていたんです。だから「Mirror」のときに、いろんなディレクションやアイディアに対して、自分もすごく開けた状態でSakaiさんと出会って、今まで自分が大事にしてきたものとは、また違う部分の価値観で生きていらっしゃる方で本当に面白かったし、価値観が一新されて、「今後もご一緒できたらいいな」という気持ちがあったんです。それで、「次のアルバムでも何曲かご一緒したいです」ってお伝えしたら、「じゃあ場所を変えて、沖縄で制作合宿するのはどうですか?」ってご提案くださって。「Mirror」の制作布陣、Sakaiさんと麦野優衣さん(Yui Mugino)と私で沖縄に行って、1日2、3曲のペースで曲の骨子を作っていったんです。
――結構なハイペースですね!?
私にとってそれはすごく衝撃的なことだったし、1曲にとても時間をかけて作ることが良いことみたいなスタイルしか知らなかったけど、普段から音楽をやり込んでいたら、数時間でハイクオリティな曲の骨子が作れる、という世界線にも出会えました。それと、人間的にもお互いのことを知っていくような時間って、東京だとなかなか取れないですけど、沖縄に滞在してごはんを一緒に食べたりしていると、音楽以外の部分も知ることができたりして。そんな時間を過ごす中で、Sakaiさんに、自分が今思っていること、歌唱スタイルだったり、この先続けていくためにはこのままじゃいけないのかもしれない、みたいなことを話しているときに、「アルバム1枚一緒にやらないですか?」って。すごく驚きました。やっぱり願ってることは時間がかかっても叶っていくなって改めて思ったというか。Sakaiさんは違う流れにいる方だと思っていたので、その方と1枚ご一緒できるっていうことは予想外な出来事でした。
――“違う流れにいる方”というのは、家入さんにとって、Sakaiさんという存在はご自身のアーティスト活動とは交わらない別のルートにいる感覚だったわけですか。
そうですね。 Sakaiさんがプロデュースしていらっしゃる曲はもちろん聴いていて、その時ときもいちリスナーとしていつかご一緒したいとは思っていたんですけど、ただ、私からその流れをつかみに行くと、逆に一生出会えない気がしていて。タイミングが来る気がするって思いながら、自分は自分の人生を耕そうって日々を重ねていたら、(「Mirror」で)出会うことができたんです。それだけでもすごくうれしかったのに、まさかSakaiさんから「アルバム1枚ご一緒しませんか?」というお声掛けをいただけると思ってなくて。「こういう方向から人生ってまた転がっていくんだな」みたいな面白さがありましたね。
――Sakaiさんには、何故そう言ってくださったんですか、みたいなお話もされましたか?
(首を振りながら)してないです。そう言っていただけただけで嬉しかったですし、大事にし続けたいのは、私がSakaiさんとご一緒したい、と思った直感なので。そしてなんとなくその理由を知らない方がいい、というか、あまり知りたくないかもしれない。Sakaiさんを知りたいし、こちらも知ってもらいたいし…でも、なんて言えばいいのかな? ガードをあげてるとか、心を開いてない、っていうこととはまったく別なんですけど。分からないからずっと魅力的なことってあると思うんですよね。
――沖縄という場所と時間があったからこそ理解を深めることができて、作品にできた?
沖縄は自分の不甲斐なさも感じましたがシンプルに楽しかったし、そこでの手応えがあったから、アルバムでご一緒できることになって光栄でした。東京に戻って改めてアルバム制作がスタートして、Sakaiさんのスタジオで楽曲制作をし、レコーディングもしたんです。私は「ブートキャンプ」って呼んでいるんですけど(笑)。レコーディングしているときに、生まれて初めて「歌うことが怖い」と思って。14年間積み上げてきたものが絶対あるし、その時々で乗り越えてきたものがあるけれど、「今まで何だったんだろう?」っていうぐらい、何も歯が立たないというか。その制作期間中は、どうしてもそう思っちゃうぐらい、あがいていたし、向き合っていました。
自分はちゃんと年を重ねていることもわかってるって口では言いつつ、どこかで理解しきれていなかったのかもしれない。
――具体的には、レコーディングでは何が大変でしたか?
新しい歌唱スタイルを自分のものにすることが大変でした。14年間自分の中のスタイルがあったけど、その歌唱方法だと、これから先たぶん喉にもっと負担がかかって続けていけなくなるだろうなと思って。好きな音楽を続けていくためには、どうしても進化が必要だった。覚悟を持って飛び込んだ現場だったけど、やっぱり甘くはなかったなっていう。
――それを手に入れるために向き合ったのは、特にどんな部分ですか。
喋るように歌う、という部分です。10代のときは喋っている声がいまよりも高くて、「喋ってる声=歌っている声」だったと思うんです。そこから年を重ねて色んな変化を受け入れてきたはずなのに、歌い方はデビュー当時のままでいなくちゃいけないって固定概念があったことに気づいて。Sakaiさんに、「等身大の歌い方でいいんじゃない?」って言われた時、本当にハッとしたんです。「普段喋ってるときはロー(低音)があるけど、歌ってるとハイ(高音)が強くなって10歳くらい若返った感じになるよね」と。「もっと実年齢に合った、素の自分に近い歌い方ができたらいいよね」と、喋るように歌う、新しい歌唱スタイルに挑戦したのですが、今まで声を張って歌うことが多かったので、それを体現することが本当に難しかったです。歌詞の部分でも、これまでの感情の激しさ、喜怒哀楽をストレートに表現するのが自分らしさだと思っていて。「30代になってそれをやると、ちょっと等身大からは外れるんじゃないかな」と指摘してもらうこともあって。そこに自他の認識のズレみたいなものがあると思ったんです。自分はちゃんと年を重ねていることもわかってるって口では言いつつ、どこかで理解しきれていなかったのかもしれないって。歌詞のプロットや書いている歌詞のベースを31歳にアップデートすることを意識しました。自分は等身大だと思って書いているところが、背伸びしすぎていたり、逆にちょっとフレッシュになりすぎていたり、それを自分らしさって言うと聞こえがいいけど、今を生きていないことにもなる気がして。
自分の歌唱スタイルを見つめ直していく中で、この時代にアルバムをリリースする意味を考える瞬間があって。アルバム1枚を通して音楽を聴く楽しみ方をしてもらいたい。
――家入さんはデビュー以来、プリミティブな部分も損なわれていないところも魅力だと思うんです。今回の制作にあたっては、そういう部分は自分でコントロールする必要もあったわけですか?
ありがとうございます。もちろん、その部分も大切にしていきたい自分らしさ、のひとつです。ただ今回は、歌唱スタイルもこれだけ進化させたものだったので、新しい自分に出会うチャンスだと思っていました。制作しているとどうしても、これまでの自分のスタイルが出てきてしまうので、コントロールというか、31歳の等身大の自分、を意識しながら歌詞を書いていきました。
――収録曲についていくつか訊かせてください。冒頭の「Overture(Log:31)」から「Echoes」へと続く流れは、家入さんが朝目覚めてはじまる物語になっていますよね。
そうです。アルバムとして、今31歳の私が朝の光の中で目覚めて、夜ベッドに着くまでの1枚を作ろうという思いは、Sakaiさんとアルバムを作ることになったときからコンセプトとしてありました。それと、自分の歌唱スタイルを見つめ直していく中で、この時代にアルバムをリリースする意味を考える瞬間があって。やっぱり今ってアルバム自体を手に取ったり、曲順通り聴くことはなかなか珍しいことになってきていますよね。
――単曲をサブスクで聴くことが主流になっていますね。
音楽の楽しみ方は自由だし、無限だと思いますけど、アナログ盤レコードのA面、B面みたいな。アルバム1枚を通して音楽を聴く楽しみ方をしてもらいたいと思って、曲順もSakaiさんと話しましたし、曲順通りに聴いたときにストーリー性をより感じてもらえると思います。「Echoes」についてお話すると、歩んできた過去の先に今があって、過去も、今この瞬間も愛していこうというメッセージを込めていて。それによって、捉え方次第で “過去は変えられるんだ”と思えて。弱気な夜とかに、「あのときからやり直せられたらいいのになあ」と思いがちだったんです。でもこの制作期間を経て、「今を一生懸命生きていたら、過去って本当に変えられるんだな」って思ったし、逃げたり流されるしかなかったときも、いたいけな自分を守るためにはそうするしかなかったんだから、精いっぱい出した答えの一つだったよねって言えたんです。その気持ちを曲にしたのが「Echoes」です。
――クレジットを見ると、アルバム全編を通して3人のコライトによって曲が作られていることがわかります。実際どんな作り方だったのか教えてもらえますか。
曲によってまちまちでしたけど、基本的にはメロディが仕上がった後に、全曲、私がまず「こういうことをこの曲で歌いたいと思っています」みたいな歌詞のプロットを書いて、 Sakaiさんにご意見をいただいて、ブラッシュアップしていきました。それを麦野さんに共有して、一緒に集まって歌詞を書くこともあれば、自宅に帰って別々に書いたものを見せ合ってということもありました。Sakaiさんと麦野さんが向き合ってくださったから完成した1枚です。
――サウンドから言葉が導かれたみたいなところもあるんですか?
トップラインを出しているときと、歌詞を書いているときの脳って、結構違っていて。ただ、今までは言葉と一緒にメロディが出てくるタイプだったんです。これもSakaiさんと制作する中で、環境に左右されやすい自分に改めて気づいて。もらったトラックに左右されすぎる、というか。それが自分らしさとも思っていたし、何色にでも染まれるとも言えるし、何の曲でも歌えるとも言える。そして、自分がないとも言える。結構、それは確かにって思って、あえて今回は音からインスピレーションを受けないようにしたっていうのがあるかもしれないです。「自分とは」ということをずっと見つめ続けた制作期間でした。
――なるほど、「Adieu」を聴くと、トラックの印象と歌詞の内容にギャップがある気もします。
「Adieu」は、“ Don’t wanna live a lie.” 嘘をついて生きられない自分を歌っていて。そういう生き方をするって、口で言うほど簡単じゃない。相手を深い部分で愛していることに変わりはないけれど、一緒に過ごす毎日に温度がなくなっていることに、どうしても目を瞑れない。誰だって安心感は欲しいし、そこにとどまることはできるけど、寂しさや不安を感じながら未知の世界へ出かけることを選んでしまう。引き裂かれそうな気持ちや矛盾が、そのギャップを生んでいるのかもしれないですね。「We Could Be Something」は、レコーディングが終わった後に、Sakaiさんがトラックをアップデートしてくださったんですが、はじめての経験でした。今までは自分が作った曲をアレンジャーさんにお渡しして、そこからインスピレーションを経て、レコーディングしていたから。歌い終わった後にトラックが変わるって、ある意味、整合性が合わなくなるような気がしていたんですけど、逆に私さえしっかりしていれば、曲の芯は変わるわけがないんだから、その後にどんなお洋服を着せようが、いい曲になるって言われているような気がしていて。私は何があってもブレちゃいけないんだって、当たりまえに今までも大事にしてきてたけど、Sakaiさんとご一緒して、さらにそう思いました。
――一方で、攻めてるなと感じたのが、「Muse」です。これはどんな成り立ちの曲ですか。
もともと沖縄で作ったときは、もうちょっと違う感じの歌詞を書いていたんですけど、「かしこまりすぎ」って言われて、〈Get a little stupid〉くらい振り切ってもいいかな??って麦野さんと書きました(笑)。 どうせ溺れるのが恋なので、だったら怖がらずに甘さも味わいたいですよね。
――家入さんにとって、特にこの曲はすごく挑戦したなとか、歌うのに苦心した曲を挙げると?
初日に歌った「Walk」は、120テイクぐらい録っていて。正直、はじめて歌うのが怖い、と思いました。「歌えない」っていうことを経験したことが、これまで人生でなくて。音楽がないと自分のアイデンティティが脅かされるんだということが、とっても怖かったです。
――レコーディングで120テイクも歌うことなんて、なかなかないですよね?
生まれて初めてでしたね。デビュー当初でも、体験したことはなかった。アルバムレコーディング中は、もう本当にもがいてしかいなかったです。
――「Walk」はアルバムに先駆けて配信リリースされていましたが、反響はどうですか。
アップデートしているっていうことは、ちゃんと伝わっていると思います。あと、「歌い方はびっくりしたけど、歌ってる内容は今までのレオちゃんと変わってない」という言葉があったときには、すごくうれしかったですね。いろんな人のイメージとか常識に対して、今までの自分だったら「戦ってやる」っていうファイティングポーズをとっていることが多かったと思うんですけど、今は「ああ、もうそれすらも楽しんでクリエイティブに変えられたらいいな」って、新しい31歳の生き方みたいなものもこの曲を通して見えたんです。そこに行けたのは、本当にSakaiさんと麦野優衣さんのおかげだなって思います。
――このアルバムには、ちゃんと自分自身がここにいるっていう部分があって、家入レオらしさが感じられるから、トラックやメロディが攻めていたりしても、「全然変わっちゃった」みたいな感じじゃないんですよね。
本当、その通りだと思います。Sakaiさんとご一緒したことによって、変わることを目的にしていないので。Sakaiさんは、ちゃんみなさんとか、HANAの方々を手掛けていらっしゃって、日本の音楽シーンを牽引していらっしゃるプロデューサーのお一人だと思うんです。でもだからといってそのムードを纏いたかっただけ、とは思ってほしくなくて。自分が音楽を続けて行くために、どうしても必要な「進化」だったんです。覚悟を持って飛び込んだ制作現場でしたが、本当に、もがき、自分自身と向き合う日々で。表現の仕方は年齢によって違うけれど、私の真ん中にあるものは、デビューしたときからずっと変わっていないと思います。
――デビュー当時の曲だと「Shine」がすごく好きなんですけど、〈変わらないものは いつもここにあって〉という歌詞がありますよね。その言葉がこのアルバムにもあると思うんです。それでいてすごくアップデートした曲たち、挑戦が感じられるアルバムだと思います。
本当に、ちゃんとそれがあるから、いろんな人ともご一緒できると思って、これまでもやってきたので。そう言ってくださってうれしいです。ありがとうございます。
――アルバムの最後は「Love In Me」で締めくくられますが、この曲にはどんな思いを込めていますか。
このアルバム制作していて、これだけ尊敬してる人に、こんなことまで言わせちゃうんだとか、不甲斐なさ、情けなさみたいなところ…〈浅い息 繰り返すように 持て余したほろ苦い思い〉っていう歌詞にもありますけど、でもこれをスタートラインとして、また新たな場所に行きたいなと思って。やっぱりどうしても音楽が好きなんだなという思いを綴った1曲になりました。
大事なのは、自分が本当に自信を持って良い音楽を出し続けていくことだと思っているので。学び続け、歌い続けたいなと思っています。
――全国ツアー『家入レオ TOUR 2026 -Log:31-』が9月12日(土)神奈川県 厚木市文化会館 大ホールから11月5日(木)LINE CUBE SHIBUYAまで(共にソールドアウト)行われます。どんなツアーにしたいですか。
これまでリリースしてきた楽曲も当たり前に大事な自分の一部なので、歌い方をアップデートしても、それを歌い続けていきますし、ただ、等身大の大人なトラックで、お届けできたらとも思っていて。リリースからファンの皆さんと育ててきた曲も、今の私の歌い方、31歳らしいリアレンジで楽しんでもらいたいな、と!
――来年は15周年を迎えますが、今思っている夢や展望があればお聞かせください。
音楽を続けていくことですね。もちろん節目なので、節目の場所でライブとか、いろいろ発表ができたらなと思っていますけど、大事なのは、自分が本当に自信を持って良い音楽を出し続けていくことだと思っているので。学び続け、歌い続けたいなと思っています。
取材・文=岡本貴之 撮影=菊池貴裕
リリース情報
2026年8月26日発売
『31』特集サイト: https://www.jvcmusic.co.jp/sf/leo_ieiri/
配信: https://jvcmusic.lnk.to/31_AL
【通常盤】 (CD)
VICL-66165 税抜¥3,182 / 税込¥3,500
[CD]
1. Overture (Log:31)
2. Echoes
3. We Could Be Something
4. Walk
5. Adieu
6. Rain Song
7. Remember
8. Too Late
9. Melt
10. Muse
12. Love In Me
【初回限定盤A】 (CD+Blu-ray)
VIZL-2545 税抜¥7,500 / 税込¥8,250
[CD]通常盤と同内容
[Blu-ray] TOUR2025 〜bulb〜 @LINE CUBE SHIBUYA
・Opening
・雨風空虹
・もし君を許せたら
・未完成
・恍惚
・Neon Nights
・love & hate
・Overflow
・パパの時計
・ラブレター
・君がくれた夏
・Silly
・祈りのメロディ
・Hello To The World
・Bless You
・Shine
・純情
・Pain
・Mirror feat.斎藤宏介
・サブリナ
・Documentary Film (TOUR2025 〜bulb〜)
【初回限定盤B】 (CD+Photobook)
VIZL-2546 税抜¥5,000 / 税込¥5,500
[CD] 通常盤と同内容+Photobook
【VICTOR ONLINE STORE限定セット】
AL「31」各形態と、収録曲のリリックがデザインされた「レザーチャーム」のセットをVICTOR
ONLINE STOREにて数量限定販売。形態別のカラー、デザインとなります。無くなり次第終了となり
ますので早めにご予約下さい。
通常盤+レザーチャーム-Overture (Log:31)- 税抜¥4,782 / 税込¥5,260
初回限定盤A+レザーチャーム-Walk- 税抜¥9,100 / 税込¥10,010
初回限定盤B+レザーチャーム-Echoes- 税抜¥6,600 / 税込¥7,260
全形態+レザーチャーム3種セット 税抜¥20,482 / 税込¥22,530
ライブ情報
9月12日(土) [神奈川] 厚木市文化会館 大ホール ※SOLD OUT
9月22日(火・祝)[静岡] 静岡市清水文化会館マリナート大ホール
9月26日(土) [福岡] 福岡市民ホール 大ホール
9月27日(日) [兵庫] 神戸国際会館 こくさいホール
10月4日(日) [香川] レクザムホール 小ホール
10月10日(土) [宮城] 電力ホール
10月12日(月・祝) [北海道] 共済ホール
10月16日(金) [愛知] 岡谷鋼機名古屋公会堂大ホール
10月17日(土) [広島] 広島JMSアステールプラザ 大ホール
10月25日(日) [京都] 文化パルク城陽 プラムホール
11月5日(木) [東京] LINE CUBE SHIBUYA ※SOLD OUT
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[LEPYシート] ¥13,500(税込)※SOLD OUT
※「LEPYシート」は前方確約、特典付きのお席となります。
※会場により「LEPYシート」と「指定席」の境目は変動がございます。予めご了承ください。
※3歳以下入場不可 / 4歳以上