Wakana、フローレンスと再び紡ぐ“揺るぎない光” 『メメントモリ』新ラメント「Unbreakable Light」と歌声が届ける物語

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Wakana

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スマートフォン・PC向けRPG『メメントモリ』の新ラメント(キャラクター専用曲)「Unbreakable Light」で、聖女の騎士・フローレンスの新たな物語を歌うWakana。前作「Flag」から続く物語のなかで、彼女が受け取ったのは、弱さを抱えながらも“共に生きていく”ことを選ぶ、揺るぎない決意だった。

SPICEではWakanaにメールインタビューを実施。オーケストラとともに描かれる壮大な楽曲世界、キャラクターの人生を歌うことの喜び、そして歌声が持つ無限の可能性について聞いた。さらに、12月23日(水)に浜離宮朝日ホールで開催される『Wakana Classics 2026』についても取材。7回目を迎える特別なクラシックコンサートで、Wakanaはどのような冬の一夜を届けるのか。


――前作「Flag」に続き、『メメントモリ』のラメントに再び参加されることになりました。今回のお話を受けたときのお気持ちと、あらためて『メメントモリ』の作品世界で歌うことへの思いをお聞かせください。 
 
「Flag」と出逢ってから、自分の中で歌うことや表現することへの想いがより一層強くなり、この曲は私にとってとても特別な楽曲となりました。そんな想いもあり、再び『メメントモリ』に関われること、そしてフローレンスの新しいラメントを歌えることに、心から幸せを感じています。お話を聞いたときは嬉しくて叫んでしまいました(笑)。 
 
――「Unbreakable Light」を初めて聴かれたとき、メロディ、サウンド、歌詞からどのような情景や感情を受け取られましたか。特に心に残ったフレーズやパートがあれば、その理由とともに教えてください。 

今作「Unbreakable Light」は、前作よりも、より重たさというか、更に力強く、揺るぎない想いを感じました。 オーケストラの演奏の迫力が凄まじく、こんなにも豪華な演奏と共に歌えることに震えましたし、1コーラスの中で描かれる世界観の壮大さにも圧倒され、これを私の歌でどう表現すべきか、どう歌おうか、それを考えるだけで胸が高鳴りました。

ぽつりぽつりと心の内を静かに紡ぐAメロから始まり、Bメロの「重ねた鼓動の音 命を感じた」というフレーズが好きです。特に二番の「目覚めた時隣に 僕がいられたら」という歌詞がお気に入りですね。そして、”共に生きていく”という確固たる誓いを叫ぶサビに繋がっていくところが、今回の新たなフローレンスの物語なのだなと感じました。 
 
――「Unbreakable Light」は、過去の過ちを背負い、自身の弱さと向き合う聖女の騎士・フローレンスのためのラメントです。彼女の物語や感情のなかで、Wakanaさんが特に大切に受け取った部分はどこでしょうか。また、それを歌声ではどのように表現されましたか。 
 
「Flag」では、フローレンスの後悔や自身の弱さへの執着を感じるところが多く、「いつかまた会えるから」という、少し身を引いているような歌詞が印象的でした。ですが、「Unbreakable Light」では、フローレンスが自身のその弱さを捨て、前を向き始めたのではないかと思うのです。サビの「離れないでいて」という歌詞には、恐れながらも弱さと向き合っていく彼女の想いを感じ、大切に歌いました。 
 
――ラメントは、楽曲そのものがキャラクターの心情や生き方に深く結び付いています。ご自身名義の作品を歌われるときとは異なる、“キャラクターの人生を歌う”ことならではの面白さや難しさを、あらためてどのように感じられましたか。 
 
その曲の持つ想いを歌い伝えることは、私にとってすごく自然なことであり、すごく面白いことだとも思っています。いつもメロディが運んでくれる想いがあって、そこに自分の呼吸を委ねることで、私の中の”歌声”という人格が現れる……。そんな感じでしょうか。その曲が持つエネルギーを私なりに解釈したものが歌声となり、そして誰かに届けられるということが、歌うことの面白さであり、素晴らしさだと思います。 
 
――Kalafinaとしての活動を含め、Wakanaさんは長年、物語性のある音楽を歌われてきました。今回、フローレンスという一人のキャラクターの物語を歌うなかで、あらためて感じた「歌声が物語を届ける力」はありますか。 
 
私自身がいつも、歌うことでその物語を紡いでいると思っているのですが、歌声だからこそ届けられるものはきっとあると思います。「声」が持つ力は無限にあり、十人十色、様々な表現の可能性が眠っています。 

だからこそ、その曲から受け取る印象や表情が大切で、どう歌おうか、どう表現しようかと、いつも心からワクワクするのです。自分自身もその曲と共に成長していくことで、最初の印象とは違った歌に変わって行くことも、「声」の持つ力の一つだと思います。 
 
――ライブについてもお伺いします。12月23日には、浜離宮朝日ホールで『Wakana Classics 2026』の開催が決定しています。今年の「Wakana Classics」は、Wakanaさんにとってどのような時間にしたいと考えていらっしゃいますか? 会場で届けたい音楽や空気感について、現時点でお話しできる範囲で教えてください。

毎年、このコンサートで一年を締めくくらせていただいていますが、気付けば今年で7回目の開催となります。それぞれの年で、私の一年間の想いを目一杯詰め込んだものを作っているのですが、今年も新しい挑戦をしたいと思っています。

このコンサートの原点でもあるAnime Classicはもちろん、私の原点でもある歌曲や、ミュージカルソングなども聴いていただきたいですし、ソロで発表してきたオリジナル楽曲もたくさんご用意したいです。やりたいことがたくさんありすぎて、実は春あたりからずっと考えています(笑)。それくらい、このコンサートは私にとって特別なんです。 
 
――音楽監督・ピアノのSinさん、ヴァイオリンの柳原有弥さん、チェロの結城貴弘さんとの編成で届けられる今回の公演では、生楽器の響きとWakanaさんの歌声がどのように重なっていきそうでしょうか。「Wakana Classics」ならではの聴きどころを教えてください。 
 
私は生楽器の響きが大好きで、特にピアノと弦が混ざり合う響きがとても好きなのですが、そこに歌声が入ることで見せられる表現があり、高まる感情があります。ミュージシャンの皆と全員でひとつひとつ丁寧に作り上げ、その音が会場全体を包み込むように響いて行き、客席の皆さんと一体になるその瞬間が、このクラシックコンサートの醍醐味だと思います。

楽器ひとつひとつの音を楽しんでいただくのはもちろん、呼吸の音、衣服が擦れる音さえも、このコンサートを演出する大切な瞬間になります。是非、クリスマス前の冬の一夜に、ひと味違ったWakanaの音楽を、聴きに来ていただきたいです。 
 
――MVやゲームを通して「Unbreakable Light」に出会う方、そしてWakanaさんをきっかけに『メメントモリ』に触れる方へ、メッセージをお願いします。 
 
今回、「Flag」に引き続きフローレンスの新しい楽曲「Unbreakable Light」を歌わせていただき、心から嬉しく思っています。ラメントは各キャラクターに一曲ずつ存在していますので、『メメントモリ』で出会った方も、この楽曲から出会った方も、是非たくさんのラメントの内の一つとして、今回の新曲をじっくりと聴いていただきたいです。願わくば、コンサート会場であなたに直接歌を届けられますように。是非、お待ちしております。

インタビュー・文=加東岳史

ライブ情報

『Wakana Classics 2026 』

【日程】12月23日(水)
【会場】浜離宮朝日ホール(音楽ホール)
【】全席指定:9500円
【出演】Vocal:Wakana
    音楽監督・Piano:Sin(橋本しん)
    Violin:柳原有弥
    Cello:結城貴弘
    
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