「伝説の日にする」PEOPLE 1・Deu × jo0jiが語った、互いの音楽と初対バンへの闘志『SOUND CONNECTION -Infinity Echoes-』特別対談
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2026年10月26日(月)、兵庫・神戸国際会館こくさいホールで開催される『SOUND CONNECTION -Infinity Echoes-』にて、PEOPLE 1とjo0jiの初の対バンライブが実現する。SPICEでは同公演の開催を記念して、PEOPLE 1のDeuとjo0jiによる対談をセッティング。お互いの楽曲や音楽観について語り合ってもらった。『SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2025 30th ANNIVERSARY』で行われた忌野清志郎のトリビュート企画「SWEET LOVER SOULS」での初共演以来、実は様々な音楽の現場で度々顔を合わせていたという2人の会話は、終始和やかな空気の中で進んだ。初の対バンでどんな化学反応を生むのか、当日を楽しみに待ちたい。
PEOPLE 1の“歪さ”とjo0jiのポップス。互いの音楽に感じる魅力
jo0ji:お久しぶりです。
Deu:お久しぶりですね。今日はよろしくお願いします。
jo0ji:よろしくお願いします! この前、なとりの武道館公演でお会いしましたよね。
Deu:そうだね。客席で偶然会って、ちょっと喋って。
jo0ji:あれ、いつでしたっけ?
Deu:1ヶ月ちょいくらい前? じゃあそんなに久しぶりじゃない気がするけど……(スケジュールを確認しながら)……違った、今年の2月でした(笑)。
jo0ji:えっ、そんな前でしたか! でも、そのあとも、ちょくちょく会ってる気が……。何かしらの現場で。
Deu:そうだよね。いろんなところで偶然会っては、たわいもない話ってやつを(笑)。
jo0ji:僕がこの前リリースした「I-BULL」っていう曲は、いつもPEOPLE 1でアレンジャーとかベースのサポートで入ってるHajime Taguchiさんと一緒にやってるので。そういう共通点もあります。初めましては、確か、1年前の『ラブシャ』(『SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2025 30th ANNIVERSARY』)でしたよね?
Deu:そう。もしかしたらその前にどこかですれ違ったりはしてたかもしれないけど、ちゃんと喋ったのは、その時が初めてだったと思う。
――忌野清志郎の楽曲を歌うトリビュート企画『SWEET LOVER SOULS』に、Deuさんもjo0jiさんも出演していました。
jo0ji:その日DeuさんはPEOPLE 1でも出演してたんですけど、PEOPLE 1のライブの少しあとにトリビュート企画が始まるっていうタイムテーブルだったんですよ。
Deu:そう。俺はPEOPLE 1のライブが終わったらすぐ、トリビュートへ向かうっていう。
jo0ji:俺は準備とかあったから、PEOPLE 1のライブを観られなくて。でも俺、礼賛との対バンに行きましたよ? 代官山UNITでやってたやつ。
Deu:えっ、そうなの?
jo0ji:そうです、普通に観に行きました。
Deu:あの日、詩羽ちゃんとかもフロアにいたらしい。
jo0ji:あっ、マジですか! いろんな人がいたんだ(笑)。その日も含め、PEOPLE 1のライブは、フェスとか対バンで何回か観てますね。僕が思うPEOPLE 1の魅力は……なんて言ったらいいんでしょう……カオスな感じというか。
Deu:ははは! 合ってる、合ってる。
jo0ji:自分はちょっと歪でかわいいものが好きなんですけど、まさしくPEOPLE 1の音楽には歪な瞬間があったりして。同時にポップでもあり、その歪さこそが愛おしいって気持ちになる音楽だし、存在だなと思っております。そこがすごく好きです。
Deu:ワンマンもぜひいらっしゃい。今度、東京でライブやるから、もしその時に東京にいれば。
jo0ji:ありがとうございます、行きます!
Deu:来れたら来てください。東京に住んでるんだったらね、余裕で誘うんだけど。
jo0ji:いや、全然いつでも行きます。PEOPLE 1のライブに合わせて東京に来ます(笑)。
Deu:俺は、jo0jiのライブはまだ観たことがなくて。でも、曲は聴いてました。「≒」って曲で知って。確か、YouTubeかTikTokで流れてきたんだと思うけど。
jo0ji:ありがとうございます。じゃあもう、Deuさんは古参なんですね(笑)。事務所に入って初めて出したEPの曲なので。
Deu:あの曲、めっちゃ好きです。ピアノもカッコいいしね。jo0jiは本当に、俺にない部分を持ってる人って感じがしていて。一人でやって、シンプルにカッコよくて、みたいな。俺みたいなゴテゴテ系の……もちろんクリエイティブはある程度しっかりしてるけど、オプションをいっぱい付けてるようなタイプというよりかは、そもそものスタートは一人で、そこからいろんな人をて巻き込んでいくっていうスタイル。だから、結構逆ですよね。俺も、そういうの、やりたいなって思う(笑)。
jo0ji:嬉しい(笑)。俺は「常夜燈」でPEOPLE 1を知ったんですよ。あの曲は、何歳くらい頃に聴いてたんだっけな……。
Deu:リリースは6年前。
jo0ji:じゃあ、20歳の頃か。あの曲を聴くとノスタルジーに浸れるので、すごく好きなんですけど。
Deu:「常夜燈」は、jo0jiが歌っても似合うだろうね。
jo0ji:当時、結構カラオケで歌ってましたね。
Deu:マジで?
jo0ji:今も普通に歌います。あの曲、こぶしとしゃくりがあるので、加点めっちゃ入ります(笑)。
Deu:この世界には~♪ って?(こぶしを入れながら歌唱)
jo0ji:そうそう! 他にも好きな曲、いっぱいありますよ。ベタなところで言うと、「DOGLAND」とか。『チェンソーマン』のエンディングテーマとして放送された時、告知があんまりなかったじゃないですか。
Deu:そうそう。事前に言わずにいきなり放送っていう。
jo0ji:だから放送を観ながら「うわっ、来た!」「めっちゃいい曲!」って、スゲー食らいました。「DOGLAND」に関しては、特に思い出がありますね。
Deu:嬉しい。俺、jo0jiのタイアップ曲の戦い方がすごく好きなんですよ。「よあけのうた」とか、「I-BULL」もそうだけど。というか『呪術廻戦』や『BLEACH』に対してどんな曲を書くんだろうって気になってた。言うて、そういう感じの人ではないじゃないですか。
jo0ji:そうですね。
Deu:だから「どうやるんだろう?」と思いながら見てたけど、めちゃくちゃ派手だし、すごくいいなと思って。戦ってる感じが好きというか。
jo0ji:あざす!
Deu:曲に苦労が滲み出てるというか。メロディーの作り方も、「あー、こっちに行くのね? まだ行くの!?」みたいな。ポップスを作るのって難しいじゃん?
jo0ji:難しいです。
Deu:そこで戦う理由も本来ないというか。「いい曲を作りたい」という気持ちがあるから音楽をやってるわけで、それがポップかどうかという戦いって、別にやらなくてもいいんですよ。でも逆に言うと、ピュアな自分……ただリスナーだった頃の自分は、そういう曲でテンションが上がったりするから。
jo0ji:分かります。
Deu:同じ立場だからこそ分かるんだけど、やらなくてもいい戦いだと分かった上で、戦ってるのが好き。
jo0ji:ありがとうございます。俺も、ポップスをずっと聴いて育ってきたので。それこそ童心というか、一番深いところにはポップスがあると思うから。
Deu:そうなんだよね。
jo0ji:だからタイアップの時は、幼心を呼び覚ます感じというか。
Deu:アニソンって、スカさないからね。世代的にはどの辺を通ってきたの?
jo0ji:一番好きだったのは、小学校低学年の時に観ていた『イナズマイレブン』の曲です。『プリキュア』の曲とかもめっちゃ歌ってました。あとは、『仮面ライダー』とか『おジャ魔女どれみ』とか。
――Deuさんがどの辺りを通ってきたのかも知りたいです。
Deu:俺は言いません、恥ずかしいので(笑)。
jo0ji:(笑)。曲の取っ掛かりをどう作ろうかと、いつも考えてるんですけど、PEOPLE 1の曲をマジで参考にしてて。
Deu:そうなんだ。
jo0ji:突然、突飛な音がバーンって来たりするじゃないですか。そういうのとか、取っ掛かりをどう作るかという面で、めちゃくちゃ参考にしてます。
Deu:ああいうのは面白いよね。
jo0ji:そうですね。PEOPLE 1の曲は、ハッとする瞬間がめっちゃあるんですよ。あと、他のバンドの曲と比べて、無音の時間が長い気がするんですよ。
Deu:「常夜燈」とか特にね。
jo0ji:怖くなりそうなくらい、けっこうギリギリまで無音にしてる気がしてて。それがすごくハッとするし、結構真似してます。
Deu:無音って、一番派手な音じゃない?
jo0ji:……名言いただきました。
Deu:(笑)。でも、本質的に言うとそうじゃない?
jo0ji:そうですよね。いつも一緒にアレンジをやってる子からも、俺が無音を作ったりすると、「もしかしたら音楽って、無音を聴いてるのかもしれない」って言ってきて。
Deu:マジでそうだと思う。曲にもよるけど、上質な無音ってあるよね。リズムが残ってる状態で音だけがなくなるっていう無音が普通じゃない? そもそも曲自体のグルーヴがある程度見えづらい状態で、3拍くらい突然音がなくなるから、怖いって感覚になるんだと思う。
jo0ji:なるほど! めっちゃ勉強になります。
初対バンは真っ向勝負の“バトルスタイル”に
――10月26日に開催される『SOUND CONNECTION -Infinity Echoes-』で、2組の初の対バンが実現します。今回のオファーを受けた時、どう思いましたか?
jo0ji:いやー、「俺でいいんでしょうか?」っていう感じで。すごく嬉しかったです。
Deu:うちも、ぜひ引き受けたいなと思いました。
――お互いのライブを観られる機会でもありますよね。
jo0ji:PEOPLE 1ってボーカルが2人いるから、いいなあと思ってたんですよ(笑)。
Deu:楽だよ~(笑)。「DOGLAND」とか俺のボーカルの印象が強いかもしれないけど、サビは歌ってないし、ライブではほとんど(両手を広げながら)こうやってアジテートしてるだけだから(笑)。
jo0ji:その様子もしっかり見たいし(笑)、PEOPLE 1は道具とかもカッコいいなと思ってて。メガホンを持って歌ったりとか。そこらへんとか、盗めるところは全部盗もうかなという気持ちで観ようかなと思って。
Deu:jo0jiにも合いそうだよね。肩にかけるタイプのやつがあるんだけど。
jo0ji:肩にかけるタイプ? バスガイドとかが持ってるやつですか……?
Deu:そうそう。あれで歌ってる人、あんまり見ないからいいかもしれない。俺はまだjo0jiのライブを観たことがないし、ワンマンを観ることで初めてそのアーティストをちゃんと理解できると思ってるから、普通にワンマンが観たいって気持ちもあるんですけど。
jo0ji:いつでも来てください。
Deu:ただ、対バンは対バンの戦い方があると思うので。この日はそこをしっかり見たいですね。
――PEOPLE 1の対バンの戦い方は?
Deu:PEOPLE 1のワンマンは、演出もあって、セット組んで、映像も入れて、って感じなので。例えば、俺が朗読とかをする物語形式のライブをやったこともありました。最後に分岐があって、お客さんのリアクションによって終わり方が変わるっていう。
jo0ji:すごい!
Deu:ワンマンではそういう変なことをやってるけど、対バンはもうちょっとバンドっぽいというか。バトルスタイルみたいな。対バン相手によってセトリも毎回変えるんで。
jo0ji:PEOPLE 1の曲はレンジが広いですからね。
Deu:そう。だから今回の場合は、こういう感じのセトリを組んでjo0jiを潰そう、みたいな(笑)。
jo0ji:あははは!
Deu:相手にあるものとないものを考えて、ちゃんと潰そうと思いながらセトリを考えるから。
jo0ji:どんなセトリで来るのか楽しみです。でも、潰されないようにしないと(笑)。俺もPEOPLE 1のガードが空いているところを狙いに行こうかな(笑)。PEOPLE 1にあってjo0jiにないものがあるように、jo0jiにあってPEOPLE 1にないものもきっとあると思うので、そういうところをしっかり見せられるライブにできたらと思います。あと、当日やろうとしてることがあるんですけど……いや、でもこれは内緒にしてた方が面白いかも。
Deu:そうなんだ。なんだろう? 楽しみだな。
――会場は神戸国際会館こくさいホールですが、神戸に馴染みはありますか?
jo0ji:俺は地元が鳥取なんで、神戸は近くて。友達も住んでるので、ちょくちょく行きます。あと、おそらく同じ会場にライブを観に行った思い出もありますね。5~6年前くらい。
Deu:へえー。僕はホールツアーで一度行ったくらいで。今回久々に行けるって感じです。だから神戸の話はあまりできないんですけど、鳥取は好きなんですよ。カニが美味いから。前に食べたカニが、人生1位ってくらい美味しくて。
jo0ji:カニは確かに美味いですね。漁港で働いていたので、カニは仕入れていました。言ってもらえれば送ります(笑)。
Deu:ありがとう(笑)。この前も、実は鳥取に行ったんですよ。
jo0ji:えっ? どこに行ったんですか?
Deu:鳥取砂丘に行きました。ある映像の撮影で、鳥取と岡山でロケをしたんですよ。鳥取で飯を食いたいねってなったんだけど、結局上手いことお店を見つけられず、普通にラーメン屋に行って(笑)。
jo0ji:言ってくれればよかったのに! 次来る時は、ぜひ言ってください!
Deu:案内お願いします(笑)。
――では最後に、ライブへの意気込みを聞かせてください。
jo0ji:自分は、音楽を始める前から、PEOPLE 1を好きで聴いてたので。そんなバンドと対バンできるってことで、「すごく光栄だな」という気持ちと「かましてやろう」という気持ちがあります。いつにもまして、肩ぶん回してるって感じです。初めましての方もきっとたくさんいると思いますが、伝説の日にするべく頑張りますので、ぜひお越しください。
Deu:そもそも、なぜPEOPLE 1とjo0jiの対バンを組もうと思ったのか……。ベン図の重なる部分が小さそうというか、どういう人が来てくれてるのか全くわからないし、どちらか一方のライブだけ観たことがあるって人が多そうだなと想像してます。きっと、PEOPLE 1しか観たことない人はjo0jiのライブにビックリするだろうし、jo0jiのライブしか観たことない人はPEOPLE 1のライブにビックリするんじゃないかと。お楽しみいただければと思います。
取材・文=蜂須賀ちなみ 撮影=高田梓
イベント情報
一般発売
9月26日(土)10:00~ 受付スタート